紙の本
好みではない
2022/08/26 14:22
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投稿者:りんり - この投稿者のレビュー一覧を見る
申し訳ないくらい内容が合わなかった。どこまでも凪いだ、だだっ広い海にさまよっているような印象。
空気感や文章の表現は素敵なところがいくつもあったが、とにかく、個人的には退屈にしか感じられなかった。ひたすら同じような海の描写が続くのが苦痛で読むのに苦労した。主人公のお爺さんの気持ちにいまいち感情移入出来なかったからかもしれない。読み返すことは無いです。
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初めて読んだのは、中学生の時。父に「これ面白いから読んでみな」と借りた。
中学生には理解出来ないだろ!と思ったし、今でもそう思う。実際、読んだ感想は「おじいちゃん可哀想だな」くらいのものだった。
そんな私も歳を取り、かなり久しぶりに読んだのだが。
老人の精神力にまず驚いた。
巨大なカジキとの死闘。何度も心が折れそうになったが、その度に自分を鼓舞し、決して屈しないと言うその強さ。
だが…その後、カジキは呆気なくサメに食べられてしまい、私はそこでとんでもない虚無感と無情さを感じた。
せめて、ラストで老人が見るライオンの夢が、穏やかなものであることを願う。
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初めて読んだのは10代の頃。その時はたいして心を動かされることもなかったのだけど、今回は泣けるほど心動かされた。自分を鼓舞し続け、決して諦めず、起きたことを事実のまま受け入れ、悲劇に逃げ込まない。そして海と海に生きるもの達への深い愛情。老人の精神の力強さは、長い年月、海によって育まれたのだと思うと、歳を重ねるのも悪くないと思える。
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老人とは思えない集中力と、執念で一人で大物中の大物を釣り上げる話。
釣り上げたあとはどんどん減ってしまって、ここまでの苦労とか悲しくなりましたが、村に着いたあとちゃんとこれだけの大物を釣ったという事実は残ってて救われました。
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表現が簡潔な分、老人の孤独さを感じた。
そして1人で戦ったからこそカジキを捕まえることができたのだと思う。
最初はあの子が居てくれたら、、、と弱音を吐いているけど、漁が進むにつれてだんだん精神が強くなっていく感じがする。
結果だけを見れば残念かもしれないけど、残骸の大きさでどれくらいの獲物だったか把握できるだろうし、誰しもがどれほど大変だったか想像し、感嘆してしまうと思う。
「運なんてくそくらえだよ。」という少年の言葉が好き。
結果が全てじゃない。
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読んでいて感じたのは人生だった。
かつてはブイブイ言わせていた人が歳をとり
老人になっても海へ出て漁をする。
不漁が続いてようやく大物を釣り上げるが
港に戻るまでにサメに食い荒らされてしまう。
何かうまくいっても
別の何かに取り変わってしまう。
けど、どんな波があっても、どんな牙を立てられようと
自分の芯は老いても変わらない。
老人と海の物語が人生そのものだと感じる。
良いことも悪いこともどうしようもないことも起こる。
そんなことを淡々と考えれる小説でした。
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海に一人で出た老人の孤独感が伝わってくる。
カジキとの死闘を繰り広げた後の展開にも心を動かされた。作品に入り込み、読み終わった後こみ上げてくるものがあり動けなくなってしまった。それくらい魅力的な作品だと思う。
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令和2年9月24日読了。
私は周りからどう思われているのか常に気にしてしまいますが、この本を読んで1人だけでも自分の理解者が居れば気にする事はない、という事を学べました。
どれだけバカにされようと、1人でも応援してくれる人が居るならその人の為にも頑張ろうと思いました。
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短めで文章が分かりやすく、読みやすい作品だった。
老人は海の上でずっと孤独だがどのようなことがあってもめげることなくやり遂げていて少し見習わなければと思った。
しかしやはり僕は老人思いで優しい男の子が1番好きだ。
それにしても運とはなんだろうか、、
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複雑な心情描写はなく、淡々とした行動とその行動原理と海の優しさと厳しさだけが描かれる。
人生に意味なんてなくて、ただ生きるのみであるということ。
自分で自分を救うことはできないけど、少しだけ誰かを救うことだけはできるかもしれない。
悩んだ末に突飛な発想や行動に出る人物の物語が好きなので私にはハマらなかった。
良くも悪くもリアリズムを感じた。
著者の肖像、思ったよりゴリゴリだなあ、、
訳は福田恒存さんのものを読みました。
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老人とカジキ、それぞれの矜持。ギリギリの闘いの中、次第に相手に対する敬意を持つ。小さくて、壮大。
おじいさんと、再び漁に出られる未来を夢に見る。
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老人は漁師として、男としての誇りをかけて大物を釣り上げる。釣り上げたカジキは老人のプライドそのものだと思う。それが一口また一口と食いちぎられていく様子は見るに堪えなかった。
これだけでも辛かったのに、港に戻ってから老人は漁師仲間から称賛されることになる。サメに食い荒らされ、骨と尾ひれだけになったカジキの姿を見てだ。
これほど残酷なことが他にあるか?
ズタズタになったプライドを他人から称賛された時の老人の心境、老人の凄さを伝えることができず、誰にも理解してもらえない少年の無念を思うといたたまれない。
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老人と海/ヘミングウェイ
困難を乗り越えようとする老人の言葉には、学ぶことがたくさんあった。
描写が実体験しているかのようにリアルで、圧倒される。海の匂いを感じながら、じっくり読んだ。
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海の描写がとてもリアルだと思ったら、解説を読んで納得。
漁師の老人が大魚とたたかう場面が手に汗握るものだっただけに、漁のあとの場面が胸が潰れそうになるほどしんどかった。自然の中で生きるというのは、本来こういうことなのかもしれない、とも。
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名作巡り2冊目
直向きに漁を行う老人が、持てる限りの知識と体力を振り絞り、大魚に挑むという内容。
なんとか大魚を釣り上げるも、ラストの儚さは漁のリアルを感じた。
また、ヘミングウェイ自身が釣り好きであったことから、海上での出来事が細かく描写されていて、イメージしやすかった。
ページ数が少なかったので、気軽に読めた。