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  3. Yumikoitさんのレビュー一覧

Yumikoitさんのレビュー一覧

投稿者:Yumikoit

185 件中 16 件~ 30 件を表示

紙の本

一人で寝せてみたい乗り物小僧に

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

しかし家族の多い家だなぁ。
お父さんとお母さんと。お兄ちゃんとお姉ちゃんと僕と。赤ちゃんであるたっちゃん。
それとおじいちゃんとおばあちゃんがいる。4人きょうだいで3世代同居ってやつ。
しかも犬と猫を飼っている。
それで突然
「今日から一人で寝てね」って。
お母さんも、赤ちゃん一人で手いっぱいってところなんだろうな。
それにしても、よっぽど広い家なんだ。お兄ちゃんとお姉ちゃんも性別が違うから多分一人部屋だろうに、お兄ちゃんと一緒じゃなくて一人部屋くれるんだから。
で、淋しくて猫と一緒に寝るわけ。
夢の中は電車一色。ぼくは通勤列車になり、途中でパワーアップして電気機関車になる。犬は新幹線で登場!
お母さんは駅でお父さんはちょっと意地悪な信号機。
これから子どもを一人で寝せてみたい家で読むには奇想天外で夢があって面白そう。
飼主日記

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紙の本

紙の本きみがしらないひみつの三人

2007/03/01 14:06

心とあたまと、からだの健康について幼い子どもと語り合う

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ヘルメ・ハイネの絵は、ずっとずっと昔にイラスト雑誌「MOE」で見て気に入っていた絵柄である。
きみが、生まれた日にやってきた、きみも知らないひみつの3人。
アタマの中にいるアタマ博士。
むねの中にいるハートおばさん。
おなかの中にいる、太っちょのいぶくろおじさん。
毎日きみが見聞きしたことや感じたこと、覚えたことを片っ端からカードにして整理し続けるアタマ博士。
きみが夜ぐっすり寝ている時に彼が間違ったカードを取り出すと悪夢を見る。
誰かとケンカした時の嫌な気持ち、辛かったこと、嬉しかったことや頑張ったこと。
そういうたくさんの気持ちを大事に世話をしてくれるハートおばさん。
食べたものをもう一度料理して、身体の調子を整えてくれるいぶくろおじさん。
かれらがキミを守ってくれるから、キミは今日も元気に遊べる。
6歳児1号には少し難しいかと思ったが、読み聞かせるともう一度読んで、といい、次には自分でページをめくる。
一晩寝て、朝、着替えながらページをめくり、朝食が済むとまた読んで、と言った。
私の胸に耳を当てさせて、「ハートおばさん、いる?」と訊くと嬉しそうに聞き入って、「いた!」と言う。
ふぅん。こんな本も好きなんだね。
>>>飼主日記-Yumikoit!?

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紙の本

紙の本はろるどのABC

2007/02/17 09:44

たった一本のクレヨンで描き出す空想の世界

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

シンプルな絵。色も、ハロルドが持つ紫のクレヨンだけが色がついている2色刷り。
でもそれでいいんだよね。だってハロルドが描く世界は、紫一色だけど、空想に満ち溢れている。
初めてこのシリーズを借りてきたのは、「はろるどのABC」だと思うけど、けっこう子ども達二人とも好きみたい。
紫のクレヨンを持って遊びだす幼児。
足元まですっぽり来るんだ可愛い欧米風のつなぎの男の子。
クレヨン一つで次々に新しい世界を描き出す。
クレヨンの絵一つで、まるでアリスのように大きくなったり小さくなったりできるハロルド。
パラシュートも大きなお城も、王さまのかぶっている冠も思いのまま。
まほうの庭に何故草木が生えないのか調べに出かけるハロルド。
王さまに会いたい。
王さまの城に入るために、となりにネズミを描く。ネズミの前にはネズミの穴。
ネズミと同じくらいの大きさのハロルドなら、その穴も潜り抜けられる。
クレヨンで描き出す空想の世界なら、魔女も巨人も怖くない。
4歳児2号がくすくす笑いながらきいていた。
飼主日記-Yumikoit!?

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紙の本

紙の本あかちゃんカラスはうたったよ

2007/01/27 21:32

カラス好きの4歳児と読む。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

4歳児次男はカラスが好き。カラスを見るとうっとりして「からすって真っ黒で、きれいねぇ」と言う。
年末に おゆうぎ会で「おおきなかぶ」をやった時にもカラスの役に一番最初に手を挙げて見事カラスの役をゲットした。
カラス…どうやってカブを抜くんだろう、と思っていたらちゃんとカブ抜きに参加していてホッとしたけど。

そんなカラス好きが見つけるなり借りてきた本。
うーん。でもこの表紙のカラスの赤ちゃん。かわいいかなぁ。私はちょっと疑問だけど、きっと次男にとっては「真っ黒で可愛い」んだろう。きっと。

ゴチック体の大きな文字。
ゴシック、ではないところがミソ、ていうくらいゴチック体。
でも声に出して読むとリズミカルな文体。

みんな「かぁぁぁぁ」と鳴けるのに、この子だけ「びぃぃぃぃ」としか鳴けない。
心配したお父さんは、年寄りカラスのところに連れて行って相談する。

…幸いに解決。原因は喉に詰まったさくらんぼでした。うまく歌えるようになって得意満面のあかちゃんカラス。
でも余りに得意満面で夜も昼もなく歌うのでみんな不眠そのもの。
最後は、読んでいる大人のほうがビックリする解決法。え〜。そんなんあり?

次男はカラスの声を真似て読むところで大喜び。
ホント、カラスが好きなんだねぇ。
飼主日記-Yumikoit!?

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紙の本

紙の本かいけつゾロリのドラゴンたいじ 1

2005/09/20 19:56

5歳児が初めて自分で読んだ本

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アニメでおなじみ「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」の原作本。
本当は他の絵本を買ってやろうとしたのに、年中5歳児の選んだ本はこれ。
うーん。読んでやらないといけないのかなぁ。でもまぁ本人も興味が持って選んだ本だし。

ところがところが。

やっとひらがなとカタカナの読みをマスターした程度の長男は、他の絵本だと1ページに3行くらいの簡単な文章しかない絵本しか、自分では読もうとしないにもかかわらず。
この本は親に「読んで」と持ってくることなく、暇な時間を見つけては少しずつ読んでいる。

「好き」って強いなぁ。
>>飼主日記-Yumikoit!?

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紙の本

紙の本はしれ江ノ電ひかりのなかへ

2005/09/09 21:59

涙なしには読めない、今年の24時間テレビ内でのスペシャルドラマの原作本。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今年の24時間テレビ内でのスペシャルドラマ「小さな運転士 最後の夢」の原作本。
重い心臓病で余命いくばくもない主人公。
将来の夢「江ノ電の運転手になりたい」をかなえるために、ボランティア団体の助けを借りて、特別に江ノ電の運転席に乗り込む…。

ドラマでは、少年の夢をかなえるために江ノ電の職員、運転手達が運転規則集やいろいろな運輸省の規則などを読み返しては、彼を運転席に乗せるために問題はないか、正規の時刻表に無理をかけることなく少年を運転席に乗せることは出来ないか、何度も検討する様子が非常に印象的だった。

こちらは絵本で、そういった難しいことは一切描かれていないが、それでも叶わない夢を強く願い、そして思いもかけず叶った夢を抱いて旅立っていく一人の少年の姿が描かれている。

実は最初、この絵本は私が私自身のために手元に取り寄せた。
しかし机の上に置いておいたところ、電車好きの5歳児長男は自分のために用意されたものだと思ったのか、黙って自分の絵本棚まで移動させていた。

読んで聞かせてやる途中も、ドラマの少年を思い出し、薄命だった妻と息子に遺される父親の気持ちを思って何度か涙した。
聞いていた長男は、それを知ってか知らずか、ずっと黙って聞いていたが、黙って丁寧に絵本を片付けに行った。

江ノ電の人たち全員の努力、気持ち。
少年の夢。
全てが素晴らしいけれども。
はかなすぎるなぁ。
>>飼主日記-Yumikoit!?

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紙の本

紙の本ふえるふえる 増加

2005/08/01 20:21

宇宙人の人数とロケットの対比が読む上でひとつのポイント

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これも「はじめてのさんすう」シリーズ。今回は増加。
ロケットが発射されようとしている。それを見ているUFOの中の宇宙人。
ロケットはよく見ると2台。後段が分離されて二つあるロケットの前段が宇宙空間上で合体。軌道衛星になる。
次に発射されるロケットは3台。
またUFOの宇宙人が見ている。おや?仲間が増えている。
よく見ていると、ロケットの数と宇宙人の数が対応していることが判るが、最初に解説を読ませてもらえないので、そこまでは最初はわからない。
ロケットは次々と発射され、いずれも前段は軌道衛星と合体していく。3台、4台…合計9台のロケットが合体した時、UFOからも…。
おりしもテレビではスペースシャトルに乗り込んだ野口聡一氏の船外活動などが取り上げられている。
長男もロケットが発射されるイラストにワクワクしたようだ。
>>飼主日記-Yumikoit!?

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紙の本

紙の本よるのびょういん

2005/06/29 21:35

子どもの健康に感謝して、読み聞かせる。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

モノクロの写真で綴られるひとつのエピソード。
真っ暗闇の中を走る救急車の表紙の写真は、ぶれている。
この絵本を読みたいと持ってきた長男は、大好きな救急車の写真をじっと見て
「この写真、変だよ」
という。いや、すごく早く走っているんだよ、この救急車。
主人公のゆたかくん。昼間から腹痛を訴えていたが、夜になって高熱が出た。
お母さんは119を回す。
憧れの救急車に乗れるというので、痛みと熱にうなされながらもちょっと嬉しいゆたかくん。
病院での診察。そして緊急手術。
おろおろしているお母さんとお父さん。
深夜の病院。先生と看護婦さん。ICU。地下のボイラー室。夜中も働き続ける人々。
長男。あんたもね。救急車こそ乗ったことないけれども夜間救急は何度も行ったね。
4年前の5月と6月。ほとんど毎週大学病院に行っていたよ。
そして4年前の今日、4回目の入院が終わって自宅に帰ってきたよ。
あれがあんたの最後の入院だったね。
翌日が、1歳の誕生日だった。
明日は5歳の誕生日。元気に大きくなってくれてありがとう。
>>>飼主日記-Yumikoit!?

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紙の本

ティラノサウルスよりも好きな恐竜。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

4歳児長男のいちばん好きな恐竜はブラキオサウルス。
草食のおとなしい恐竜だというところもいいし、すごく大きな恐竜というのも好きなポイントみたい。
ゾウよりも大きいんだって、すごいね。
それにしても、恐竜はどうしてここまで巨大になれたのか。
ゾウだってあの巨体を維持するために1日のうち14時間食べ続けると書いている。ゾウの7倍の体重を持つブラキオサウルスならなおのこと、1日の大半を食べることにあてるしかないだろう。
そしてその身体を維持して歩くのに必要な太くて頑丈な足。
おなかも引きずらず、思い尻尾も引きずらずに、地球の重力を振り切って歩くにはとてつもない筋肉が必要だったのかもしれない。
J.P.ホーガンのSF小説「揺籃の星上巻、下巻」で恐竜が生息していたのは今の地球の重力ではない、もっと軽い重力であったなら可能であったろう、という仮説がでてくる。
─ あながち根拠のない話ではないのかもしれないねぇ。
という大人の思惑は置いておいて、日曜日に恐竜博物館に行く予定の長男は盛り上がっておりました。楽しいといいねぇ。
>>>飼主日記-Yumikoit!?

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紙の本

紙の本ブルくんダンプくん 改訂版

2005/05/19 14:10

あの工事現場のクルマも大変身!な乗り物大好きっ子にはたまらない話。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ダンプくんとブルドーザくんは仲良し。
でもよくお互い自慢しあいすぎてケンカになっちゃう。
そんな2人や他の工事現場の作業者達をうまくなだめる重機運搬のトレーラートラックくん。
ある日プルドーザくんは突然、地面をならすブレード部分をはずされて、レーキドーザに大変身。
ダンプくんは羨ましくてたまらなかったけど…。
いつも色々な絵本や外で、沢山のブルドーザやトラックを見ている子ども達だけど、それらがパーツの組み換えなどで別の用途のクルマになることって見たことがないだろうね。
最後にダンプトラックくんも修理工場で重機運搬用のダンプローダーに変身する。
子ども心に訴える絵本だなぁ。
オヤ的には、みんな仲良しで無理のないのりものストーリィってところもいい話だなぁと。
>>>飼主日記-Yumikoit!?

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紙の本

今、わが子が生きている幸せ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昨年、松田聖子主演のドラマを見た。
最初タイトルをよく見ないままに見始めた飼猫氏も途中から真剣に見出して
「これの本を、以前本屋で読んだことがあってさ」
と言い出した。
それが本書である。
生まれて1週間目でダウン症と判明したわが子。
先天性の心臓の病気で、1年くらいしか生きられない…という宣告。
秋雪くんは、それでも最初の1年を生き、2年目も、3年目も元気に生きる。
他の子よりも成長は遅くとも、ゆっくりと自分の足で立ち、歩くことさえ覚える。
子どもを望む夫婦は、子どもを望む時その子が五体満足であると信じて疑わない。
それでも何らかの病気を持って生まれてくる子はいるのだ。
その病気の重さ、軽さの違いはあるとしても…。
先天性の病気を持って生まれたとき。親は一度は自分を責める。
誰のせいでもない。でも自分を責めるしかないときがある。
明日は、来てみないとわからない。ただ、今があるだけ。
その一瞬のためだけに生きる。
そういう生き方があっていいのだ。
今は元気に走り回る長男を見てそんなことを思う。
眠るように逝った秋雪くん。安らかにお休みください。
>>飼主日記-Yumikoit!?

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紙の本

紙の本はるかなるわがラスカル

2005/03/14 14:29

10代の少年の、まっすぐで感受性豊かな生き方、好奇心の向き方が気持ちいい。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いわずと知れた名作アニメ「あらいぐまラスカル」の原作本。
出版社がブッキング、ということは復刻版ですな。
確かに巻末に
 本書は1994年小学館より発行された「はるかなるわがラスカル」を底本に復刊されました。
とある。
ふむん。

アニメでは自由な家風の元、家政婦の攻撃も飄々とかわしながら、病気がちの母親を気遣いながら、ニコニコと動物をたくさん飼う、いいところのお坊ちゃんといった風情のスターリング少年。
実在のスターリング少年が、大きくなってから子どもの頃を懐かしんで書いたのがこの本だというのは知っていたが。

初期設定としては家政婦はまだ存在しておらず。
母親は既に亡くなって、何の職業かよく判らないままになんとなくリッチで浮世離れしている父親。
遠方に住む姉2人。
へぇ。お兄さんもいたんだね。しかも戦時中だったんだ。フランスに出兵中。
アニメではあまりにも子ども達がみんな幸せそうで、気づかなかったが、この原作本でも戦時中といった悲壮な雰囲気は全くない。

母親を失ったラスカルを可哀相に思って飼うことに決めたアニメの経緯とは違って、もっと少年らしい好奇心でアライグマの巣から一匹の子アライグマを捕まえる。
家庭菜園や新聞・雑誌売りで小遣いを蓄えては趣味のカヌー作りの材料につぎ込んでいるその様子は、いかにも少年らしくてほほえましい。
うちの小僧達もこんな風になるのかな。
親友の母親が示してくれる優しい態度に、なくなった母を思い出してそっぽを向いてみたり、小言を言いながらもパリッとした格好を弟にさせようと流行の洋服を着せようとする姉にちょっと反発してみたり。

浮世離れした淡々とした気性の父親とはいい友だちといった感じでマイペースな関係を築いているが、スターリング少年が父親像をそう捉える一方で父親の方は、檻の中にラスカルを入れなくてはいけないスターリングの気持ちを気遣って自分の仕事にかこつけてキャンプを提案したり、さりげなく父親らしい気遣いを見せる。

気になるのは、小説の終わりの方で明らかにされる事実。ラスカルと分かれて3年後に車椅子の生活になってしまうスターリング少年。実際の出来事はストーリィの終わったあとのことらしく、詳細は書かれていない。彼がこの自伝的小説を書くことになるまでの、彼の生き様とか色々読んでみたくなる。

そのことは抜きにしても、年頃の少年の好奇心の塊とかまっすぐな気性とか、感受性の高さとか。とても気持ちよく読めた1冊だ。

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紙の本

赤毛のアンに潜んでいる引用を探せ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第2章でマシュー・カスバートが駅に「男の子を」迎えに行く。
 小鳥たちは歌っていた。あたかも今日が
 一年でただ一日の夏の日であるかのように

この原典は、本書によると「サー・ローンウェルの夢想」という詩の一節であるらしい。更に、その詩は円卓の騎士の一人サー・ローンウェルが聖杯を探しに行く前夜の夢で、この詩の一節のあと一人の乞食に会う。寒い冬の日で、乞食のために凍った氷を砕いて水を与えると赤いワインに変わり、パンを分けてやると、まばゆい光が射してキリストが現れる。
アンを迎えに行くマシューは聖杯を探しに行く騎士というレトリック。そして困っている人に対して優しさと自愛で物を分け与える態度こそが聖杯という解釈の元でのこの引用。

本書はこういった「赤毛のアン」にでてくるさまざまな引用を探した経緯やその体験談、実際の本文との対比における解釈などが書かれている。著者の訳した引用元などをたくさん注釈として入れられた「赤毛のアン」だけではなくその背後にあった苦労談なども書かれている点でとても面白かった。

アンの中に出てくるたくさんの戦争の歴史や英米文学、聖書など。
アン読者にはお勧めの1冊だ。

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紙の本

紙の本風の谷のナウシカ 下巻

2004/11/24 13:25

宮崎駿の原点

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いやぁ、読みたい、読みたいと思いながら読めずにいたのでちゃんと読むのはもしかしたら初めてだけれども、やっぱり映画に比べると深いところまで世界観とかしっかり描き込んであって、奥が深いです。
腐海の生まれた訳と共に、人間やその他の腐海に生きるものの定め。「炎の七日間」の際に当時の人類たちが遺していったもの…。

ただひとつ。ツッコミ。
ナウシカよー。あんた一応族長なんだからもう少し、風の谷に早く帰りなさいってば。

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紙の本

紙の本ぼくのわたしのすいぞくかん

2007/02/28 15:05

ちょっと意外な「子どもと一番馴染みの大きい」、水の生き物。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

4歳児2号が選んだ本。
いもり、おたまじゃくし、かめ、ざりがに…。
子どもがじかに見たことのない生き物もいっぱい。
おたまじゃくしや亀は馴染みの濃い生き物だけどねぇ。
ところが2号にとって一番なじみがあって親近感があったらしい生き物。
「…お母さん。ぼく、ドジョウが飼いたい。今度ドジョウ買って!」
…う、うーん。そうきましたか。
ドジョウというといつもスーパーの魚屋さんで大きな漬物樽で泳いでたアレですな…(笑)
>>飼主日記-Yumikoit!?

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