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紙の本
やっぱりあいつらを許せない
2020/08/27 22:14
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この物語は、グリコ森永事件がベースになっている(作品の中ではギン萬事件に変えている)。遠い昔の事件で、事件が起こったころは加齢臭が漂い始めている私ですら学生だった。筆者は「モデルにしたグリコ・森永事件の発生日時、場所、犯人グループの脅迫・挑戦状の内容、その後の事件報道について、極力史実通りに再現しました」と言っているように、もしかするとこの作品に近いことが起こったかもしれないと思えてくる。まあ、やくざがそんなに口が堅いこともないだろうから悪事は露見していたと思うが。3人使われている子供の声、このことはこの事件の犯人たちが警察を翻弄した愉快犯ではなく、この子供たちを事件に巻き込み、未来に暗い影を落としたとんでもない犯罪であったことを改めて考えさせられた。もう一度、NHKの検証番組を見返さなければ。
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よく取材された物語
2019/10/06 11:14
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投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時を同じくしてグリコ森永事件の証言をまとめた書籍を読んでいたのであるが、捜査員や企業の動きが現実の経緯と寸分たがわぬようなイメージで描かれている。企業名もなんとなく、寄せて描かれているので、構図が実にわかりやすい。そこにフィクションの登場人物たちの人生の歯車が絡み合っていく。もう本当にどこまでがフィクションでどこからがノンフィクションなのか分からなくなりそうな境界線上を進行しながら物語はクローズしていく。骨太の作品に感動した。是非映画版は劇場で観賞したいと思う。
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映画化されるのですね
2019/08/12 16:05
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
事件についてや、多くの推論は知っているので、どういう落としどころになるのかは興味がある。
映画を見てから読むか読んでから見るべきか、それを迷うことも含めて楽しみな小説だ。
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名作です
2019/08/10 07:10
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投稿者:エヌ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「グリコ森永事件」の脅迫テープが自分の声だったら…
冒頭から、物語に引き込まれ、フィクションでありながら、
ノンフィクションのような感覚に陥ります。
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ドラマティックな読書体験
2019/08/06 18:56
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投稿者:みよし - この投稿者のレビュー一覧を見る
当時日本を震撼させた「グリコ森永事件」を題材に、この事件の真相を追うフィクション。フィクションと分かっていながらも、一つ一つ事実が明らかになる過程に鳥肌が立つ。「虚無」の中に「希望」が書かれていて、読後は爽やかである。
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見えない被害者
2019/07/18 11:18
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一定の年齢以上の方には、言わずと知れた事件を下敷きににされていますが、自分の「声」を見つけたテーラーや、その伯父も一般的な被害者ではないけれど、やはり被害者なのでは?と思わせられました。
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圧倒的なリアリティで真実を捉えた傑作です!
2019/06/24 12:23
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、山田風太郎賞、本屋大賞等、各種の賞を受けた塩田武士氏の傑作です。ある日、自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、そこには幼い頃の自分の声が録音されてしました。そして、もっと驚くべきことに、その声は日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と同じものでした。一体、どういうことなのでしょうか。圧倒的なリアリティで真実を捉えた塩田氏の大傑作です。