ひどいの方向がちょっと……(笑)
2023/03/23 20:45
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひどい民話を語る趣旨で始められたのだが、悲惨というよりお下品方向になっている気がします。下ネタは避けると言いつつ、エロは確かに避けているが、下からの排泄の話が大半を占めている印象。
絵本も希少で電気のない頃の昔話、脱線、大幅な脚色、受け狙い、子どもにせがまれてイヤイヤ語る、などあったんだろうなあと、クスリとさせられる。
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投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なるほど、民話と伝説と昔話の違いかあ。確かにイミわからん民話とかあるなあ。下ネタも多いわ。子供の頃のドリフのコントとかもうんこだらけだったからなあ。公の場で言っちゃいけない事柄ほど言いたい場ってあるんだな。イミが通らないほど面白いというのもある。そう言うイミではネットロアにも似た感じの物あるな。この本にはあんまりないけど「残酷」というのもあるなあ。楽しい。この座談会に参加したいなあ。
とっぴんぱらりのぷう
2023/08/19 22:22
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
京極夏彦、多田克己、村上健司、黒 史郎の四名が代わる代わる語る、タイトルどおり「ひどい民話」をまとめた一冊。受け狙いや暇潰しの話の一部だったのかとは思いますが、とにかくひどい。「え、それで終わり?」という時のモヤモヤ感はどうしたものか。しかし、昔話の多くで婆さんが「なぜ毎回川に洗濯に行っているのか?」に一応合理的な説明をしている←しかし、これも内容はひどい。
とは言うものの、おもしろく読みました。
あの名作昔話のルーツを遡っていくと
2022/12/02 19:39
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
出るわ出るわ子供たちには聞かせられないような、胸クソ話のオンパレードが。妖怪研究家から隠れ里愛好家までと、座談会のメンバーもユニークな面々が揃っていますね。
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ウンコを食わせたり、尻にした栓が屁の勢いで吹き飛んで婆を殺してしまうとか、なんかそういう「ひどい民話」についてのトークショーをまとめた本。最高に面白いけど、一番印象に残ったのは民話でなく、作家の平岡夢明のこんにゃくを食べて、未消化のまま便に出てきたこんにゃくをまた食べてを繰り返すと、最終的にこんにゃくが地蔵のような形になるという話だった。
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京極夏彦と多田克己と村上健司の3人の『妖怪馬鹿』(同名の文庫が新潮文庫より既刊。こちらも面白い)+黒史郎という豪華メンバーの座談会本。
柳田國男が無視した、面白くも(下品でどうしようもない様な)酷い民話を軽快な語り口で紹介しています。ちなみに私は犬聟入の民話が好きです。
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はじめに 京極夏彦
ひどい民話を語る人たち
第1部 京極夏彦 多田克己 村上健司
コラム 昔話「桃太郎」の誕生 多田克己
コラム そもそも「民話」ってなんだ 多田克己
コラム もっと放屁の話 多田克己
コラム 昔話に見えたる妖怪 多田克己
第2部 京極夏彦 多田克己 村上健司
コラム シモ民話の需要 黒 史郎
コラム 隣の爺の悲劇 黒 史郎
コラム 対子供の民話テクニック 黒 史郎
コラム 化物寺とフルヤノモリ 黒 史郎
コラム 民話の楽しみ方 黒 史郎
第3部 京極夏彦 黒 史郎
おわりに 京極夏彦
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日本各地に残る、あまり知られていない民話を京極夏彦さんはじめとする作家の面々が披露する、対談形式のもの。
あまり知られていないとはいっても、いろんな昔話の前身になっているものだったり、どこかで聞いたことあるような…というものがほとんど。
そして、シモの話がとても多い。民話はだいたいそういうものが多いとはいえ、読んでいて少々気持ち悪かったり…そこが「ひどい民話」たる所以かもしれないが。
やはり広く知られているもののほうが、きちんとまとまっていていいなと再認識した。
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話が盛られていたり、ウンコが盛られていたり、屁に彩られていたりと、とにかく「ひどい」話のオンパレード
この本の基となった座談会にしても、その民話を語ったジジババにしても、聞き手を喜ばせたいという純粋な熱意がひどさへ直結するのが面白い。
ところでこんな酷い話も私らのところに届く過程で「話の原型を作った人」「話を継承しつつ盛って語ったジジババたち」「それを採集した人」「集めた民話を出版した人」「民話を調べて類型化した民俗学者」「酷い民話をあえて拾って語る物好き」と、まあさまざまな人の努力を経ているわけで。
これらの人々はどういう表情でこのひっどい話に接したのだろう、とか、話を集めていく過程の途方もない努力とか、そういうところへの想像力(あるいは尊敬)も掻き立てられるいい本だった。これ読んで、図書館の郷土資料コーナーなどに足を運びたくなるのはもはや必然と言えるでしょう。
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ゲームや漫画やインターネットがなかった時代には、
おじいさんやおばあさんが語る昔話が子供たちの最大のエンターテイメントでした。
フロイトが提唱した肛門期という言葉がありますが、
今も昔も、子供たちはうんこやオナラが大好き。
子供たちのウケを狙って、語り手のおじいさんやおばあさんたちも、
ついつい、うんこオナラネタを物語に取り入れていったのでしょう。
うんこオナラ以外にも、辻褄が合わなかったり、どこか欠けていたりなど、
まとまりにかけたひどい話がたくさんありましたが、
毎晩毎晩語り継がれてきた結果なのだろうなと思いました。
とにかく、ひどいお話ばかりで人を選ぶかもしれませんが、興味深い一冊でした。
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『ひどい民話』というだけあって、下品だし下ネタが多い。
下ネタといってもアダルトな感じじゃなくてこどもが喜びそう系な下ネタ。
私は民話に関しては知らないことだらけなので、へぇ!こんな話もあるんだ!とか、最後おすすめされてたこの本読んでみたいなぁとか思えて、民話に興味がわいた。
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2022年発行、KADOKAWAのソフトカバー本。3部構成。民話とは語り手と聞き手との間で作られるもの。昼間に大人相手ならちょん切れたり、シモがかったりはしないだろうが、夜に子供相手となると、面倒になってちょん切れたり、シモがかったりするのだろう。類型な話がかなりあるようで、基の話はかなり少なくなるのだろう。やはりオリジナルを創るような人はそんなにいないのだなぁ。派生も類型になってしまい同じようなパターンなっているよう。オリジナルを創る才能はなかなかないということか。
内容:「はじめに」京極夏彦、「ひどい民話を語る人たち」、「第一部」京極夏彦、多田克己、村上健司、「第二部」京極夏彦、多田克己、村上健司、黒史郎、「第三部」「お化け好きを虜にする民話の魅力とは?」京極夏彦、黒史郎、「おわりに」京極夏彦、
備考:第一部は、「怪と幽」主催のイベント「ひどい民話を語る会」(2020年9月19日)、第二部は「ひどい民話を語る会V3」(2021年8月14日)を基に再構成したもの、第三部は「怪と幽」七号(2021年4月)に掲載された原稿を加筆・訂正、
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前半はシモの大盤振る舞いで閉口だけど、面白がって語り合っているのが楽しい。個人的には『釈迦と弥勒』がクリーンヒット。
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かる〜く読めます(笑)
かなりビロウな話だらけなのでお気をつけください(食事中 厳禁!)
やっちゃってる爺婆が大活躍。
京極夏彦氏がちょいちょい挟む小ネタに大爆笑でした。(必殺シリーズファンファーレ、ビオランテの沢口靖子)
嫌いじゃないです。と言うか好き。
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民話マニアが珠玉(?)の面白ひどい話を持ち寄って語る本。とんでもない屁や糞が飛び交いふざけた省略や付け足しは勿論、教訓もへったくれも無いという凄まじさ。なのに抜群に面白い。珍奇な話、変な話、謎の話が好きな人はぜひ読んで欲しい本です。日本の民話すごい。