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わたしのベスト3 作家が選ぶ名著名作 みんなのレビュー
- 毎日新聞出版 (編), 和田誠 (イラスト)
- 税込価格:2,200円(20pt)
- 出版社:毎日新聞出版
- 発売日:2020/02/22
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紙の本
何冊も読みたくなる本を発見した
2020/11/27 23:13
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
児玉清氏の選んだシュテファン・ツヴァイクの本、そして中江有里氏が選んだ児玉清の本、川上弘美氏が選んだ江國香織の本、阿川佐和子氏が選んだ阿川弘之の本となかなか興味の湧いてくる読書ガイドでした
紙の本
和田誠さんの似顔絵がいっぱい
2020/07/15 15:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎日新聞には故丸谷才一氏が尽力した人気の書評欄があります。
その一角に「今週の本棚・この3冊」という囲み記事があって、この本はおよそ20年にわたるこのコーナーから選りすぐったものをまとめたものです。
100人以上の作家や著名人が一つのテーマ、それは一人の作家からの3冊でもいいし、テーマで選んだ3冊でもいいのですが、で「わたしのベスト3」を綴っています。
書評というよりブックガイドとしての色合いが強いですが、さすがにここで紹介されている人たちは限られた文字数の中で読ませる技術に長けていて、読んでみたいと思う本がきっと出てくると思います。
そして、このコーナーの人気が高かったのにはもうひとつ仕掛けがあって、それが和田誠さんの似顔絵です。
人気タレント「タモリ」をテーマに3冊を書いた樋口毅宏さんはこの欄の執筆を引き受けるに際して「憧れの和田誠さんに自分の顔を描いてもらえると知り、人生最大のチャンスとばかり」に引き受けたとあります。
それは樋口さんでなく、多くの執筆者もそうだったのではないでしょうか。
和田さんの似顔絵を見ているだけで、楽しくなります。
そんな和田さんの3冊を丸谷才一さんと三谷幸喜さんが選んでいます。
二人が選んだのはそれぞれ別なものですから、和田さんの本が6冊も選ばれたことになります。
丸谷さんも和田さんも今はもういなくなって寂しいですが、きっと天国で楽しく本の話でもしているのでしょうか。
紙の本
これで最後かな。「この3冊」
2023/05/14 22:47
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎日新聞の書評欄に「今週の本棚・この3冊」という欄があり、作家を始め有名人やその道の専門家などがお題に沿って本を3冊選ぶというものらしい(私は毎日新聞を購読していないので、実際の書評欄を見たことがないのです。すみません)。
毎日新聞の書評欄が丸谷才一によってかなり充実したものとなったのがもうずいぶん前の話で、その時からこの「この3冊」という欄も出来たということだから、長く続いている書評なわけだ。なので、どんな評者がどんなテーマでどんな本を選んだのか、そこにどんな思いや批評があるのか、というのがこの一連の書評の面白い所なのだろう。すでに、『私の選んだ文庫ベスト3』や『本読みの達人が選んだ「この3冊」』といった形で単行本化もされている。
今回は2001年6月から2016年6月に掲載されたもので、そのタイトルのとおり多くの作家がそれぞれのテーマに沿って選んだ名著名作について収められている。もっとも、作家と言っても小説家に限らず、選ばれた名著名作も小説に限らず詩やマンガ、果ては映画などまで、よくぞこんなに集めたものだと思えるくらいだ。
そして、特に手塚治虫、ガルシア・マルケス、松本清張、和田誠についてはそれぞれ2人の評者がその作品について書いているのが収められている。なぜこの4人だけ特別なのかよくわからないが、まあそれだけ語ることが多い作品をものにしている人たちであるには違いない。
もっとも、和田誠については特に特別なのかもしれない。この書評シリーズの挿絵をずっと描き続けてきたのが和田誠だったのだから、末尾を飾るにふさわしい選択ということか。
過去の単行本化の際の装丁も含めて、個人的にはそれぞれの書評を楽しみながら、実は和田誠の絵を一番楽しんでいたのだったが、この本ではその楽しみの幾分を失ってしまった。収められている絵はすべて和田誠のものなのだがすべて過去のものであり、本の装丁が和田誠でなく南伸坊によってなされている。そう、この本は和田誠が亡くなってから刊行されたものだったのだ。
多くのところで語られているようにこの「この3冊」の書評シリーズは丸谷才一の趣意に沿ってなされ、和田誠の絵が添えられているところが一番面白いところだったのだが、この本ではもう楽しむことができなくなってしまったのだ。
最後に収められている丸谷才一が選んだ「和田誠の3冊」(2001年4月1日付けのもの)が、とても寂しさを感じさせる。
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