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みんなのレビュー111件

みんなの評価4.4

評価内訳

111 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

圧巻でした。

2017/10/28 07:42

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うみしま - この投稿者のレビュー一覧を見る

朝井さんの作品は以前、雑誌連載の銀の猫を読んでいたので、軽快な印象を持っていて、本書を読んでみようと思ったのですが、良い意味で裏切られた感じです。水戸藩の幕末の事件のことはほとんど知らずに読み始めました。獄中の描写を読みながら、なぜか、マーティンスコセッシ監督の映画、沈黙の中の拷問シーンが繰り返し甦ってきました。 皮膚感覚というか、ゾワリとした感触が襲って来るような気がしました。朝井さんの描写力の凄まじさに圧倒されました。それだけではなく、幕末の志士らの辞世の句に着目された朝井さんの視点にも新しさが感じられました。中島歌子の心の奥底に秘めた、まさに恋歌には誰もが心を揺さぶられるのではないかと思います。

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紙の本

幕末の混乱の時代を生きた女性たちを描いた数少ない傑作!

2016/01/23 08:53

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説は、中島歌子という明治期に一世を風靡した女性歌人の一生を描いたものです。彼女の辿った人生は、幕末の水戸藩という過酷な環境の中でした。幕末を描いた小説にはいりいろありますが、そのほとんどが薩摩・長州を中心としたいわゆる幕末の志士といわれる男性が中心です。そうした中で、女性の視点から幕末を描くという小説は非常に貴重なものでしょう。加えて、水戸藩をテーマにしている点は、その珍しさをより一層引き立てていることといえるでしょう。水戸藩は薩摩・長州と同様、幕府にいち早く反旗翻した藩でありながら、新政府に登用された人々の中に水戸藩出身の人を見つけることはできません。これはなぜでしょうか?この小説にはこのような疑問に対する答えも用意してくれています。時代小説の中の傑作中の傑作といえるでしょう!

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電子書籍

胸の真ん中に沁みた

2015/12/26 16:01

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よしこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

幕末の水戸藩の話はドラマや映画などである程度の知識はあったものの、全く異なった認識となった。
辞世の句などあまり意にもとめていまかったが、あまりにも心に沁みるものばかりでした。句に興味をもちました。
久しぶりに本を読んで、心がじーんとした。

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電子書籍

激動の時代に翻弄されて

2018/10/16 07:09

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケイ - この投稿者のレビュー一覧を見る

一途な想いと寂寥と憤怒と憎悪と、その果ての鎮魂。
忠と不忠とが目まぐるしく入れ替わった時代。
双方に信義があったろうに。
三十一文字に込められた思いが胸に痛い。

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紙の本

ある女性の再生

2023/10/08 09:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る

幕末に水戸で吹き荒れた天狗党の乱。歴史で習い知ってはいた。悲惨な末路が待っていたのも知っていた。けれども、それはその天狗党に与した男性たちだけでその家族や親類縁者まで波及するとは思ってみませんでした。妻や子、母なども獄中につながれ過酷な仕打ちが待っていた。幼い子までどんどん処刑されていく。それを見ていなくてはならない母たち。食事も粗末、何かというと獄卒による拷問。やせ衰えていく女たちや子たち。
私は、この小説を読むまで、歴史の本の一部しか知らなかったことに気付きました。
新政府の明治政府は薩長土肥ばかりが席巻し、いち早く攘夷論を打ち上げていた水戸の政府高官が見当たらない。変だなと思っていましたが、水戸はこの藩内の混乱粛清により人材がいなくなってしまったとのこと。理由が分かりました。
それでも生き残った女性たちがいた。どう彼女らは明治を迎えたのか。愛する家族を失い、どう立ち直れと言うのか。彼女らの戦いはまだ終わっていなかった。

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電子書籍

なぜか『風と共に去りぬ』に似た読後感

2022/10/11 22:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

全く違う話だというのに、読後の印象はミッチェルの『風と共に去りぬ』に似ている、だった。激動の時代に生きた女の一代記だからだろうか。少女時代からの一途な恋、苦難、そして男勝りの力強さを持つまでに至る成長。江戸でもなければ外様藩でもない水戸という雄藩の独特の人間模様。その辺りが、スカーレットと共に彼女が生きた米国南部社会を描いた、かの作品に通じたように感じたのかもしれない。
 ただ、全く違う話である。天狗党の志士の妻子が入獄させられ、次々と首を刎ねられていく場面は、さすがに胃が痛くなった。

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紙の本

樋口一葉の師

2022/07/06 22:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る

幕末の物語は、多くは勤王の志士らの、志に生き志に死ぬ姿を追いがちだが、この物語は、同時代の武家の女たちの生き様を見事に描いている。男たちの引き起こす騒乱に、結局は巻き込まれ、時として傷つき、時として死に、生き抜けるのが大変だったのだろうと思う。樋口一葉の師として知られた主人公の生涯は、時代に翻弄されたという言葉だけでは済まされない重みがある。生活を語ることができない男の代わりに、女たちが幕末の理不尽さを語るのである。

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紙の本

まっすぐな表題

2015/11/15 20:55

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルがなんともまっすぐ。幕末の動乱の中のある夫婦の壮絶な物語。ただこれも当時はほんの一つできごとでしかなかったのが、なんとも重い。誰に語るでもなく、でも後世に伝えたかった気持ち。それを手記に残し、いずれ読まれるであろうとした奥ゆかしさ。どんなにひどし仕打ちをうけ、惨たらしく死を迎えたとしても辞世の句だけは残した武士とその家族の強さ。敵わない。わたしたちの血流は続いているはずなのに、いまはそんな風流さみじんもない。「君にこそ恋しきふしは習ひつれ さらば忘るることもをしへよ」愛する夫への恋歌は切ない。

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紙の本

波瀾万丈

2019/11/03 14:34

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る

幕末から明治初期にかけて、波乱の人生を送った歌人、中村歌子の物語。前半は恋多きお嬢様の恋物語かとも読めるが、後半は時代に翻弄されながらも自分の人生を生きようとする歌子の姿に引き込まれる。
本書のタイトル『恋歌』は、歌子の伴侶、以徳を思い詠った短歌から。ネタバレになるので書かないが、この歌から彼女の以徳への思いが熱く伝わってきて、読み進めながら目頭が熱くなった。

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紙の本

重量感を感じます

2018/09/14 23:03

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

時は幕末から明治にかけて水戸藩の争いに巻き込まれた歌人の人生!天国、地獄を味わい生き抜く精神の強さに感銘しました。ちょっと読みづらいとこもありましたが、物語は引きこまれるパワーがあります。

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2017/10/21 03:03

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2015/10/15 21:15

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2018/07/14 18:36

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2015/10/18 20:38

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2015/11/28 15:58

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