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もんきちさんのレビュー一覧

投稿者:もんきち

27 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

これくらい言ってもらわないと生活改善ができないひとに

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

内容としては、蔓延する誤った健康常識に異を唱え、正しい食生活を目指そう、というものです。隠れた脂肪や塩分の取りすぎ原因や、また、外食を健康的にとるこつ、自炊を手軽にすませるこつなどためになる情報がいっぱいです。著者は巻末の紹介によれば管理栄養士ということで、健康になるための食事に関する本をいろいろ書いてWebサイトフーズ&ヘルス研究所も開催されています。ただ、私のように細かいことが気になるタイプにとっては「炭水化物がよい」といいつつ「砂糖はダメ」、「砂糖や油のように精製したものはよくない」といいつつ「清涼飲料水は砂糖にいろいろ加えているのでもっとよくない」、「脂肪が万病のもと」といいつつ「油脂を絞ったあとの大豆を使った安い味噌より丸ごとの大豆を使った味噌」というように根拠不明の断言があり、過剰な天然信仰、和食信仰を感じます。また、「添加物は気にしなくてよい」が「少ないものを選べ」など、妥協なのか現実論なのか微妙な基準不明もあり、盲信は危険と思われます。
タイトルに書いたように、これぐらい言われたら多少は気にする(本文末の事例に出てくるよう「毎日はできないが、できるときにはやってみる」程度の人)には読みやすくてよい本かと思います。

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紙の本

かっこよく盛り上がれそうなうんちく満載

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ヤンキー先生が国会議員になってしまうこの時代、本書にある「ヤンキーネタはどこで披露してもハズレなし」と言う言葉はかなりリアリティがあります。特に、あちこちで見かけるいろんなもの、話題になってるあの人を片っ端から「ヤンキー的」とか、「一見ヤンキー的でも実は違う」なんていうしゃべるとウケそうな話題が満載です。しかも、著者の経歴に見合った精神分析的な展開もあって、頭よさそう度もアップしそう。
著者が好きな人は「オモシレー」とすごく評価しているようですが、個人的には分析と言う視点で物足りないので評価は低めにさせてもらいました。読み通して感じたのは、あれやこれやがヤンキー的なのではなく、もともとある「素地」をヤンキーがストレートに反映しているのだろうなあ、と言うこと。そんなことを考えさせてくれるのだから、やっぱり良い本なのかもしれませんね。

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紙の本

紙の本反省させると犯罪者になります

2014/05/18 22:57

犯罪者には死刑か終身刑、と言う人に読んでほしい

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自分があまり社会に適応していない、と感じているので、いつ犯罪者になるかわからない不安で刑務所と言う場所にはとても興味があります。現在は厳罰化の動きが盛んで、犯罪者など世間に野放しにするな、と言う人も多いのですが、犯罪者とそうでない人はそれほどの違いがあるのかと言うこともいつも感じています。

この本はそんな私の期待に応えて犯罪者予備軍や犯罪者を生み出す背景を考えてくれたように感じます。土下座や泣いて自分の非を謝罪するような態度が、本当に反省から生まれるものなのかについて疑問を投げかけ、犯罪者にならずに社会で生きていくためにどうすべきかを深く突っ込んで考えていると感じました。

ちなみに、タイトルは「反省しろ」と求めると犯罪者に、ということで、実際に犯罪者の更生に必要だ、と主張している内容は一般的に「反省」と呼ばれている行為です。学校や職場で子供や部下に一生懸命反省させようとしているが効果を実感できない、と言う場合に役に立つ知識もたくさん出ています。

なるべくたくさんの人がこの本を読んで、糾弾と謝罪が繰り返されるだけで何がよくなったのかわからないような息苦しい世の中が変わっていってほしいものです。

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紙の本

「裏ワザ」か正面突破か

7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

タイトルは「裏ワザ」とあるが、意外性のある裏ワザというよりは正統派の処世術と思って読んだほうがよいかもしれない。個人的には、人望重視で短期主義的な処世術は嫌いだが、「本当に小手先だけ」のテクニックではないので、それなりに素直に読めた。著者が何を思って書いたかはわからないが、あちこちに暮らしと政治のかかわりを感じさせる記述があり、ひょっとすると、もっと多くの人に政治に関心を持ってほしい、と思ったのかもしれない・・などと考えてしまう。小泉政権を肯定的に書いているのは割り引いて読むにしても、第3章の政治編は(全面的に同意するかどうかはともかく)ニュース解説としても面白い。
1章の半分と3章に重点配分してちょっと甘めの評価。

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紙の本

「法はお上から与えられたもの」に違和感を持ったら、どうぞ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

法律は「お上から押し付けられた自分たちを拘束するもの」という印象を持っている人は多いと思います。また、押し付けられたものではないぞ、という場合にはたいてい「人間として守るべき根本的な道徳や倫理に根ざした絶対のもの」と扱われることが多いと感じます。私にとって法律は共同体を円滑に維持するための「約束」にすぎないので、自分の考え方がおかしいのか知りたいものだと思っていましたが、法律やルールが社会との関わりの中でどういう意味を持っているのか、という本は結構ありそうで実はないんですよね。で、この本を知って子供向きと知りつつも買ってしまいました。
この本は、スポーツを例にとって、ルールの「社会を円滑に運営するためのツール」と言う側面を上手に紹介しています。コミュニティを自分たちで運営することで法律を上手に使いこなそう、という提案にも共感しました。(学校の生徒会は、そういう本来の趣旨とは異なり練習の場になっていないなあ、と思いつつ・・。品川女子学院とかは別かもしれませんが。)
難をいえば、(見かけないテーマの本にありがちなように)中身が網羅的で広範囲にわたっていてちょっと散漫な印象を受けることと、せっかく対話形式で書かれているのに会話の展開に違和感があって返って読みにくく感じるるところがあることでしょうか。著者と息子の会話ですが、いきなり親を「キミ」と読んでいたりして面食らいました。話が進んで息子のプロフィールを理解してからやっと「なるほど、それでこんな風に会話してるのか」と納得でした。

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紙の本

紙の本天才!成功する人々の法則

2016/07/09 11:59

極端な例を見て全体につなげる

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

天才と言われる人々も環境に支えられているのだ、と言えば、彼らを引きずり降ろそうと言う読み方も可能ですが、同様の環境で別の人が同じ成果を出せるかは別の話です。それでも、支える環境がなければ彼らがそこまでの成果を出せなかったとすれば、環境を整えることでより多くの成果を社会に出現させられるわけで、停滞の時代にこそ、これを考えるべきです。
タイトルの「天才!」に関して1万時間の法則とか、タイミングの問題とかが注目されるけど、最後の方の文化と平均点の話をきちんと読み解かなくてはなりません。「人こそ資源」とか言うなら、読んでみて損はないでしょう。

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紙の本

紙の本文章をダメにする三つの条件

2007/05/20 13:30

読み手の立場になった文章を書くために

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読み手の立場になって書け、とよく言われるが、この本には読み手の立場になって考えるとどうすればよいかが書かれていた。私にとっては最高レベルの参考書である。
子供の頃、「読書感想文」というのが苦手で「感想なんて、面白い、つまらないの他に何があるんだ」と思いつつも、読み手としては確かに面白い感想文とつまらない感想文があることはわかる。報告書やレポートはそれなりにまとめられるようになったが、子供が読書感想文の宿題をするようになって、あらためてもう一度「文章の書き方」を考えるようになった。この本の「感想文に書くのは、”本の感想”ではなく”感想を持った自分のこと”」と言う発想はすごく新鮮だし、不特定多数の「実際の私」を知りたい訳でもない読者にとっては、紹介する自分は創作でもよい(「こんな感想を持った自分」を想像して、その自分が主役のお話を作る)なんて、ひとりで「読み手の立場になって」考えたところで絶対に思いつかない。高等技術まで紹介してました。子供の頃に、この本に出会っていればちょっとは楽ができたのに・・・。
「三つの条件」は、1)羅列、2)理屈攻め、3)一般論、ということで、よくある文章作法とかわらないようだが、一通り読んでみれば「作文指導の立場でいろいろなレベルの作文を山のように読まなければならなかった」経験にもとづく読者の立場からのアドバイスが身にしみると思う。

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紙の本

紙の本植物からの警告

2013/08/15 18:40

遠いところにも身近なところにも意外性満載

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

世界各地を飛び回り、植物の状況を観察して回るという、受け取り方によってはとっても贅沢と言うか、のどかな仕事をしている人の仕事の成果をまとめた本です。いろんな土地の植生とその時代による変化を紹介していて、それがタイトルにあるように人類への「警告」になっています。
植物にとって、温暖化より降水量の変動のほうが影響が大きい、なんて話も最近の集中豪雨のニュースや農作物への影響を考えると納得ですし、また、竹の一斉開花による枯死の問題など、まさに盲点とも言える話も興味深いものでした。外来植物と言えばセイヨウタンポポとセイタカアワダチソウ、と言うのはどうも生活への影響から見たら的外れのようです。
ギアナ高地の話や南アフリカの花畑の話など、紀行文的な面白さもあり、そこに人間と植物のかかわりと言う著者の専門分野から見た解説もありで、カラーページの写真とともに単純な科学書より楽しんで読める本と思います。

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紙の本

あるべきリーダーの姿が学べる

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

話題性もたっぷりで、薄く、短く、読みやすい本です。

個人的にリーダーの育て方、日本のあり方には異論もありますが、リーダーのあるべき姿に関する話題は、海外の平和維持活動を率いて非常に高い評価を得たと言う経歴の持ち主だけに説得力もあり、とても納得感のあることが書いてありました。

また、自衛隊は災害救助だけやっていればいい、とか、平和維持活動に武器を持ってゆくのはおかしい、と言う主張がありますが、中から見て、現場に行ってみたら、それがどういうことなのか、と言うところもなかなか知ることのない話題です。

政治に関しての話題を期待しすぎると期待はずれかもしれませんが、リーダーのあるべき姿を模索している人にはすごく良い本だと思います。また、自衛隊を毛嫌いしている人にも読んでほしいと思います。

(当然と言えば当然ですが)あちこちに民主党批判が盛り込まれていますので、何が何でも民主党支持、と言う人にはお勧めしません。

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電子書籍

平安宮廷日常系ミステリ

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

平安時代の貴族の娘(と言っても、当時としては熟女の部類?)が宮廷に入って様々な問題を解決する日常系ミステリです。自己評価の低さの割にやたらと周りから持ち上げられる主人公が気になると読み辛いかもしれませんが、登場人物たちのやたらと高い身分を含めて楽しめるようなら、一話完結の短編集の形式を含め、気軽に楽しめる秀作です。
主人公との年齢差はあるものの、中高生が読むと古文の時間が少しは楽しくなるかもしれません。

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紙の本

紙の本シャーロッキアン! 1

2012/02/22 21:20

読書が好きでよかった、と言う気持ちを一話ごとに思い出す

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

絵は表紙を見ての通り4コママンガかと思うような感じで、まったく期待しないで読み始めました。そのせいもあるかとは思いますが、読み終わってかなり感激。

基本的なストーリーは題名通りシャーロック・ホームズに絡めた推理劇なのですが、ひとつひとつの話がその人の人生と深くかかわっていて、「読ませる」話になっています。読書好きのひとなら、人生の中で「この場面って、あの本のこのシーンと重なる・・」なんて思う瞬間があると思いますが、そんな瞬間を一話ごとに追体験するような感じ。題材はシャーロック・ホームズに限定されていますし、「名探偵コナン」の工藤新一とは比べ物にならない「濃さ」なので、その辺がうっとおしく感じる人もいるかもしれません。その辺を素直に感心できればそれも楽しみですし、興味がなくて読み飛ばしてもストーリーには影響ありません。ライバル心を持って読むシャーロッキアンにとってどうなのかはわかりません・・。

絵に関しては、クール・ジャパンのマンガに慣れた人には物足りないでしょうが、クセはないので拒否反応を起こす人は逆に少ないとおもいます。ちょっとしたひと時に呼んで幸せになれる感じの一冊です。(というか・・2巻出ましたね)

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電子書籍

不運と思いきや、美味しい話

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

さえない中年おばさんの若返り物語、と言うとミもフタもありませんけれど、生活感たっぷりでぶれないキャラ設定の主人公と、ちょっと都合よすぎかなと思いつつもそれなりに堅実な展開で、安心して楽しく読めるお話でした。
おばさんだろうと、目標に向かって頑張る人は魅力的ですよね。

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紙の本

教育が最優先で伸ばすべき能力

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

教育改革と言われて久しくなるものの、実際に教育が目指すべき方向は定まっておらず、とにかく高度な知識を与えるか、漠然と「生きる力」とか「社会に貢献できる」と言ったお題目に終わるか、と言う印象を受けます。そんななかで、社会にどういう人材を送り出すか、そのためにどんな教育をするか、と言うことを具体化した形で伝えてくれるのが本書だと感じました。「協調性があって、自分の意見も主張できる」「コミュニケーション能力の高い人材」とか言われても、大抵の人はイメージがつかないように思えますが、それがどういう人材で、どのような教育でその能力を育てられるのか、と言うことを実感できる本でした。

どちらかと言うか、組織変革の内容を期待して読み始めたものの、著者の個人的な感性と力量で成し遂げたような形でその観点からはあまり参考になりませんでしたが、本書に賛同するような人が増えれば、必要な組織変革で悩むようなことはぐっと減りそうな気がします。

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電子書籍

電子書籍木津音紅葉はあきらめない

2019/07/18 22:16

斜めから見た世界

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

軽い物語で楽しく読める・・ような気がするのに、なんか違和感があって入り込めない、と思っていましたが、読み終わってから気が付きました。

この物語の主人公は、よくある「巻き込まれ型」のストーリーで主人公を巻き込むサブキャラそのもので、そんなふうに考えると、何気なく読んでいた話で破綻しているはずでも流してしまうところが、主人公がやっているがために気になってしまう、と言う部分がちょこちょことあるだけで、話の出来としてはちゃんとレベルに達していると感じました。

「どうしても読んでおけ」ではないにしても、ちょっと変わった視点で楽しめる話かもしれません。

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電子書籍

電子書籍そして、アリスはいなくなった

2019/06/01 22:47

正統派青春小説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本の紹介はなぜかミステリっぽくなっていますけれど、「小鳥遊アリス」というネットアイドルに関わった者たちを各自の視点で描いている青春群像劇です。誰もがスクールに通ったり、ネットに投稿してアイドルを目指せる時代を背景に、それと裏腹のフェイクニュースによる嫌がらせなども含めて描く秀作でした。
登場人物たちはいろいろ問題を抱えすぎてるとリアリティを感じないと思う人もいるかもしれませんけれど、ラノベやオレンジ文庫を読みなれている人ならすんなり入れるでしょう。

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