64(ロクヨン)(下)
著者 横山秀夫
警察職員二十六万人、それぞれに持ち場がある。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の下の仕事。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持をもって...
64(ロクヨン)(下)
商品説明
警察職員二十六万人、それぞれに持ち場がある。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の下の仕事。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。D県警は最大の危機に瀕する。警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。
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たしかに警察ものの傑作!
2018/01/13 16:46
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
刑事部長を東京の本庁の人間にするや、県警の者のままにするや、それがそんな大層なことか?と警察の仕組みを知らないので、読んでて正直退屈な部分が途中ありましたが(でも広報の気持ちはすごく分かりました)、ラスト100ページでガラリと印象が変わり、いや実に面白かったです。評価されているのが、なるほど!と思えるくらい良かったです。横山ワールドを追及したくなりました。
巧妙な伏線と、驚きの結末。さすが横山氏。
2017/09/08 17:08
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投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台となるD県警の刑事部と警務部との縄張り争いと、その中で掘り起こされる未解決誘拐事件。そして、その模倣犯的犯行が発生して、事態が急展開し始める…。
上巻が人間の負の一面をこれでもかとストーリーに落とし込むゆっくりとした展開であったのに、下巻では一気にストーリーの展開がスピードアップします。巧妙に張り巡らされた伏線に、何度も上巻の様々なシーンを読み返しながら下巻を読み切りました。
最後の結末はネタバレになるので割愛しますが、最後の最後まで、著者横山氏の展開する世界に翻弄され続けました。スーパーエース刑事が活躍するような単純なストーリーではないので、一つ一つのシーンが今後の展開にどう繋がるのか気が抜けない常に緊張感を強いられるようなストーリーですが、それこそが横山氏の描く世界なのかなと思います。
好みは分かれるかもしれませんが、他では味わう事の出来ない読後感が秀逸です。
警察小説
2017/03/12 15:26
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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化された横山氏の長編傑作。
映画では64の犯人が見つかるハードボイルド的な側面が色濃かったように思えるが、原作では娘家出した主人公の家にかかってきた無言電話、娘を誘拐された被害者、警察内部の葛藤、広報対記者クラブが絡みあっていく。原作を読むべし。
熱量が半端無い
2016/06/29 22:30
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投稿者:miyata - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻から一気に読みました。読み終わるのが勿体ない、って思ってしまったのは久し振りです。
横山秀夫さんの文章はとにかく熱い。
なので、登場人物の情熱や執念がダイレクトに伝わってきます。
こっちの体温も上がる上がる。
とにかく人間関係が濃密に描かれていて、三上さんと奥さん、同僚との絆のシーンはグッときまくりました。
肝心のロクヨン事件はどうなるのかな……と思っていたら、まさかの結末。
最後の最後まで熱いです。
そしてこれを読んだ後で「陰の季節」(二渡が登場します)を読んだのですが、先にこっち読めば良かったーー!! となりました。
勿論「64」単体でも文句なしに面白かったんですが、「陰の季節」を知っておくと、新たな楽しみが沢山あると思います。
特に二渡。そうか、お前…… ってなります。
なのでもう少ししてから「64」読み直そうかなと……!
予想外の結末。
2016/06/29 20:19
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投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
二転三転する展開にこれまでにないほど引き込まれてしまった。最後の息もつかせぬ早さで展開する追想劇。そして、予想外の結末。映画版もありましたが、僕はこっちの結末の方が好きです。
警官の魂
2016/04/29 14:05
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
国民を守るという警官本来の魂を取り戻した三上が活き活きと描写され上巻での三上警視の苦悩がうそのようにさわやかな展開になります。上層部の腐れ切った理論が良くわかりますが実際の会社や警察も似たようなもので正直者が損をする世の中なのだと思います。自己満足かもしれませんが地位ではなく自分の本心に立ち返る機会を与えてくれる本だと思います。
64
2016/04/18 09:49
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投稿者:エミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
64上下巻読了。物語の世界にぐっと引き込まれて読んでいる間は自分の分身がこの物語の世界で生きているかのような錯覚を感じるくらい、引き込まれました。映画も楽しみです。
64
2016/01/29 17:38
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投稿者:わかにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなか難しい表現もあり、語彙力も必要になったけど、とても面白くて、
買ってよかったーと思いました。
映画もぜひ見てみたいですね。
64下
2015/12/30 12:31
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
64のTVは小説に忠実で小説と同様面白かったです。横山作品のネクストはしばらく無理かな。この作品が最後にならないことを祈っています。
文句なしの面白さ!
2015/12/28 08:47
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投稿者:キンジー - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めから最後まで、物語の展開の巧みさと登場人物の心理描写など、内容のすべてにグイグイ引きこまれ、読みおえてからも暫くはボーっとして余韻を楽しんでいました。その後、D県警しりーずをはじめ、手元にある横山さんの本を読み直してしまいました。横山秀夫さんはやはりすごいですね。
圧倒的な面白さ
2015/08/28 22:23
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投稿者:らんるー - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の1~2章はいまいちパッとこなかったが
だんだんと物語が進むと共にはまっていって一気に読んでしまった。
”このミステリーがすごい!”の2013年に1位になってるが
歴代のよりも最も良かったと言っても過言ではない。
主人公の警務部広報室という聞きなれない部所や
刑事部、警務部との関係、課長や部長の階級についてなど
警察内部の機構までもしっかりと書かれた推理系のサスペンスというより、
ポリティカル・サスペンス。
主人公の三上に感情移入できてしまえば、他の娯楽より楽しい時間を楽しめるかも!? 未読ならぜひ読んで欲しい
非常に面白かったです
2015/08/23 18:45
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投稿者:ケロケロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラジオのポッドキャスト(たまむすび)を聞いて、半信半疑で上巻だけ買いましたが、すぐ下巻をいました。最後までどうなるか、全く想像ができませんでした。
縄張りを守る
2024/08/18 16:00
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投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
刑事部長のポストをD県で守るか、東京に取られるかで、熾烈な争いになる。そこに報道機関が絡んできて、主人公の三上はどうするのか?昭和64年の未解決誘拐事件、今起きている誘拐事件、両方を解決するんだろうなと思いながら、一気に読んでしまった。
希望
2017/10/31 07:27
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投稿者:まんだかず - この投稿者のレビュー一覧を見る
県警内のキャリアとノンキャリアの壁、刑務部と刑事部の壁、マスコミと警察の壁が
ここまで厚いのか、と警察関係者に確認したくなるほどの話の展開です。
横山小説の主人公たちは
いつもいろいろ深読みをしすぎて疑心暗鬼になっているのも
この小説の特徴です。
64(上)(下)の約3/4はそのような警察とマスコミの話なのですが、
残りは誘拐事件が発生し、昭和64年に発生した本のタイトルにもなっている
幼女誘拐殺人事件を正確にトレースしてきたあたりから
一気に読ませてくれます。この辺りはさすがです。
瀬々敬久監督映画化原作
2017/10/27 14:31
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
上司からの圧力と記者クラブからの締め上げに苦しむ三上の姿が印象深かったです。僅か7日間に終わった昭和64年の中に取り残された人たちの思いには胸が痛みました。