紙の本
最期までしっかりできればさいわい。
2021/12/07 14:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族と一緒に暮らす老後が、必ずしも幸福とは限らない。だからといって一人で生活できるだろうか?
そんな不安に、なんとかなるって!と声を掛けてくれる一冊。
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2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。
2021年12月29日作成
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間近にせまった老親の介護の勉強としてタイトルに惹かれ手にとりました。死を迎える場所の選択肢の事など勉強になりました。たとえ認知症になっても独り暮らしも可能という道筋を示してくださり希望が持てます。介護保険等実務的な内容を期待すると肩透かしを食うかもしれません。
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老後に対する十分な知識がないことが一番怖い。とりあえず社会から孤立せず、家族に代わる繋がりを老後に至るまでに作っておくのがいいのだろうか。歳を重ねても思考を止めず、発信し続ける著者に励まされる。
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著者は、上野 千鶴子(うえの ちづこ、1948年(昭和23年)7月12日 - )さん。
今は、著者が2007年に書かれた『おひとりさまの老後』から、14年位になる。
ぶれずに、老後の生き方というか死に方を書かれている姿勢は、素晴らしい。
ところで、上野さんというと、ジェンダー論を展開されている方との見方がある。
このジェンダーだが、私は、その意味が良くわからないので、ここで確認しておく。
ジェンダーを、適当なところからコピペすると、
生物学的な性差をセックスというのに対して、社会的、文化的に形成された男女の違いをジェンダーと呼ぶ。
近代の日本においては、男は社会で働き、女は家庭を守るという性的分業が教育を通して刷り込まれ、女性にとっては社会で活動しにくい差別的な環境が形成されてきた。
1980年代以降、ようやく労働市場における男女差別を禁止する法制度が作られ、さらに90年代には男女共同参画社会の構築が国を挙げての政策目標となった。
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84歳で一人暮らしをしている母のことが心配だが、施設でなく、今の住まいのままでも介護できるなと思えるようになった。
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在宅ひとり死を望むが認知症への不安も
自身の人生を心配して購入
ひとりで死ぬまで暮らす覚悟はあるつもりだが
認知症になってしまっては
それができなくなるのではないのか
そんな不安があったが
結論を言うとできそうだということだった
それがさまざまなデータを使って実証されている
あくまでも認知症になるかは
予防に関わらず確率論であり
認知症に安心してなれる社会についても
書いてある
読後の感想は介護の世界も少しずつ
よくなっているようだということだ。
介護保険制度が発足した当初は
赤の他人が介護をすることに
世間の抵抗があったらしいが
今はそんな意見は私の周りでは
全く聞かない。
老後に認知症になったらどうしようという
心配しなくてもよい世界に
なってほしい
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誰かと過ごすことが必ずしも幸せではない。実際自宅をお伺いしていて、一人で自宅で過ごし続けることが出来る方はいらっしゃるし、生活が充実してそうな方もお見受けする。
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著者初読み。
ラジオNHK第一「マイあさ!」著者からの手紙」のインタビューを聴いて。
自分のことよりまず親の介護が先だが、自分もかなり弱っていると実感する今日この頃。
認知症になっても自宅とは思わないけれど、やはりできるだけ施設などには入りたくないのが本音。
なんといっても独りがいちばんなのだ。
今後は、介護保険の動向にはしっかり目を向けようと思った次第。
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「認知症は認知の障害であって感情の障害ではない」
「幸せな在宅ひとり死」
これからの老後は選択肢が増えますね。考えさせられます。
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100分で名著で、面白いおばちゃんやな〜と思ったのがキッカケ。以下要点。
◆在宅ひとり死が良い!何より個人のために。それが結果的に家族や社会の負担軽減につながる。
◆感謝や別れ、葬式の仕方などは、相手が元気なうちに伝えておく。
◆人間の死亡率は100%。認知症は5人に1人がなる。認知症防止に力を注いでも効果が無いのであれば、認知症になっても楽しく暮らせる社会を実現しよう。
・生活満足度は1人世帯>4人世帯>3人世帯>2人世帯
子育て終われば、ペットでも買おう。
・終活など、死について公然と喋れるようになったのは良いことだ。死≠タブー。
・病院は「生かす」場所。死ぬための医療など存在しない。老後に延命治療を望んでなければ、在宅。
もし容態が急変したら、119の前に、訪問介護ステーションへ連絡!
家族で話し合っておく。
別れと感謝は機会ある毎に伝えておく。
・子供にはできる分の負担を。
子供の迷惑はかけたくない は幸福度を下げる。
「子供には媚びない。でも、老後の面倒は見てもらう。」
介護専門職やお医者さん、家族でできることの分担が重要。
・施設はもう要らない!
作れば、それを埋めるために、制度が導入される。
むりやり施設に入れる仕組みになってしまう。
看取りコストは 病院>施設>在宅
在宅の死の直前3ヶ月コスト 80代認知症 負担額20万円 ←でも、何やかんや30~300万円!?
病院は1日入院で2万〜4万。
それよりかは、在宅で、病院居住サービスにかかる費用を自費負担サービスに充てれば、もっと手厚いケアを受けられる。
・認知症になっても、在宅。
病院に行っても、身体的拘束or薬漬。
独居の認知症患者のほうが周辺症状が穏やかで、機嫌よく暮らしている。
・認知症になって、困るのは家族。「周囲の目」が彼らを責める。家ですっぽんぽんで何が悪い?うんちしちゃって何が悪い? これは理解できる半分、理解できない半分。 うんちはきつい。
・生きるとは、食べて、出して、清潔を保つ、ということ。これが、食事、排泄、入浴という3大介護。この三点セットが維持できる間は生きられる。専門職の方に感謝!介護保険ありがとう。
・死にゆく人は気持ちが動く、揺れ動く。その揺らぎにつきあって翻弄されるのが家族の役目。最期まで迷い抜けばよい。
事前指示書への懐疑的な目線。
・ボケをわざわざ認知症と読み替えるまでもありません。ボケは自然な加齢現象のひとつ。ボケても機嫌よく過ごしている年寄りはいくらでもいる。
生まれてきたことに自己決定はありませんでした。死ぬことに自己決定があると思うのは傲慢だ。もし、わたしがボケたら??食べられる間は生かしておいてほしいと願います。
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現行制度における「在宅ひとり死」のススメである。もうそろそろ介護保険にお世話になる方は、とても参考になる。しかし、まだ介護保険にお世話にならない世代も一緒に考えていくべきテーマではある。そういう意味では読んでおいて損はない。
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自宅で独りで死ぬことは怖くない
むしろ家族と同居することで不平不満などを溜め込む必要が無くなる
事前準備さえしておけば何の問題もない
社会としての経験値も上がってきている
前半では孤独死の悪いイメージを払拭し、後半では約20年経った要介護制度の素晴らしさと今後の課題を説明
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「おひとりさまの老後」ベストセラー上野千鶴子先生が売れない出版社を救うためか文藝春秋社より10年ぶりシリーズ続編。上野先生も72才となり読者もそれなりのお年になったようで、文字も読みやすく工夫され新書版で。施設でもなく病院でもなく大好きな自宅で自分らしい最期を迎えるノウハウ本。売れそうな匂いがします
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これで幸せの秘訣7カ条
秘訣1それぞれ互いに納得している
秘訣2しっかり勉強できている
秘訣3別々の価値観でもかまわない
秘訣4目の前の不安は些細な事と割り切る
秘訣5ふたりの時から、1人の時を想定する
秘訣6時間的、空間的に距離を開ける
秘訣7自ら自分の世界に入り込む
高齢者の自殺率は、予想に反して独居高齢者より同居高齢者の方が高いことが知られています
お一人様には、選んでお二人様とようやくお昼様の2種類がある
免疫力の高い若い人たちは感染しても助かり、そうではない高齢者や持病のある弱者は死に至ることになります
たとえどんなに惨憺たる人生でも、終末の1%が幸せだったら、その人の人生は成功だ、と言うのが柴田さんの持論です
認知症者には過去と未来がなくなり、現在だけがあります