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さじまつきこさんのレビュー一覧

投稿者:さじまつきこ

64 件中 16 件~ 30 件を表示

もはや定番の鬼谷算命学のディテールまでが、これ一冊で。

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悩みがあるごとに街角の占い師にボラれたり、ananやFRAUの占い特集を毎号買うよりは、確実におトクなこのムック。占いの域を超えた含蓄あるおことばで人気の中森じゅあん先生による、鬼谷算命学の基礎からちょっと上級までこの1冊につまっています。巻頭の吉本ばなな氏との対談もなかなか興味深く、何回読んでも飽きないし、事あるごとに読み返せる本です。

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ナチュラル志向で現実的。ぬか袋をすすめるなんて、いいお医者さんです。

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ドクターズコスメ全盛の昨今。1週間スキンケアと言ったって、またカタカナの最新美容成分なんとかをこの器具で浸透させて…とはじまるのかと思ったら、すごく健全。コンビニ食生活でもなんとかなりそうな、お手軽な肌改善生活のすすめなのです。ビール酵母入りわかめスープを毎日飲む、手作りぬか袋で洗顔してみよう、ゴーヤーを食べようなど、気負わず、実践できそうなスキンケアが満載。なんせ副題は「確実にきれいになる美肌プログラム」ですから。よし、やってみるぞ!と、読むたびに思います(読むとやった気になっちゃうあたりが落とし穴かも)。

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紙の本明和電機魚器図鑑

2002/06/18 17:26

魚器の全貌がわかる!値段分の価値があります。

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明和電機が発表したこれまでの魚器の、開発までの道のりがすべてわかる徹底魚器ガイド。明和電機ファンでなくても、その独特な世界にハマることうけあい。本全体のつくりもとても美しく、値段分の価値があります。東京都木場の現代美術館では、たしか明和電機の作業服が売っていたけれど、それよりは多分価値があるでしょう。その存在とコンセプトでグッドデザインを受賞した彼らの思考回路を、ぞんぶんに楽しむことができます。

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紙の本詩集

2002/06/18 15:22

広告と詩壇のはざまで。

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この詩人と同時代を生きたことを誇りに思う、という人がどれほどいるだろうか(くだらないレトリックですいません)。それほど老若男女から愛される「わかりやすい」「美しい」「現代語の」詩を書き続ける、日本で唯一とも言われる“プロの詩人”が、谷川俊太郎である。
その彼の詩が自らの頂点へのぼっていく、70年代後半から90年代前半にかけての全詩が、この1冊に入っている。全部持っているマニア(わたしです)でさえ、思わず買ってしまいたくなるものだ。ちょっと思潮社、サザンみたいな売り方じゃないのと思いつつ、それだけの価値はあるのだろう。
これらの詩がかかれた頃というのは、広告のことばがにわかに注目を集めた頃でもある。そして谷川は、自家中毒を起こしがちな詩壇からいつも「広告かよ!」との誹りをうけながら、わかりやすい詩を書いてきた。
「ほんとうのことを言おうか/わたしは詩人ではない」と言い放った詩人が、さらに言いつのる「世間知ラズ」の一節。「詩は/滑稽だ」
それでも、彼の三つ子の魂に、わたしたちは貪欲に詩を書きつづけてほしいと願う。「世間知ラズ」とは、詩壇が彼を誹ったことばだ。世間知らずの天才、プロの言葉つかいの技と魂を、この1冊で何度でも味わいたい。

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紙の本俳句歳時記 第3版 夏の部

2002/06/18 14:18

思わぬ季語に有名人の句を見つける楽しみも。

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夏が来れば思い出すー、という歌がありました。はるかな尾瀬、遠い空。「夏の思いで」という曲ですね。巻末の季語さくいんを見ているだけでも、夏の明るさ、夜の深さ、花火の音、氷売りの声…にトリップできる、夏好きには必携の書といえましょう。
そして楽しいのが、選句に文人の句を見つけること。カエル好きのわたしは「雨蛙」の季語で、2人の超有名人を見つけました。さて、以下の句は誰のものでしょう?
  A 恐る恐る芭蕉に乗つて雨蛙
  B 青蛙おのれもペンキぬりたてか
こたえ。A、漱石。B、竜之介。竜之介、ちょっとカツオみたいな感性ですね。文豪の句って、お遊び感覚でつくっているからかどうか、素人くさくておもしろい。あなたのお気に入りの一句は見つかるでしょうか。

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終わりがあるからリアルな世界。

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「ホントに終わりやがった…」と雑誌掲載時につぶやいたファンも多かったのではないだろうか。悲しいけれどお別れである。
高校1年から3年まで、多少のリズムの狂いはあれども、4月から3月までに起きるできごとを淡々と“なんでもなく”つづってきたこの作品。多少ズレた世界へ行けども、そのリズムが何よりリアルだった。だから、やっぱり淡々と終わるんだ。
終わらせることで、キャラクターを本当にリアルな女子高校生になしえた、作者の愛に感動する。あずま氏よ、あんた大王だ。

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カエル好き必携。カエルの後ろ姿一覧を見よ。

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かわいいですよね、カエル。カエル好きって、男女を問わずけっこういるものです。某「けろっぴ」ほどデフォルメの効いたものから、だいぶリアルな置物まで、そのキャラクターグッズの多さからも人気は想像できます。
そこで、このカエル図鑑。フィールドワークにも最適の持ちやすいサイズ、(割と)おしゃれなレイアウト…そして今までに見たことのないアングルで捉えたカエルのあんな姿、こんな姿。
「カエルの後ろ姿」一覧ページなんか、必見です。またその隣のページの「ヤマカガシに食べられる」あっさりした最期のフォトにも思わず涙しました。日本に住む愛すべきカエルたちの一生、どうぞご覧ください(関係者じゃないですけど)。

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紙の本恋愛論序説

2002/04/22 14:53

谷川俊太郎をおびえさせる、この才能を。

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いきなり下世話な話になりますが、佐野洋子は谷川俊太郎といつのまにか離婚していたんだね…。天下の詩人はつねづね、佐野さんの才能を畏怖していた(って、雑誌やらのコメントで見ていただけだけれど)。それほどの才能ってどんなだろう、という興味から、わたしは佐野洋子にずぶずぶとはまっていった。この本、タイトルは全然気がきいてないんだけれど、そんなことも忘れさせる瑞々しさにあふれている。ほんとに、タイトルだけが惜しい…。くらもちふさこ好きの女性などに、ぜひ読むことをおすすめします。あと、自分の才能を疑わないマッチョな男性にも。こんな才能の女性を愛せたら、谷川俊太郎に少し近づけるかもしれないです。

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紙の本大根性

2002/02/06 13:38

私小説をまじえたグダグダな少年小説。三谷ファンにはたまらない一冊です。お早めに。

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 三谷氏がこれほど有名になる前に(古畑の最初のシリーズがオンエアされていた頃)、書かれたジャンプノベルズ。少年向け小説、ということで、野球スポ根ものをめざしてはいるが、かなりグダグダです。脚本が書けないグチや編集者との連絡の悪さなどがそのまま反映されていて、結果としておもしろいものになっています。「やっぱり猫が好き」のダメな回のような破綻ぶりといいましょうか、ファンにはたまらない珍作なのです。
 けっこうすぐに絶版になりそうなので、ぜひお早めにお求めを。

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紙の本合い言葉は勇気

2002/02/06 13:30

巨大な権力=低迷する視聴率と戦う三谷氏に思わず涙。ファンもアンチも迷わず買うべし、読むべし。

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 この作品ほど、三谷氏が脚本として世に出したかったものはなかったのでは、と思う。それほど、三谷氏のテレビドラマの中では破格の規模(予算もロケも役者の質も)で作られながら、破格の低視聴率を記録した作品がこの「合い言葉は勇気」だ。表紙のダルマを見ただけでエルガーの「威風堂々」が遠くから聞こえてくるファンも、あるいはアンチ三谷も、ぜひ一読してほしい。三谷氏のドラマにかけた(多分最後の)情熱がひしひしと伝わってくる一作だ。
 脚本の出来はドラマの出来と直結はしないし、ドラマの質の良さと視聴率もときに反比例する。この作品が成功だったか失敗だったかは、世にあまたあるドラマ掲示板の人にまかすとしよう。この本を読んで、面白いか面白くなかったかをシンプルに問われたら、おそらく大勢の人が「…まあ、面白かった」と言うはず。これが三谷氏の力量だ。キャスティングに頼らず、自身の成功を切り売りする女流脚本家のようには流れず、人を笑わせることに人生を賭けている男、三谷幸喜を知るために、ぜひ、読んでほしい。大丈夫大丈夫、損はしません。

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紙の本62のソネット 特装版

2002/01/29 14:30

心のアンチエイジングに。62カプセルの美容液です。

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 谷川俊太郎が22歳で書いた、62個のコロコロしたカプセルのような「詩」。一部から三部まで通してよむと、孤独な天才少年がはじめての恋愛を経て「この世界」と「和解」するまで…をジョナス・メカスのフィルムのように見ることができる。または、萩尾望都の(トラウマなしの)マンガを読んだあとのような気にもさせられる、詩集です。
 なんといっても、現存する書籍の中で「62のソネット」を62個を全部読めるのは、この文庫だけ。(あ、岩波のCD-ROM『谷川俊太郎 全詩集』には入ってるかな? でもあれはマニア向けですからね)旅のおともに、会社のデスクに。心のアンチエイジングに効く、みずみずしい言葉のカプセル、62編です。

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ダイバーならずとも楽しめます。モンジャウミウシって…。

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 どちらかというとこういう「ぐにゃぐにゃしたもの」が苦手な私。海に潜ったこともありません。でもあちこちでウワサを聞いて、購入してしまいました。ウワサとは「ネーミングがすごいらしい」。この本を広げてみて、確かに、きらびやかなウミウシに負けないネーミングの素晴らしさにひきこまれます。
 いわく、アップリケ。シンデレラ。藤娘。つぶつぶ。ブッシュドノエル。こんぺいとう。おしゃれこんぺいとう。くるくる。キャラメル。イチゴミルク。しろたえ。しろうさぎ。パンダ。イチゴジャム。モンジャ。
 …これすべて、ウミウシの名前。シンデレラなんかはいいとしても、食べ物はよせ!と言いたくなりますね。
 これらの名前は「ウミウシの権威」小野さんがつけた和名のようです。各ウミウシの解説も愛情あふれていてほほえましい。恐る恐る開くうちに、ウミウシかわいいかも? と思えてしまう。背筋のあたりがゾワゾワする、キモカワイイ本です。

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ケルトの祭事にまつわる『クリスマスの茶事』なんて、かなりステキです。

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 11月の炉開きから4月の惜春の茶事まで、めくるめくようなお道具と趣向の数々をたのしめる「決定版」淡交ムック、炉編なのですが。あんまりマジメなお茶道人ではない私にとって、イギリス人マーガレット・プライスさんが亭主をつとめる『クリスマスの茶事』が、あまりにステキでめまいがしました。古代ケルト文化の祭事をテーマに据え、本席床の掛け軸は(イギリス人の)実夫による『SHARE THE FLAME』の文字。火をわけあう…う〜んお茶の心。イエスの冠をイメージした本席の花は真っ白のバラと棘荊(とげいばら)。懐石はウェールズ地方に伝わる素朴なごちそうをメインにしたフルコース。なんかステキでしょう。お茶事というのは文化伝統の型を愛しつつ亭主が頭と心を遣って創りだす「おもてなし」。このひとことに尽きるんだなあ、とあらためて感じ入りました。バブルがはじけてホームパーティならぬ「おうちごはん」が見直されているという現在、こういうパーティの仕方を覚えると、ちょっといいではありませんか。招くほうも招かれるほうも、だいぶ教養が必要となるんですけどね…。

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紙の本俳句歳時記 第3版 冬の部

2001/12/03 12:14

例句の選び方に「少女マンガ的」なセンスを感じる。癒しの歳時記シリーズ・冬。

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 角川の歳時記は、ときどき変な例句が入っていて、たのしいんですよ。ぜんっぜん俳句をたしなまない私が読んで、とてもたのしめるシリーズです。春夏秋冬とあるのですが、これを書いている今は師走なので、冬をおすすめします。「年末賞与」とか「日記買う」とか「熱燗」とか「蕎麦掻」とか、く〜、冬、最高!と思う季語や例句がいっぱい。でも春には春の、夏には夏の、秋には秋の、その季節ごとの「最高!」が見つかるのが、この歳時記のたのしみです。俳句って、つくらなくても、たのしめるんですね(当たり前か!)。短いから、気に入った句を覚えやすいしね。なんかかわりばえしない毎日…と嘆く前に、机の上に1冊の歳時記を。目次だけでもいやされますよ。

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紙の本“徘徊老人”ドン・キホーテ

2001/11/29 14:29

『弥次喜多』についていけない人のための、誰が読んでもわかりやすい傑作。

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 『弥次喜多in deep』 で手塚治虫文化賞マンガ優秀賞をとった作者の、受賞第1作。もの凄くよくできた話で、びっくりします。破綻していない。わかりやすい。そして直球なメッセージ。コアなしりあがりファンは「なんか…賞っぽい作品って感じ?」などと言うかもしれませんが、それほど完成された作品です。代表作と言っても過言ではない、かも。
 私がこれを買ったのは2001年の夏でしたので、ニューヨークの惨事はまだ見ぬ出来事だったのですが、今読み返してみるとあの映像が、かぶります。もちろん意味は違うにしろ、巨大なものが滅びる瞬間を私たちはモニターで見て、その傷を無意識のうちにまた風化しようとしている…。そういうゴマカシに剣をつきあげるのが主人公の「徘徊老人」であり、世間が彼に与える勲章は「ボケじじい」、なんですね。それを描くしりあがり氏は一体なんなのかというと、主人公のドンキホーテに寄り添う「サンチョさん」なのかも知れません。

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