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みんなのレビュー150件

みんなの評価3.9

評価内訳

150 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

手が止まらない

2016/07/25 14:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うさっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

続きが読みたくてページをめくる手が止まらない。是非映像化して欲しい。

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紙の本

すごく彼らしい

2002/03/28 18:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「永遠の仔」でその名を轟かせた作家、天童荒太の作品。やはりこれもすごく彼らしい。登場人物は、みんな それぞれ孤独を感じている…イヤ、現代社会において孤独を感じないでいられる人が果たしてどのくらいいるのだろうか?
 携帯で常に繋がっていないと不安な人々。人と上手く距離がとれない人…決して少なくないですよね。夜のコンビニは、やはりどこか淋しい。この話は現代病理を鋭く描く。

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紙の本

個人的には騒がれすぎた『永遠の仔』よりこっちのほうが遙かに好ましい。でも、登場人物たちがあまりにステレオタイプで、何だかアニメを見ている気がする

2005/07/07 20:53

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

《連続して一人暮らしの女性が惨殺される事件が続いた。巡査 朝山風希は近くで起きたコンビに強盗事件との繋がりを気にするが》
天童荒太は寡作です。だから代表作がない、というか全てが代表作といっていいかもしれません。彼の存在を有名にしたのは『永遠の仔』で、図書館などでは相変わらずリクエストがあるようです。『あふれた愛』では、単なるサスペンス作家ではないことを証明してくれましたが、デビュー作はどうでしょう。かなりドラマチックな印象のカバーに惹かれて、読むことにしました。
朝山風希は八王子署に勤める巡査で、一人暮らし。付き合っているのが同じ署の赤松秀樹巡査部長。ただし深い関係ではありません。勤務が不規則なので、コンビニとは切っても切り離せない生活をしています。その八王子を中心に起きる女性連続殺人事件。手口は共通していて被害者の遺体の損傷が激しい。
彼女が使っている店で起きた深夜の強盗事件。アルバイトの芳川潤平は19歳、バンドでヴォーカルとギターを担当、彼の我ままぶりに仲間は何度も変わり、今は新しい仲間たちと活動をしています。曲作りのために、いつも小型レコーダーを持って、思いついた時にフレーズや言葉を吹き込む。彼がレジをしているときに現れた犯人は、潤平をナイフで傷つけ、バイト仲間で中国から留学している高に重症を負わせます。犯行当時、身動きすることも出来ないでいた潤平に、警察は疑いをかけ、高圧的に臨んできます。
本のカバーにはサイコホラーとありますが、そのためには加害者の心理がもっと書かれる必要があるのではないでしょうか。あくまでサスペンス小説とみるべきです。新潮社が主催した「日本推理サスペンス大賞優秀作」を新たに全面改稿。その部分がどこかは分かりませんが、天童の名前を世に知らしめた『永遠の仔』や『家族狩り』より、個人的にはこの作品のほうが好きです。ラストの男女のすれ違いに、大人の恋を見るのは私だけでしょうか。上手さというよりは力を感じさせる作家です。関口苑生の解説が親切で、気持ちがいい。
ただし、アニメの原作といった感がぬぐえないのは何故でしょうか。カバー画が足を引っ張る?いや、生活感覚があまりにステレオタイプのせいかもしれません。

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紙の本

三者三様の孤独

2020/04/12 16:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の一人の女刑事にあまり好感は持てませんが、後半になるにつれ、どんどん読み進めたくなる作品でした。
犯人も最初からわかった状態でストーリーが進むので、どのように捕まるのかなど気になって最後まで一気に読んでしまいました。
主人公となる三人がそれぞれ孤独を抱えていて、その孤独に対する考えや想いが異なることに色々考えさせられます。

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電子書籍

この作者の初めての作品

2018/07/30 03:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かず - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語の目線が新しい角度で面白い。読み終わりはほっこりとした気持ちになる。良かったです。

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紙の本

ひとそれぞれ

2017/08/15 16:06

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投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る

人はそれぞれの感じ方考え方があって対人関係って面白いし難しいなあと感じさせられた。3人の軸で話が展開していくので飽きることなく読めた。

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紙の本

混沌とした世界

2016/05/16 15:09

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投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

誰が善で誰が悪なのか、だんだん分からなくなっていく。サスペンスとしてももちろん面白いのだが、弱くて脆い人間心理の描かれ方も素晴らしいと思う。

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紙の本

天童荒太の世界に引きずり込まれて行く…

2005/03/10 13:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

「永遠の仔」「家族狩り」を世に放った、あの天童荒太である。彼の実質のデビュー作との事だが、もうすでに彼独特の読み応えを感じる事が出来る。どろどろぬめぬめとした、灰褐色のヘドロに包まれるような感。それは決して悪い意味ではなく、読む側はそのどろどろに纏わりつかれて、どんどん天童荒太の世界に引きずり込まれるのだ。
この作者は、DVや幼児虐待、そして「自分を分かってもらいたい心神耗弱した犯人」を描かせたらピカイチである。今回もまさにドンピシャそれ系。家族狩りとは違って最初から犯人は明かされているが、追いかける女性刑事が最後のターゲットになるのも面白い持っていき方かも。まあ、ちょっと偶然に過ぎる部分が多いのが玉にキズかもしれないけれど、充分、人間の狂気と弱さを味あわせてくれた。

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紙の本

同じ熱を持つ血。

2004/05/17 14:41

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投稿者:川内イオ - この投稿者のレビュー一覧を見る

傷から自由になろうと決めて努力する場合に限り、
傷は何らかの意味を持つ。

これは私の好きな作家の言葉だ。
私は、痛ましい、救い難い事件が起きたとき、
いつもこの言葉を思い出す。


『孤独の歌声』には、固有の、そして決して
消えることのない傷を抱えた3人が、その傷から
自由になることを渇望し彷徨う様が描かれている。

都内で発生した連続殺人事件。
発見された死体には、無数の刺し傷、切り傷が残されていた。
被害者に共通するのは、行方不明になってもしばらくは
誰にも気づかれないだろう、独り暮らしの若い女。

この連続殺人事件は、別に起きたコンビニ強盗事件から
細い糸を手繰るようにつながってゆく。

強盗事件の際、たまたま働いていたバイトの若者、
強盗事件を担当する女性刑事、そして…。

管轄外の連続殺人事件に不自然なほどの
情熱を燃やす女性刑事の後悔。

誰にも心を許さず、仲間も欲せず、ただ自分の
感性だけを信じて歌を創る若者の渇望。

亡霊に囚われ、亡霊と共に生きる連続殺人犯の幻想。

物語は、3人の傷を露にする。


私は、女刑事と若者は正常で犯人が異常だとは思わない。
3人は、同じように自分の傷から自由になろうともがいている。
その方法と方向性が違っているだけだ。
彼らのもがきは、確かに「何らか」の意味を持っている。
そして、どうもがけば傷から「自由」になれるのかは、
誰にもわからない。
ただ言えるのは、傷から自由になるための努力、をしなければ
傷からは自由にはなれない、ということだろう。

剥き出しにされた3人の傷からは、
同じ熱を持った赤い血が滴り落ちている。
そして、3人から、いや被害者の女性からも
流れる細く赤い血は、私やきっとあなたにも共通する
鉄錆に似た「孤独の匂い」を漂わせている。

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紙の本

孤独を愛するか愛せないか

2002/02/26 23:51

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投稿者:まめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『永遠の仔』の天童荒太の優秀作受賞作。

 物語は風希・潤平・“彼”が章ごとに一人称で語り進めるので、共感できるか否かは別として、それぞれの心情がわかりやすく、非常に読みやすい。“彼”の存在も初めから明かされており、女性を監禁しているシーンの描写がリアルタイムになるので、“彼”の異常な行動と表の顔のギャップの怖さも真に迫ってくる。とは言え、犯人の怖さは貴志祐介の『黒い家』ほどではなかったが。

 風希がなぜ行方不明の女性に過剰反応を示すのか、潤平が郷里を出てきた本当の理由、“彼”が狂気に駆り立てられていった原因。3人の過去に抱えた心の傷が次第に明らかになってゆく。その過程がどんどん面白くなってきて読む速度がアップした。
 
 風希の「1人でいるのは淋しいと周りは何故決め付けるのだろう?」という疑問には、個人的に大きく頷いてしまった。“淋しさ”の基準ってもちろん個人差があるに決まっているのに、孤独を愛する者にしてみれば大きなお世話だよな、と。

私のHPです。書評始めました。BOOK Drunker

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紙の本

孤独を抱える3人の物語

2016/11/27 13:39

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投稿者:タケチヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかく松田の徹底した猟奇ぶりに驚愕でした。真の家族を作るという母親からの使命感にも似た思いが彼をここまでの行動に追い込んだのであれば、怖いと同時に可哀想だとも思ってしまう。最後の対決シーンでのバトンの下りは良かった。

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紙の本

孤独

2001/08/08 12:49

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投稿者:よさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 誰が一番孤独だったんだろう? 歌への情熱を抱えているアルバイト? 連続殺人犯?それをおいかけている婦警? ひょっとしたら、殺人犯のお母さん。
 全体から見たらとてもすくない描写だけれど、確実に狂気をはらんだ孤独を感じます。自分の世界にだけ生きていこうとする怖いくらいの孤独。ゆがんだ世界。
 今はもうなくなってしまっていますが、第6回日本推理サスペンス大賞の優秀賞を受賞した作品です。

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紙の本

孤独の歌声

2001/06/25 00:00

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投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る

 天童荒太という作家については、これまでほとんど知らなかったのだけれど、TVドラマで「永遠の仔」を観て、俄然その名前の注目した。「永遠の仔」にしても「孤独の歌声」にしても、サスペンス仕立ての人間ドラマ、刑事ドラマという体裁は共通しているし、驚くほど濃密でありまた希薄でもある人間関係が描かれている点でも共通している。強く他人とのつながり・同化を求めるあまり、ついには自他の区別が無くなり犯罪に走る人間、また自他の同化により自己を見失うことを恐れるあまり、心を閉ざして生きる人間。そうした人達の人生が複雑に絡み合うところにドラマが生まれる。そうした両作品の登場人物達の心の有り様は、極端な形ではあるにしても現在を生きる人間の心理を見事に表象している。「孤独の歌声」は作家のデビュー作に近い作品であるようだが、つい最近の作品「永遠の仔」とをあわせて読んでみると、現代人の心の孤独・心の傷というものが、一貫したテーマとして作家の内にあるようだ。

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紙の本

孤独が好きと言うけれど

2001/05/29 04:19

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投稿者:春都 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 もっと「どろどろじめじめ」な重厚なものを予想していたのだが、文章が若者っぽさもあり読みやすい(語り手が若いからだろうけど)ので、思ったよりライトな印象。

 しかし事件そのもののショッキングさと、その裏にある現代的病理は決して軽くない。「独り」と「家族」、そして「他人」。
 よくあるような「あとは読者それぞれが考えましょう」といったものではなく、作者が信ずるそれらへの認識というか「距離のとりかた」を強烈に主張している。
 天童荒太は安易に問わず、ただひたむきに語るのだ。

 「時代を切り取った」と評される作品というのは、えてして数年経ってからみると評価が落ちがちになってしまうと思う。時代が作品に追いついた、ではないだろうけど、発表当時には斬新だった「作家が敏感に察知した感覚」が知らず知らず世の中に浸透し、慣れてしまうのかもしれない。

 この『孤独の歌声』もある意味で時代性を持っていて、それが表れる事件とその真相にさほど新鮮味も驚きも感じない。表面上のストーリーがおもしろいから楽しむぶんには困らないものの、そういった点を味わえない、味わうためには「その当時」を鑑みる必要があるだろうことには、少しばかり悔しさを覚えたり。

 孤独は悪なのか善なのか。悩む時代はおそらくすでに過ぎている。

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2004/10/12 07:32

投稿元:ブクログ

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