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ぴんさんさんのレビュー一覧

投稿者:ぴんさん

1,232 件中 16 件~ 30 件を表示

紙の本地図帳の深読み

2019/10/25 21:48

地図帳は読み物だ!

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

和歌山県の飛び地?アラスカと練馬区の人口が同じ?学生時代お世話になった人も多い「帝国書院の地図帳」。卒業後、本を残している人も多いかもしれないが、人気の地図研究家が様々な時代の「地図帳」を読み解き、製作者も意図しなかった面白さを伝える一冊。思わぬ見方にハッとさせられます。地図帳はおもしろい。眺めているだけで壮大な地球の物語を感じられる。そう、地図帳は見るのではなく読む物。ぜひ家にある地図帳と一緒に本書を読んで頂き、地図を読む楽しさを味わってほしい。地図は我々に語りかけている。

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読みやすいので歴史の勉強にも役立ちます

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

石ノ森章太郎『古事記』、水木しげる『今昔物語』、横山光輝『平家物語』、竹宮惠子『吾妻鏡』など、豪華な執筆陣による、漫画で楽しく学べるシリーズ。水木しげる「今昔物語」が学習漫画の域を超え、水木の作品になってるのがすごい!「今昔物語」を水木に頼んだ編集者も秀逸。漫画界の大御所が描く古典というだけでも面白いけど、個人的には「和泉式部日記」「とはずがたり」と、ズブズブの恋愛体質を持つヒロインの物語をいがらしゆみこ先生が担当しているあたりもとても良い。

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紙の本基本行政法 第2版

2015/03/29 22:16

これからはこの本が

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

行政法の定番といえば、かつては原田尚彦先生の本だったりしたのですが(今日でもその意義は失われていませんが)、先生のお年を考えると、いつまでも、というわけにもいかないでしょう。櫻井先生=橋本先生の本や、宇賀先生の本が最近は流行っていますが、ともにきっちりと論点をおさえた記述ではあるとはいえ、原田先生の本のような「おもしろさ」に欠けるきらいがあります。中原先生の本は、メリハリが効いていて読みやすく、なおかつ解釈論に無理がないために読んでいても安心感があります。テクニカルな法分野である行政法を理解するための、これからの本といえるでしょう。

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紙の本ミクロ経済学の力

2015/03/18 14:29

これからの定番テキスト

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今のミクロ経済学は、アメリカの経済学会でスタンダードとされているテキストが世界的に翻訳されていることもあって、ある程度共通理解がされているといってもいいが、アメリカのテキストの翻訳であれば、説明事例などが日本のことではないということもあって、読んでいても何か「他人事」感が伴ってしまいます。そうした中で、日本人によるスタンダードテキストが出されたこと、展開されている議論も単に入門レベルにとどまらず、政策議論に資するレベルのものになったいます。「経済学者」が語る経済政策でわかった気になるだけでなく、本書を読んでみて自分で考えてみる必要があるでしょう。

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紙の本現代英文法講義

2020/01/15 15:38

気分で開いたページをつい読みふけってしまう。日本の英語関係者に広く使われている代表的な英文法書。

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

英文法の「なぜこうなるのか」という疑問に明確な答えをくれる本。江川泰一郎の『英文法解説』のような網羅的な文法書ではない。どちらかというと英語学を専門とする人向き。この本で勉強しておくと、賢い学生に難しい質問をされても理路整然と答えられるようになる。著者がライフワークとして作った渾身の一冊。英文法、なぜこうなのかという疑問にまで答えてくれる。theだけでも10ページ。Japanには冠詞はないのに、the new Japanになるのはなぜ?など。各辞書・研究者の説を比較総覧でき、言語学書としても実用書としても用いられる。

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紙の本歎異抄 仏にわが身をゆだねよ

2019/09/13 18:14

改めて宗教儀礼について、死についてなどを考えさせられる

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016年4月(および翌年10月)に放送され、大好評を博した、釈徹宗先生の『歎異抄』を単行本化、『100分de名著ブックス 歎異抄 仏にわが身をゆだねよ』として、新たに特別章「さらに深く親鸞思想を知る」などが加えられました。『歎異抄』を読み解きつつ、いかに親鸞が人間の機微を察するに長けた人物かが解説されます。

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日本社会で感じる違和感を数字と統計で分析しており、これまでになかった納得感

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新書でありながら600ページという常識外れの分厚さにまず目を剥きました。もし本書が学術出版であれば、内容を正確に伝えるタイトルをつけるとしたら、さしずめ『詳説 日本型雇用システムの形成史』となるところ。本書がそういう内容のものになった事情は、あとがきに書かれています。もともとは、日本の戦後史を総合的に、つまり政治、経済、外交、教育、文化、思想などを連関させ、同時代の世界の動向と比較しながら歴史を描くという構想だったようです。ところが、研究を進めていくうえで、「カイシャ」と「ムラ」を基本単位とするようなあり方を解明しなければならないと考え、日本社会の暗黙のルールとなっている「慣習の束」の解明こそが本書の主題、となったとのこと。これはもはや、日本型雇用システムの形成史に関する、現在の時点の知見の相当部分を包括的に取り入れたほとんど唯一の解説書になっています。社会政策とか労働研究といった分野の研究者が、細かなモノグラフは書くけれどもこういう骨太の本を書かないものだから、これから長い間、日本型雇用システムの関する定番の本になる可能性が高いでしょう。

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紙の本民法 第2版

2019/03/27 10:16

有斐閣が「これ一冊でいい」と太鼓判を押す民法基本書の名著

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2017年6月初版以降の法改正(平成30年民法相続関係や成年年齢関係改正など各種法改正に対応)を取り込み、他の箇所についても基本的な判例を追加、内容面での補正も施されて、改訂新版が刊行されました。

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紙の本入門資本主義経済

2018/05/16 09:47

資本主義とはどういうものであり、何であったのか。そして今後どのようになってゆくのか。

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

資本主義のなかで生きるならば、資本主義のことを知らなければなりません。その入口として最高の本ができました。資本主義のしくみと発展、歴史的位相、日本における資本主義、さらには資本主義の向こう側まで。資本主義の基本的なしくみから、その発展段階と現代資本主義の歴史的位相、日本資本主義の成長と衰退、そして二一世紀型社会主義の可能性までを詳細に語った一冊。

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紙の本発達障害

2017/08/29 20:22

なぜあの人は空気が読めないのか

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

成人における発達障害について、一般の方を対象にして、その具体的な概念や内容を知ってもらうことを目的とした一冊。さらには発達障害の当事者本人やその家族、又は発達障害にかかわりを持つことが多い、教育や職場の担当者にも参考になる内容となっている。この10年余り、発達障害はマスコミでも頻繁に取り上げられ、一般の人もよく耳にするようになったにもかかわらず、いまだに誤解は多い。この点は医療関係者やカウンセラーにおいても同様である。正しく発達障害の概念を把握しているのは、精神科医でもごくわずかにすぎない。これはなぜかというと、これまで医療や福祉で扱われてきた発達障害は、比較的重症のものに限られてきたからだ。現在問題となっている、知的能力の高いアスペルガー症候群の人たちなどは、そもそも援助や治療の対象とみなされていなかった。さらに最近まで発達障害は児童期の疾患とみなされ、小児科で扱われてきたという歴史もある。このため、成人を対象としている医師やカウンセラーの大部分は、発達障害を正しく理解していない。発達障害とは何か?(正しい知識)、彼らが抱えている問題は何か?(課題)、どのように社会が受け入れていくべきか?(社会の対応)を、豊富な症例をもとに、初心者にもわかりやすく解説した作品。事件の精神鑑定の裏側、天才(驚異的な記憶力、共感覚など)、歴史上の人物の例など、興味深い症例も盛りだくさん。

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『ヘミングウェイで学ぶ英文法』1、2に続く文学×英文法シリーズ第3弾

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

文法講義は丁寧で、高校生でも「幸福な王子」を理解できるわかりやすさ。Scene 解説(語彙とconnotationの幅、語りの視点と多様性など)ではワイルドの表現手法の分析も鋭い。さらに Column ではワイルドの生き様が心にしみる。なかなか硬派な文法事項も取り上げており楽しめる。オスカー・ワイルドは児童文学の名手。倉林先生と原田先生のご専門がかけ合わさった「幸福な王子」の解説はとくに見もの。著者の倉林秀男さんは、本書『オスカー・ワイルドで学ぶ英文法』のほか、『ヘミングウェイで学ぶ英文法1・2』(アスク出版)、『街の公共サインを点検する』(大修館書店)と、言語学と文学の狭間で活躍。共著者の原田範行さんといえば、日本ワイルド協会の理事のお一人でもあり、18世紀研究でも大変なご活躍。

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紙の本完全版ピーナッツ全集 1

2020/06/29 17:01

連載第1回から2年強分を収録した第1巻は、そのほとんどが単行本初収録

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

半世紀にわたり連載された『ピーナッツ』全作品を網羅した初の全集、第1巻は1950~1952年発表作を収録。第1回より登場するチャーリー・ブラウン、シャーミー、パティ。続いてレギュラー入りのヴァイオレット。初めておもちゃのピアノを弾くシュローダー。まだ片言のルーシー。赤ん坊のライナス。そして普通の子犬として走りまわるスヌーピー!…平日版705作、日曜版52作、全757作。巻末には貴重なロングインタビューと、シュルツの伝記作家デイヴィッド・マイケリスによる「チャールズ・M・シュルツの生と時代」を収録。

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働くことについて、じっくり考えてみたことありますか?こどもの為の大人読み物。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

なんで毎日毎日働かなきゃいけないんだろう。そう思っていたら、ぴったりのタイトルを発見。コロナで仕事が「目減り」する中、自分の働く意味も今一度考える。学生時代にこの本に出会っていたかった人生。いや、今からでも遅くない。大人は歩んできた道を見つめ直すことができるから。働くこと。生活すること。可能性に溢れたこどもたちへ。仕事に悩む若人たちへ。年代問わずこれから働くひと、働きながら迷っている人、すべての人に読んでほしい一冊。漫画と解説の繋がりがとてもいい。不登校になって祖母の家で暮らすようになった中学生の不安や日常と将来をどう考えるかの解説がすっと入る。第4章「幸せに働くってどういうこと?」は、書店での職場体験が舞台なので要チェック。この本は一生で何度も読み返す大切な一冊になる。

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紙の本自由論

2020/05/12 15:42

「自由」についての必読書、ミル『自由論』の新訳

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ミルは「多数者の専制」に警鐘を鳴らし、異端者や少数者を容認することが社会の活力につながることを論証した。法律上の刑罰以外の方法によって、自己の思想と慣習とを、その思想と慣習とに反対する市民に対しても、行為の準則として強制しようとし、また、自己の慣行と調和しないあらゆる個性の発展を妨害し、できうればこのような個性の形成そのものを阻止し、あらゆる人々の性格が社会の性格を範として形成せらるべきことを強制しようとするところの、社会の傾向そのものに対して、保護を必要とするのである。

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紙の本憲法講話 24の入門講義

2020/04/13 13:33

過去の思想を学ばない人は、知らないうちに過去の思想にとらわれます

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

憲法は日本の社会で現にどんな働きをしているか。どのような流れの中に今があるのか。そして随所で、心に留めたい言葉が語られてもいます。憲法を学ぶための教科書であることはもちろん、それだけでなく、私たち1人ひとりの良識に呼びかける本でもあります。憲法学は、ほかの法律学よりも人としての良識に頼らなければならない点が多い学問です。徹底的に対立する世界観を抱く人たちがそれでも人間らしく生きるために社会生活を送るには、お互いに一人一人を、自身の思想と信念を抱き、それに従って生きる存在であることを認め合うこと、すべての個人を個人として尊重する心が必要です。最後は、私たちがどう考えるか、どう行動するか、それが問われています。

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