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先に映画を観たが、1週間ほど引きずったので、小説も購入し、読了。
ラストの展開が分かっていても泣けてしまった。
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映画「ミッドナイトスワン」を観ました。
草なぎさんの演技、というか存在感がとにかく凄かった。
面白いというよりは心が苦しくなるような映画ですが、数日たっても映画の内容が頭の中にしみこんできます。
その後、小説があることを知って読んでみました。
この小説は監督が自ら書いたもの。
映画では描かれなかった部分も多くあり、読みながら映画のそれぞれのシーンが再び浮かんできます。
またしばらくは頭から離れなくなりそうです。
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映画を観ての読書です
読んでいて文章が映像的だった事もあり、ノベライズ本かとも思いましたが書き下ろしとあったので映像にしやすかった小説なのだと思いました
さて、出てくる人物が皆、孤独を抱えた社会的弱者ばかりで今の日本を写しているのだと思います
子供を産んだけど接し方がわからない元ヤンで母子家庭の母、トランスジェンダーで女性にもなりきれないが母になりたいと願った主人公、母に虐待される事で心を閉ざしたがバレエの才能を見出された少女
それぞれがそれぞれに良かれと思って行動するのですが時には空回りし、落ち込みつつ、それでも自分なりの行動を積み重ねる…
そう書くと虚しいようですが、でも自分ではなく他人の為に頑張る事はきっと何かを見出せるのかもしれないと思わせてくれる作品です
映画では草彅剛氏が凪沙役をしていましたが、本書の凪沙も決して華美に美しくなく、華やかでもない、ニューハーフと言ってもきっとこういう人が世の中にはたくさんいるのかもしれないと思わせるところが逆にリアリティがあると感じました
そして小説と映画のラストは違います
今作では幻想的に終わりますが、映画は少女の未来に希望を持って終わります
どちらもそれぞれの良いと思いました
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最初は最悪の出会いでしたが、回を重ねるごとに打ち解けていく描写にしっとりと温かみを感じました。
この流れでいくと、二人とも良いスタートを切ったのではと思っていたのですが、最後は・・・切ないなぁと思いました。映画の予告編を見る限り、なんとなく話の流れはこんな感じかなと思っていましたが、読み終わった後、しばらく放心状態になったくらい、衝撃な展開でした。
一人は「女」として生きることを目標に、一人はバレリーナになることを目標にお互いに生きづらさを感じながらも、懸命に生きている姿になんとも言えない複雑さがありました。
その人にしかわからない気持ちが、この作品には多くありました。その中で、一果の母もどちらかというと悪い母として描かれていますが、じっくり考えてみると、母自身にも環境や心境といった背景がそうさせた部分もあって、一概に否定は出来ないなと思いました。その他の登場人物も、様々な事情を抱えていて、「みんな生きている」感覚がありました。
人生どう転ぶかわからず、何かのために生きたり、何かのために働いたりと心のバランスを保ちながら、みんな生きています。その姿に自分としても励みになりましたし、温かみも感じました。また、周りと違うだけで差別されることのないような世の中が望めるよう願いたいです。
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映画を見てから、読んで良かったと思った。
それぞれの人生が、悲しい事と願いが叶った事があって良かった。
全てがハッピーエンドにはならなかったけど、その方が現実味があって良かった。
映画と本の両方で物語が良い意味で補われて、この作品が知れて良かったと思えた。
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映画を観てすぐにどうしようもなくて、
縋るように本を購入。
瑞貴のその後など、人物の心理描写がよりわかって良かった。
りんちゃんは映画では、嫉妬で個撮を勧めたのだと思っていたけど違っていたのか。
みんな好き。
映画は最後のシーンをつけてくれて嬉しかった。
もう一度見に行こう。
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きっと映画で、俳優さんの演技がすばらしいから話題になっているのでしょう。
これ、どういうつもりの話なんだろう。泣かせたいのかな。
冒涜とまでは言わないけど、マイノリティに対してのスタンスみたいなのが透けてみえて、なんだかモヤモヤとしました。
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映画を観てすぐに書店に走りゲットした作品。
映像では明文化されてなかった心情を細かく描写している。
愛とはなんなのか?深く考えさせられる。
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うーわー、これはきつい。
こんなラストは辛すぎる。希望があっただけに読んでいて辛かった。
実際はなかなか難しいけど、ジェンダー問題に対して偏見のない自分でありたいと思った。
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映画見る前に読んでおこうと思い読了。
愛することが自己犠牲になった途端に、いろんなものが破綻していく。ただただ悲しかった。それをありありと描いていて、これ映画観れないかもなぁと思った。あまりに残酷すぎて。
実花が言った「一果の気持ちを何よりもかき乱す凪沙は雑念そのものだろう。」があまりに辛辣すぎて、かなり胸に来た。間違いじゃない、間違いじゃないことが辛い。どこをどうしたら幸せな結末にたどり着くんだろう。いや、凪沙は幸せだったのかもしれない。そうであってほしい。
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先に映画をみたので、小説をよんでいても脳内で動くのは映画のキャスト。
小説に忠実なのね・・・って思ったら、小説の著者さんは映画監督さんでした。
とはいえ、映画には描き切れなかったこととか、
映画では草彅君の表情だけだったシーンの、こういう感情だったんだ・・・ってこととかが具体的にわかって、思っていたのと違ったりしたのがおもしろかったかも。
ニューハーフとして新宿で生きる凪紗に、虐待された中学生の一果がおしつけられるように来る。でも、お互い心を開こうとしない生活。
一果は,凪紗に内緒で始めたバレエ教室でめきめき才能を伸ばすが、そのためにやっていたバイトがバレて・・・。
でもそこから、凪紗は一果に対して向きあうようになり、一果はそんな凪紗に心を許していく。
でも、バレエにはとにかくお金がかかる。
そんな感じのお話です。
ニューハーフとして生きる・・それも老いていく現実とか、
手術をするかしないか・・とか、
バレエにお金かかるとか、
お金かけても才能がないと無理で、それをするために消費されていく女の子とか、
貧困とか、虐待とか、
もう、いろいろしんどい~~。
でも、面白かったです。
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映画を観てから読んだので、脳内再生がしやすかった。映画の中では省かれていた物語が読めて良かった。瑞貴が立ち直っていたこと、純也が理解してくれる人であったことが救い。
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あまり情報を入れず先に映画を観た後
切ないとか愛おしいとか辛いとか大変とか苦しいとか素晴らしいとかひとまず置いておきたい
自分の薄弱、無知、傲慢…全てを思い知らされる
凪沙の愛のお話
一回映画観ただけでわかった気になってる場合じゃないなって心底思ったから文庫買って一気読み
2時間の映像には入りきれてない間を紡ぐ情景と感情が見えたときの鳥肌
人生に救いなんか無いのかもしれない、けどきっと誰かが誰かを愛して生きているんだと思う
もう一回映画観に行こ…
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映画を観て余韻から抜け出せず、こちらを読んだ。
悲しく苦しく、美しい愛の話。
綺麗事だけではどうすることもできない、私には見えてない世界がまだまだあるんだと感じた。
私が知った気になっていることなんて、所詮この世界のほんの一部分にしかすぎないということを思い知った。
愛とは何か。
この作品には、簡単に言葉では言い表せられないほどの様々な愛が渦巻いている。
決して平坦な道ではない、それどころか、自分の人生を大きく変え、時には命さえも削ってしまうほどの選択をすること、それがどんなに大変なことなのか想像を絶する。
それでも、他の誰でもない、一果のためにただ母親になりたいと願った凪沙を思うと胸が締め付けられる。
娘を愛しているのに不器用な愛し方しかできない母親の愛もまた苦しく切ない愛だった。
本作品には、映画では描写されていなかった部分が描かれており、映画の登場人物の一瞬、一瞬の表情の本当の意味・気持ちが理解でき、またより一層この作品を深く感じることができる。
きっと映画を観ていなかったら、小説を読んだだけではこんなに気持ちが入ってしまうことはなかったかもしれない。読みながら、映像ではカットしてある部分すら、映画のままの凪沙や一果が鮮やかに脳内再生された。
映画を先に見て、是非こちらを読んでほしい。
そしてもう一度映画館に足を運んでほしい。
LGBTQを題材にした単なるお涙頂戴の脚本・小説と捉えるか、何か強く心に刺さって浸透していくものを感じとるか、賛否両論、観る人次第という作品だとは思う。
ただ私は、世界中で多くの人にこの作品が届いてほしいと願う。
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心に傷を持った人と人とが出会い、互いに影響を与え合いながら、不器用に、懸命に、生きていこうとする姿が描かれている物語。
劇場版も観てみたくなりました。