紙の本
お草さんが?
2023/11/04 19:26
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投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
この紅雲町シリーズは好きでずっと読んできたのですが、今回は設定に無理があると思います。
小説もドラマも映画も作り物で、もしもの世界を楽しむもの、でもあまりにも現実から離れていると、その世界に入り込めなくなります。
お草さんには日常にありそうな事件を解決するお話の方が合うと思います。
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【累計80万部の人気シリーズ! 逃避行を続けるふたりはどこへ?】東京で旧知のバーの雇われ店長が殺されたらしい。生前の彼との約束を思い出すお草と、新幹線の中で出会った少年との逃避行が始まる。
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長い約束/メジャーと竹尺/湖に降る/
神様の羅針盤、くまの寝息/薔薇色に染まる頃
本格的なミステリーだと思いました。ドキドキしながら読みました。お草さん たくさん動いて考えて、お疲れ様でした。
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「あら、やだ。死んでる…」
あの名言が頭に浮かんだ…
急にハードな…
え?いや…実は生きてました。迎えにきました。
で、終わる話じゃないよね??
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急にアクションものになったようです。
お草さんは人との繋がりを大切にする人。繋がりを切ることができないと、その結び目は多様な形になっていくのだなあとしみじみ思う。
結び目ゆえのトラブル、そして結び目がもたらす救い。
少し読んだ段階で「薔薇色ってどんな色?」と、単純に思った。薔薇と聞いてすっと頭に浮かんだのは深紅の薔薇、深紅で良いのかな、暗赤色?固まりかけた血の色のような薔薇がなんとなく薔薇らしい薔薇のような気がした。しかし、「深紅の薔薇」という言い方があるということは、本来の色は深紅ではないということだろう、などと考えたところで、辞書を引くのが一番と思った。
「うすくれないの色。淡紅色。ピンク色。」とある。マゼンタに近いピンクという表現もあった。桃色よりは濃い色なのだろう。薔薇色の人生は単純な桃色ではないんだろうな、
読み進むうちに薔薇色のことは忘れていた。なにせ、アクションものだから。しかし、結末、薔薇色は鮮やかに目の前に現れる。そうか、これは橙色ではいけない。薔薇色なのだと思った。
お望みの結末、というものかもしれない。
今作のゲスト出演者にとってのお望みの結末なのだろう。しかし、薔薇色なのはこのシリーズのレギュラー出演者の生活の一部、そうだ、その一部とは5分くらいかな、それぞれの繋がりの中で大切な部分の、その核心の5分くらいの部分が薔薇色になっていったのに違いないと思う。
まあ、しかし、お草さんにはアームチェア・ディテクティブであってほしいと思う。
ハラハラドキドキも悪くはないけれど、気持ちとしては紅雲町の中で、完結してもらいたいと思う。
まあ、たまには外に出てもアクションもよいですけどね。
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お草さんが、誘拐犯?!今回は、ハードボイルドだ!
「お草さん」シリーズの十作目。
お草さんが、殺人事件に巻き込まれた?!
どうした、お草さん、と呼びかけたくなるような
今回の作品。
それとも、十作目の節目で、少々、異なる方向にかじ取りした?
これまでの、紅雲町を中心とした、日常のあれやこれやを描いた
ものとは、ガラリと変わり、ハードボイルドだった。
個人的には、ハードボイルドが好きなので、
これはこれで、面白かったが。
少年の頃に出会った男との約束。
その男が殺された?
京都への旅の前に、東京駅の新幹線で少年を連れた女性から、
その少年を託される。
女性は、何者かに追われ、ホームで刺された。
お草さんは少年を連れて、訳が分からないまま、
追手からの逃亡を開始する。
ひょんなことから、
男の事件に巻き込まれたお草さんは、
自分を励ましながら、逃亡劇を続けるのだが。
読み始めてすぐ、
「あれ、これって、前からの続き?」と、
シリーズの前の何冊かを読み返してしまった。
それくらい、登場人物や、話の展開が唐突で、
驚いた。
だが、結末は、決して、悪意のあふれる、
嫌な始末の付け方ではなく、
「薔薇色」だったことが、嬉しかった。
そう思うと、これまでの、日常の中で起こるあれこれのいくつかは、
決して明るく、爽やかな出来事ばかりではなく、
もっと、モヤモヤが残るものもあったなと。
こうなると、これからの展開も楽しみだぁ。
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お草さんがサスペンスドラマの主人公になったみたいでした。火サスや土曜ワイドを喜んで見ていた世代なので、すごく楽しめました。ただ、あまりに非日常すぎて、お草さんや小蔵屋の商いをしみじみ味わう感じではなかったです。次作ではしみじみしたいです。