墨と雪２ 上 【イラスト付き】 みんなのレビュー

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投稿者：M★　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

墨と雪の続編ではあるけれど、前編の「墨と雪」の完結部分と重なる。
篠口が、袴田に監禁されて右腕を骨折、救助されて入院するところから始まる。

前作を再読した後に「２の上」を読んだので、
かわい先生の文章も、挿絵の円陣先生も上手くなっている違いが分かる。
実は余り期待しないで読んだけれど、続編を読んで良かったと嬉しくなってしまった。

袴田に拉致監禁され、死を覚悟した篠口は、救出された後もPTSDに苦しむ。
医療知識を持つ袴田が、篠口の心に刷り込んだダメージは深い。
苦しみから逃れる為に、自分を壊そうとする篠口の衝動を留めて、傍で見守る黒澤。
カルトの洗脳汚染洗浄のような作業を黒澤は施していく。

墨と雪2は、篠口のPTSDを黒澤が愛で癒していく物語。
著者はこの作品の為に資料を沢山調べたんだなー、と作業に敬意。

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投稿者：パンプキン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

かわい先生の人物描写は、素晴らしいと思います。
丁寧な話し運び、リアルな感情表現、大好きです。

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投稿者：apple2　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

事件後に、あのまま終わるには凄惨に過ぎた為、続編が出ることを願っていました。

事件直後から遡り、黒澤目線からのスタートとなる『墨と雪２』です。
やはりあのまますんなりと消化できる事件ではありませんでした。

上巻は2/3までが前話からの続き、後半1/3は二人出会いの頃、まだ篠口が公安に来た当時のお話となります。

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投稿者：まかゆら　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

待望の二巻！
待ちに待ってました！
寮シリーズの中で黒澤×篠口カップルが一番好き。
何かと不幸な篠口さん。
今度こそ幸せになってほしい

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投稿者：黒蜜　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

続きを待ってました。肉体的にも精神的にもこれから少しずつな状態の上巻。黒澤が篠口へ寄り添い愛を感じる。黒澤がそばにいると安心するその気持ちに気付いて欲しい。そして事件の被害者だからこそ篠口には幸せになって貰いたい！下巻で結果はわかってるけども

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

凄惨な前作の事件で心身ともに傷つき入院した篠口に寄り添う黒澤。
事件の犯人の残した精神的なトラウマは重く弱り切った篠口が痛々しい。本当の意味で篠口が救われる日は来るのだろうか。下巻へ続く。

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投稿者：コリラックマ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

篠原を手に入れるために10年以上も待っていた気の長ーい黒澤(攻)と、外見は良いのに必ず本命には振られている篠口(受・黒澤限定)のお話。

篠原を襲う事件がホントにおぞましくて、よく黒澤はこれを支えようと思ったよ……と、心から尊敬します。並の忍耐と愛情では絶対にムリです。
私は何故か篠口があまり好きになれず(もしかするとどこか似ているから、相憐れむ？)、今回も篠口に感情移入は出来ずに終わったのですが、とにかく黒澤の株が上がりまくりです。犯罪被害者のそばに黒澤みたいな人が皆寄り添ってくれたならば救われる人はもっと多いだろうに……と思ってしまいます。黒澤の愛がとてつもなくデカくて深い。本当はこういう人だったんですね。何があってもそばにい続ける黒澤に篠口が救われていく様は、ちょっとクルものがあります。
遠藤もちょいちょいと出てくるし、神宮寺の仕事っぷりも相変わらずカッコよくて、『もうちょいこの2人が読みたいなぁ』と思ってしまいました。
リアルな犯罪シーンがあるので、ストーカー被害に今だあっている私からすると、結構キツイ内容でした。なので、ちょっとでも付きまといとかに合われている方は心して読んでください。
とっても面白かったけど、自分に置き換えてしまうので封印します。

トラウマが無ければこのリアルな恐怖を体験してみてください。とても心理描写の上手い作家さんだと思います。
上下巻です。これから黒澤の元嫁の話とか出てくるらしいので、頑張って１回読むぞ！と思っています。まさに犯罪者は日常の身近にいると知っているからこそ、怖いお話でした。

事件後は絶対に嘘はつかず、甲斐甲斐しく世話を焼く黒澤が読めます。
個人的に黒澤の株が上がりまくりなので、黒澤を読むつもりで読みます。
内容はともかく面白いので一気に読めますよ。