遺跡発掘師は笑わない 榛名山の眠れる神 みんなのレビュー
- 桑原水菜(著者), 睦月ムンク(イラスト)
- 税込価格:726円(6pt)
- 出版社:KADOKAWA
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榛名山事件の解決編
2023/03/13 15:59
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後にすべての謎が解け「この箱を開けると山が噴火する」の意味に隠された真実には震えた。
過去の因縁から敵味方が入り乱れ、諦めの悪いJKだけではなく久しぶりにコルドも暗躍しミステリーにスリルとサスペンスまでが加わり、特にカーアクションは見逃せない。
無量は右手の不思議な力を失ったままだが、純粋に掘ることへの気持ちを思い出して掘ることを楽しみ、萌絵も気持ちが吹っ切れ変わらない生活が当分続きそうだ。
榛名山麓噴火埋没遺跡後編
2023/01/17 05:12
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第16巻。榛名山麓噴火埋没遺跡後編。喪われた九鈴鏡(現実には見つかっていない)を巡る争奪戦も佳境。徳川埋蔵金の由来となった幕末の一連の動きも加味し状況が二転三転するスリリングな物語。久し振りにコルドの暗躍で、スケールが大きくなって良し。ただ国内の首魁の目的がショボいかな。様々な考古学文献学の知見が飛び交うので、読み流さず現実の知見にあたりつつ読むと面白さ倍増かも。また180SXやGTRなど往年の名車が度々登場し国内メーカー隆盛の時代が懐かしい。無量の右手パワーも回復の兆し。次巻刊行が待ち遠しい。
東照宮の御神体に迫る
2024/01/05 21:53
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投稿者:DB - この投稿者のレビュー一覧を見る
榛名山を舞台にした発掘と事件の話の後編です。
古墳時代の遺構を掘る予定だったが幕末の千両箱を掘り当ててしまい、しかもその千両箱が盗難にあってしまう。
強心隊を名乗る集団に襲われたり、千両箱を取り戻しに行った主人公の萌絵が半分誘拐されて脅迫にあったりと事件は深刻さを増していきます。
カメケンからは発掘に派遣されたエースの西原、山形から出てきたさくら、長崎からきているミゲルという発掘員チームに加えて主人公の萌絵と西原の幼馴染の相良がコーディネーターとして参加しており、まるで修学旅行のような雰囲気だ。
地元の発掘会社である棟方組も、榛名山を攻めていた走り屋集団がそのまま会社となったという設定でGT-Rや180SX、インプレッサにランエボを乗って発掘現場へ集合してくる。
往年のスポーツカーらしいが、車は走ればいいし重要視するのは燃費と安全装置がついているか、自動運転上等と思っている人間にとってここは興味ないところだった。
自分には縁のない世界なので興味はないが時代は重なるので昭和生まれには意味は分かるけど、本作のターゲット層と思われる平成や令和しか知らないコスパ重視の車離れ世代が、山攻めとかドリフト走行とか言われて意味わかるのかな。
これまで若者向けのラノベだから作者も若いのかと思っていたが、この作品でおそらくカメケンの社長と同年代の人なんだろうなと思うように。
まあ発掘系の内容が面白いからどちらでもかまわないけど。
千両箱に入っていたのは七鈴鏡でしたが、千両箱を奪い萌絵を誘拐したという集団は九鈴鏡を見つけ出して渡すようにと要求してきた。
どうやら九鈴鏡を狙っている黒幕はそれを海外コレクターに売りたいようですが、幕末の頃の家訓を今でも忠実に守っているよりはご先祖や地史への興味、もしくは遺物を闇ルートで売りさばいて大金になるという動機の方が現実的な気がする。
徳川家康を祀る東照宮の御神体の話も出てきて気分は一気に古墳から江戸へと移る後半戦でした。
公園の中の神社としか思っていなかった上野の神社も東照宮だということを本作で認識しました。
そして「千両箱をあけると榛名山が爆発する」という言い伝えの真の意味も判明してなかなか面白かった。
神社の由来や御神体も調べてみると面白そうです。
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