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シリーズ第2弾!
はぁ…。良かった。前作も良かったけど、個人的に前作より好きかも♪
どれも違っていて、それぞれにしんみりと良かった。
歴史上の人物に会うなんて意外だけど、それがまた思いのほか良くて個人的には好きでした。
母娘の再会は、同じ母として苦しくて切なすぎて涙腺崩壊。
切なくもキュッと気持ちが引き締まる思いや後悔もあって、たくさん感情を揺さぶられました。
歩のツナグとしての人生と会社員としての人生の両方を感じられた。
幸せな予感を感じるラストも素敵でした。
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泣くつもりで読み始め、思惑通りに涙が出たが、今回特に感じたのは、生きることへの力や希望。
シリーズとして、今後もきっと続くだろうから、その布石がたくさんあり、今後が楽しみ。
きっと自分自身ももっといろんな経験をし、深く読めるだろう。
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やっぱりあたたかいお話だった。じんわり、ほろり、くすり、ほっこり。
想像していた何倍も前作との関わりがあって、読み返せばよかったな〜と少し後悔。
辻村深月さんの作品は、このあたたかさがあるものが好きだな
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死者とのたった1回の再会、出会いによって、生きている者にとってはこの世で生きるという希望につながっていく。
死者に会いたいと思うほどに、その人への時間が流れてもなお変わらない愛情がある。そんな温かい気持ちがあるからこそ、私たちは前に進んでいける。
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かけがえのない人を亡くしてから、亡くされた人が生きることについて考える。
その人の分まで強く生きる。
その不安は亡き人が解消してくれるはず。
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前作から7年後が舞台。2話までは前作のボーナストラックのような感じでしたが、後半3話のお話は、著者の生活に大きな変化があったことを窺わせるような主人公の思考の変化が感じられました。 ―― https://bookmeter.com/books/19834864
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☆4.5
「想い人や、大事な人たちと、同じ時間に存在できるということは、どれくらい尊いことか」
悔いのないように生きて行きたいと思う。
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前作で高校生だった步美が、社会人になって使者(ツナグ)を続けている。
父と息子、母と娘、ちょっと変わった歴史上の人物とつなぎ、步美自身の親しい人の死を経て、何十年も想ってきた想い人とつなぎ、步美は成長していく。
步美の想い人は、今、自分と同じこの世界で、同じ時間の中にいる。同じ時に生きている。
そのことに気づいて步美は行動を起こしたところで終わった。
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待望の文庫化。
若い松坂桃李のイメージで読みました。
思わず電車の中で涙が・・・素敵な作品でした。
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今から約3年前に読んだ「ツナグ」の続編で5編の構成になっています。
一話目は、使者が小学生の女の子になって現れてびっくりでしたが、そうではなかったことが分かり納得。中でも「母の心得」がとても切なかった。自分よりも若い者が先立つのはつらい。ましてやそれが子供だったら想像に絶する。絶対に経験したくないですね。
自分の年齢もそれなりになってくると、死について考えることが増えてきます。
ありきたりですが、一度の人生を悔いなく過ごせるように、できることは色々とやってみたいと思う。
前作もそうでしたが、歳とともに涙腺が緩くなってるのか、電車で読みながらウルウルしていたら、隣に立っている女性に見られて恥ずかしかった。キモイと思われたんだろうな。。。
次は、歩美と奈緒の関係が楽しみです。何年先でも待ってます。辻村先生よろしくお願いします。
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亡くなった人に想いを馳せる心情描写が素晴らしい。辻村さんの描く心の声がやっぱり好きだ。
そして使者としての役割をこなしながら、人として成長する歩美の姿が良い。
同じ時代に出会い、繋がった人もご縁と思うと、より大切に生きなきゃ伝えなきゃと思った。
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帯は、
-------------------------
僕が使者(ツナグ)だと、
打ち明けようか―――?
心の奥から涙があふれる。
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死者との面会を叶えることができる使者(ツナグ)。
但し、面会にはいくつかのルールがある。
そもそも会いたいと願っていても、
使者と簡単に連絡が取れない。
ご縁がある人だけ使者と電話が繋がる。
死者が生きている人と会えるのは一回だけ。
すでにその一回を使用していたら会えないし、
死者は面会希望を拒否すること、選ぶことができる。
死者と会えるのは、満月の夜。夜が明けるまで。
最初の「ツナグ」を読んでから、だいぶ時間が経過していたので、思い出すのに時間がかかりました。
今作は5つの物語がおさめられています。
『プロポーズの心得』
依頼主 紙谷ゆずるは、想い人である美砂の代理人として、使者に依頼するが、依頼は本人でないとできない、と断られる。
それならば、とゆずるは自分が会いたい人を依頼する。
それは幼いころ離婚してから会っていない父親。
これは前作と繋がっているので、読み返したいなと思いました。
『歴史研究の心得』
これは5つのうち2番目ということもあり、変化球です。
依頼主が会いたい人は、自身が研究対象としていた歴史上の人物。
どんな話をするのか、本当に会えるのか。
こんな展開もあるのか、と思わせてくれた一話です。
『母の心得』
最愛の娘を水難事故で亡くした母親、
最愛の娘を病気で亡くした母親、
二人の母親が同じ日に、最愛の娘と再会する。
これは涙なくして読めなかったです。
喫茶店で一人で号泣してました。苦笑
私は母親になったことはないけれど、
これは泣かずにはいられませんでした。
あのとき、海に落ちたあの子にすぐ気づいていれば、
もっと丈夫にあの子を産んであげられたら、
母親の愛情がとてもあたたかくて優しくて。
『一人娘の心得』
父親の木材製品をつくる工房で手伝いをしている奈緒。
父親の突然の死。
本当はもっと父親と話したかった。
話したい事、教わりたいことがあった。
これは、使者とは、死者と会う事とは、というのを
考えさせられる話でした。
『想い人の心得』
ずっと面会を断られている蜂谷さん。
でも懲りずに諦めずに、また使者へ依頼する。
会いたい人は、綾子さま。
自身が働いていた料亭の一人娘だった人。
綾子は蜂谷の面会依頼を断り続ける。
それでも望みをかけて蜂谷は依頼する。
その望みが叶ったとき、二人はどんな再会を果たすのか。
これも、涙なしでは読めませんでした。
最初は高飛車だった綾子さまも、蜂谷の懐の大きさで、とても可愛らしく見えて。
蜂谷が歩美と別れ際に交わす会話も、胸に刺さるような、とても切実な言葉でした。
「選べるならあなたの生きている世界で、私は生きた���った。」
「同じ時代に生きられるということはね、尊いです」
先に逝く者と、残る者。
側にいる大事な友人や家族、大切な人にありがとう、と言いたくなる一冊です。
心が震えたり、胸がいっぱいになることを読書で経験できることも、とても幸せです。
私は辻村先生と同じ時代に生きれたことも幸せです。
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辻村深月の代表作品の一つであるツナグの続編。
10年ぐらい前に映画化をされておりその時は松坂桃李が歩美くんを演じていた。
その松坂桃李に影響を受けていると言う歩美くんが社会人になった状態で物語は始まる。
1作品目から変化球であり、前作とのつながりあり。
その後も変化球の連続であり、今作はやはり前作ありきで成り立っているのだなと感じる。
終始涙を誘う展開が多いのはやはり死を扱った内容だからなのだろうか。
どの作品も同様に面白く、どれも印象に残っている。
他人の代理を依頼したが、事の重大さに気づき会ったことがない父に自ら会おうとする若手俳優、歴史上の偉人に会いたい老人、死んだ娘に感謝を伝えたい老婦人、同じく死んだ娘に許しを得たい中年夫婦、突然の父の死を受け自分の夢への決意を固める一人娘、何度断られてもお嬢様に会おうとし続けた老人。
いずれも全てはご縁のもとに人生が動いていく。
実は私も前作から今作までの間に叔父が2人、祖母が一人、父が一人、計4人親戚が亡くなった。
最後に立ち会えたのは父一人のみで後は仕事の忙しい時期に気づいたら亡くなっていた。
祖母や叔父の死の時には本来何か伝えておくべきことがあったのではないか?仕事に没頭していて良かったのか?と考えたものである。
私自身は前作を読んだ時、大学生だった。
その後社会人になり最近結婚もした。
現実に使者はいない。
今この時を大事にし、いつ親しい人との別れが来てもいいような、そんな生き方をしようと改めて思った。
そしてこれは親しい人に限った話ではない。
仕事においてもプライベートにおいてもその時々のご縁で成り立っている。
今の人間関係は良くも悪くも永遠ではない。
巡り合った奇跡に感謝し、常にご縁を大事にしたい。
無論、この本とまた出会えたこともご縁であり、感謝している。
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「ツナグ」の続編、待望の文庫化!
こちらもとても好きな作品♡
5話を通して、成長した歩美がしっかりとした実像となる。
高校生で駆け出しの使者(ツナグ)だった前作品から7年。社会人となり、若輩と未熟の自覚を知るくらい大人に成長。そんな歩美に寄り添いたくなった…親心(笑)
【母の心得】には涙が止まらなくなり、【一人娘の心得】で心の強さに、【想い人の心得】には大きな優しさに感動した。
”ご縁”という不思議な奇跡を大切にしなければ
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はぁ…どれもめっちゃいい話じゃん…( ; ; )
特に、「母の心得」はグッとくるものがあり泣けました。これは、周りに人がいないところで読むのをおすすめします。前作に続き、心が温かくなるお話ばかりでした。また続きが読めたらいいなぁ