紙の本
いやぁ、面白い
2020/08/30 21:05
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投稿者:ぱんださん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今をトキメクお二人の対談だけあり、とても面白い。テーマはコロナ・パンデミックですが、それだけにとどまらない話題つきず、購入後すぐに一気に読んでしまいました。次の日、もう一回読んでみましたが、やっぱり面白かったです。
紙の本
深い蘊蓄を井戸端会議のように。
2020/08/26 17:22
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
脳科学者の中野信子と漫画家のヤマザキマリがイタリアと二本を比較しながら、パンデミックを通しての歴史と文化、政治を語り合う。
面白い内容。難しすぎず、軽くない。
紙の本
軽快で鋭い文明論
2021/01/24 18:37
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投稿者:nobita - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性二人からの文化論で軽快に読めた。公衆衛生は日本の方が優れているようである。実力がある政治家を選べる能力を備えていかないと日本はダメというのは最もである。マルクス・アウレリウス・アントニウスの自省録を政治家は読む必要がある。
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【ローマの道は感染症の道だった!】新型コロナの話題で意気投合した二人が緊急対談。各国の対策を見れば国民性がわかる。古代ローマから現代まで目からウロコの文明論。
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読後、女性ならでは、と思いかけて、いやそうじゃないだろうと反省。これが養老孟司と内田樹あたりの対談なら、男性ならでは、はもちろん、年配の人なんていうラベリングもしなかったことだろう。そういうのも偏見だよなぁ、と反省する。特にヤマザキマリさんの方は何冊か読んでいて好きなんだけど、それぞれが持ち味を出して、楽しませてくれたと思う。自分にはそおゆう語り口が期待されているんだ、と言っちゃうあたりも含めてね。
コロナだけではなく、現代社会を生きる人間として、いろいろ考えさせられる部分があったんじゃないだろうか。まぁトンデモな話も断ったうえで乗っけたりしてたし、それほど大上段に構えた本でもないんだけどね。
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頭のいい人たちの世間話。
第3波で感染爆発が起きてる今と対談時期との間では状況が異なるので、ズレ感はあるが、話題が多岐にわたるので、隙間時間にちょろっと読むのにちょうどよい。
コロナ禍で約1年友達と会えてない。わたしもバカ話がしたい。
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コロナ・ウィルス(COVID-19)をテーマに、オンライン対談による思索が展開されています。コロナ禍での国民性(生活習慣の違い)、文化人類学や感染学(アジア、モンゴロイド系のもつ特別抗体遺伝子の研究)、歴史学(ペストやスペイン風邪終息後の変化)など、地球レベルでの鬼気迫る白熱の討論に釘づけになります。日本人の世間体〝もし自分がコロナに感染し、ウィルスを撒き散らしていたことがご近所に知れ渡ったら、朝のゴミ出しもできなくなる、どうしよう・・・〟この体裁の戒律こそが、感染予防に有効なのかも知れません。
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日本では生活空間も趣味もお年寄りと若者がまじりあわないが、イタリアなどでは世代関係なく交流があるのに驚いた。
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イタリア人の夫を持つ著者による、日本人とイタリア人のコロナ対策の考え方の違い、またその背景にある倫理観・宗教観・文化の違いについての箇所がかなり面白かった。
対策内容ばかりに目が行きがちだったからかなり考えさせられた。
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漫画家と脳科学者という異色だが意気投合しそうな二人が新型コロナをネタにオンラインで緊急会談。
イタリアと日本の文化・生活様式の人と人とのディスタンスの違いが感染率に現われているのは、そうだろうなと納得する。
コロナ対応で女性リーダーが注目されたが、男女の問題ではなく、女性でもリーダーになれる実力社会なのかどうかというコメントも印象に残った。
自粛警察、同調圧力なども日本人のメンタリティだと思うので、自分の考えは持ち、それと異なる意見も否定することなく(対話はしてもいいけれど)、状況に応じた度合いで空気を読むことをしたいと思った。
20-55
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異なる「場所」からの視点を
持っているからこそ
見えてくるものがある
とても 刺激的で
とても 考えさせられる
丁々発止(!)の対話でした
ヤマザキマリさんは何冊も読ませてもらっているので
その論旨の根拠も ふむふむ ですが
中野信子さんは初めてなので
ほぉーっ
そんなふうな 考え方もあるのか
と なかなか興味深く
次の一冊につながっていきそうです
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・世代の分断
イタリア→3世代同居が多い。「楽ではない人生をこんなにたくさん生きてきたのだから、後はもう親切にしてあげないと」
日本→「長生きしたら若いもんに申し訳ない」
文化が世代間で共有されていない。
世代が違う人と、いっしょに飲んだりしない。
・「はりぼて」の民主主義
自分たちの頭で考え、意見を言い、反論することができて、受け入れることができるのが民主主義のフォーマット
西洋→弁償や演説が要
日本→忖度、階級、ごまかし笑い
世間が戒律
映画「はりぼて」の政治家たちは、論理的に考える、語ることができない。「行間を読んで」「答える立場にない」「あんたも分かるやろうへらへら」思考停止。
ウーマンラッシュアワーの漫才
無関心が生んでいる現状
弱者の声を無視して作られた「はりぼて」の平和
お笑いじゃないと批判する人々
この国では、政治を語ること自体が
タブー?イタいこと?
私たちは、言葉を持たなければいけない
なぜ、そうすべきなのか
なぜ、してはならないのか
どんな、社会で生きたいのか。
語れる人を育てて行かなければいけない。
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古代ギリシアやローマ時代から現代に至るまでのうんちくや、日本との文化の違いなどが縦横無尽に語られていて興味深い。2人の掛け合いのテンポが良くて心地よい。それぞれの専門分野の観点形式が持ち寄られ、なるほどなるほど、へーそんなんだと思いながら読んだ。
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歴史上の感染症への対応や、海外のコロナ禍への対応の国民性による違い
感染症を切り口に世界の多様さの一端を垣間見えて面白かった
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<目次>
対談のはじめに
第1章コロナでわかった世界各国パンツの食色
第2章パンデミックが変えた人類の歴史
第3章古代ローマの女性と日本の女性
第4章新しい日常への高いハードル
第5章私たちのルネッサンス計画
対談を終えて
ヤマザキさんの頭のよさがよくわかります。
欧州人の考え方として、何か別のものを持ってこないと
つまらない。知性の幅が広がらない。
14Cの黒死病のあとのルネッサンス
パンデミックがあると、キリスト今日が拡大する