紙の本
何か分からん才能を持った女の子
2022/12/11 19:23
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「名は体を表す」女の子の幼少期から大学卒業まで(多分続く)。
実家が老舗の両親のもと生まれた末っ子(兄二人、姉一人)の結子。合理的な思考、人と違う視点、問題意識などを持ち合わせ、人と人をつなぐ不思議な才能と幸運を持ち合わせています。
ちょっとのんびりした性格でありながら行動力はあり人々を納得させる説得力もあり、面白いキャラ。
これからの半生も気になる。
ちょいちょい挟む作者の経験談や説明文とかがすごく面白い。
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で、なんなの?といういうのが正直な感想。
結子の視点とか考え方とか面白いなぁとは、思うけど、結局本作自体何が言いたいのかさっぱりだった。問題解決はわかるんだけど。。。
ちょいちょい入る恩田さんの語りが、私には不要に感じたなぁ。あれがあるから、どーゆースタンスで読んでいいのか戸惑うし、話の腰を折られる気がしてならなかった。
「連続テレビ小説」みたいにしたかったのかなぁ。
恩田陸の新刊ものすごーく、楽しみにしてたのにちょっと好みと違って残念。
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最初、これは何の話なのかと思って読んでいました。
途中で、地の文に著者の恩田陸さんの語りが何度か出てきます。
この小説は
世間でいうところの「女の一生」系の話ではあるが、同じ「女の一生」でも朝ドラみたいに恋愛重視しておりません!
なので、その辺りは期待しないでください。
梯結子の恋バナは、出てきたとしてもあっさりめなので、どうぞよろしく!
とおっしゃっています。
1970年生まれの梯結子の幼少期から中学、高校を経て大学を卒業して就職が決まるまでが描かれています。
結子は社会に出たら、バリバリ働くのだろうなという予感を持って青雲編は終了します。
結子の略歴をもう少し詳しく語ると、結子は、子供の頃から茶道をたしなみ、高校ではフランス語をフランス人から習い、そのための学費の為にアルバイトをします。
そしてW大学法学部に入学。
フランス語は更に上級に進み、映画研究会と城郭愛好研究会に入部して自分がやってきたことの集大成で大成功を収めます。
世の中を渡っていくのに大切なものがこの作品には描かれています。
例えばそのひとつとして、コラボレーション「顔の広さと観察力」が挙げられています。
どうやって、本物のキーパースンを見定めるかが大事だとも描かれています。
この広い世界は人と人との関係性で出来上がっているということを小説を通して学ぶことができました。
是非、これからの日本を背負って立つ若い世代の方に読んで欲しいと思いました。
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何を「読まされてる」んだろうって、あれれと我に返って表紙を見る
恩田陸だよねえ
また本書に戻って今度は「私」に反応して誰の作品だっけ?
「私」のにんまりしてる感じがちょっとヤラシイ
何で謝るん!ってツッコミ入れたけど、読ませるの早いしホイホイ読んでしまうし!
ただ、話の上手さに読ませられてるけど、彼女がいかにこうなのか的な逸話には、あまり興味ない
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【困ったことが起きたら、「なんとかしなくちゃ!」】商人の家系に生まれた結子は、幼い頃からキモチワルイ状況をそのままにはできない。そんな彼女の「問題解決とその調達人生」を描く。
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主人公の梯結子の青春物語。
朝ドラのようなイメージで書かれているのか、「私」の呟きみたいなのが途中で入ってくるのが、どうも気になった。
物語に入ろうとするのを引き戻される感じで…。
結子のキャラクター自体は面白くて、大人になってからの続きも知りたい。
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梯結子の人生劇場。
ユッコちゃんの冷静な観察力、そして類稀なる想像力で問題解決。カッコイイぞ!お友達になりたい!
一緒にいたら楽しいだろうなぁ。
中途半端なトコで終わったけど、この先も見届けたい。
青雲編の続きは何編?完結編?春雷編?酔いどれ編?
続きは続く!
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好き勝手に書いてるな~
バラエティに富んだエピソードで
一人の女性の生涯を描く
朝の連ドラと違うと言っているが
いや、朝の連ドラっぽいでしょ
歴史好きじゃないと言っているが
いや、好きでしょ
1冊で終わらすつもりだったと言っているが、
いや、最初から終わらす気なかったでしょ
自分語りも入れたり、
人気作家じゃなきゃ、こりゃ成立せんし、
編集部も許さんだろうな~と思いながら読了
各エピソードは面白かったけど、
途中なので、
とりあえず、現状ではニュートラルに★3
キャラ立ちもしてきて
続編はもっと面白くなりそう
出版されたら、続編も読むつもりです。
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架空の偉人伝を朝ドラ仕立ての小説で、っていう試みを楽しみながら書いたんだろうなーというのは読んでて伝わってくる。
思慮深いヒロインが類稀なる観察眼で、日常の小さな問題を解決できたりできなかったりしながら、周りの心を掴んでゆく…っていう流れは安定の恩田節であり、そういう意味では新鮮味が無い。穏やかで賢い男と才気溢れる激しい女っていう脇役たちもワンパターン。だがそれがいい。
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爽快!
女の一生、前半生。
梯結子のキャラクターもいいし、合間に挟まる恩田さんのモノローグもいい。恩田さん解釈の歴史談義も面白い。
それより何より、「キモチワルイ」を「キモチイイ」状態に改善して持っていくプロセスの心地よさが最高。そしてその思想、とても共感。
次、早く読みたい!
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地の文が筆者の一人称という恩田陸では初めての文体
最初は面食らったけど、慣れればこれはこれで、映画のオーディオコメンタリーみたいで面白い
青雲編、って付いてるし、期間表記されてるし、そうかな?と思ってたけど大学卒業までで本作は終了
結子の今後の活躍にご期待ください!な終わり方だった
制約がある中で調達する、やりくりする、っていうのを、どうしてそういう気風になったかから丁寧に描いている
紫陽軒の話は少し無理があるかなと思ったけど、高校というムラ社会ならギリ許容範囲か
城郭愛好研究会のくだりは単純に面白かった
こういう歴史のifであーだこーだ遊ぶの、高校生の時にやったなぁ
続編では就職して即バブル崩壊を迎えるわけで、読み応えあるものになりそうな予感
朝ドラでは、子役ターンが一番面白かったというのがままあるが、果たして。
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所々で出てくる「私」って恩田陸のこと?
「私」が出てくると急に現実に引き戻された気がして、集中して読めない。
小説なのか、エッセイ混じりなのかはっきりしなくてキモチワルイ。後半になるにつれてどんどん「私」が出刃ってきて、あと全く興味のない歴史と城の話が退屈ですっ飛ばしました…お金返してほしい。しかもあまり何もなく終わり、許してーって…冷めるわあ。
結子とその周辺の話は抜群に面白かったので、もう読後感がはちゃめちゃ。
でもこれ、「木曜組曲」の直美が書きたいって言ってた話かな?と思って読んでたら少し面白かった。
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主人公の青春時代の物語 りだ。生後4、5歳の頃から大学卒業までの、小、中、高、大と過ごした青春時代の物語だ時に笑い出したりして読んだ。ただ時々筆者が出て来るに至って少々しらけてしまい。読むことが苦痛に。しかしなかなかユニークな女性の青春時代編であった。後編が楽しみになってきた
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1970年生まれの梯結子の問題解決人生を恩田陸の語りで朝ドラ風に描く。読んだことのないタイプの小説。
大変面白かった。結子の前に現れる、他の人はスルーしてしまうけれど、なんとかしなくちゃいけないと思う問題とその斬新な解決法。アイデア、キャラクター、テンポのいい進み方。全部好みだった。
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大阪の海産物問屋の息子を父に、東京の老舗
和菓子屋の娘を母に持つ、梯結子。彼女は、幼い
頃からキモチワルイ状況をそのままにはできなくて…。
結子の「問題解決とその調達人生」を描く。