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紙の本
空棺の烏 （文春文庫 八咫烏シリーズ）
著者 阿部智里 （著）
【吉川英治文庫賞（第９回）】八咫烏の一族が支配する世界山内で、宗家を守るのは山内衆と呼ばれる上級武官。その養成所「勁草院」に集った少年たちは、果たして厳しい訓練を乗り越え...
空棺の烏 （文春文庫 八咫烏シリーズ）
空棺の烏【新カバー版】
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商品説明
【吉川英治文庫賞（第９回）】八咫烏の一族が支配する世界山内で、宗家を守るのは山内衆と呼ばれる上級武官。その養成所「勁草院」に集った少年たちは、果たして厳しい訓練を乗り越えられるか？ 八咫烏の世界を描くファンタジー長編。【「TRC MARC」の商品解説】
エリート武官を目指す少年たちの熱き競争の日々。
厳しい訓練生活の果てに彼らを待ち受けていたのは……
人間の代わりに八咫烏の一族が支配する世界=山内を舞台とする、八咫烏シリーズの第4弾。本作の舞台はこの世界を統治する宗家の近衛集団「山内衆」を養成するための訓練学校「頸草院」である。15歳から18歳の少年たちが集められ、全寮制で上級武官になることを目指し、厳しい生活が待ち受けている。
前作の『黄金の烏』で突如出現した人を喰う大猿へ立ち向かうため、次の日嗣の御子である若宮へ忠誠を誓った北家の御曹司・雪哉も新入生の一人。若宮の近習であった経歴や自らの経歴はあえて明かさず、勁草院での日々がはじまったものの、そこに待ち受けていたのは、若宮の母の実家である西家の御曹司・明留を中心とする若宮派のグループと、廃太子された若宮の兄・長柄を再び皇太子へと推す南家系統の公近グループの激しい対立、兄弟の父である金烏代の意向を重視する教授陣――間近と見られていた、若宮の即位が神官たちによって延期が決まるという不穏な空気の中で事件は次々に起こる。
さらに実力主義が前提の学内で、貴族階級出身の宮烏と庶民階級出身の山烏の身分格差が歴然となるにつけ、山烏出身で雪哉と同室となった重丸、あらゆる武術で天才的な腕をみせる千早らもこの争いに絡んでくる。果たして身体が誰より小柄な雪哉は、頸草院での争いを勝ち抜くことができるのか？ そして若宮の即位はなるのか……。
前作までの陰謀うずまく世界とは趣をやや異にして、雪哉、明留、茂丸、千早という4人の少年たちのビルディングス・ストーリーとして友情あり、冒険ありの一冊!
【商品解説】
人間にかわり八咫烏が支配する世界・山内のエリート武官養成学校で切磋琢磨する少年たちの青春の日々を彩る、冒険、謀略そして友情。【本の内容】
目次
- 序章
- 第一章 茂丸
- 第二章 明留
- 第三章 千早
- 第四章 雪哉
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かなり楽しい♪
2017/07/21 21:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ぞか - この投稿者のレビュー一覧を見る
和風なハリー・ポッター？？
一巻ごとにかなりテイストが違うのですが、それも含めて楽しんでます。
イメージとしては、ハリポタ×ネクロポリス(恩田 陸)かな。
久々に「早く次巻出して～～」と思うシリーズです。
紙の本
大猿の謎が
2021/09/10 12:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回の舞台は草院。行ってみれば学園ドラマ。意地悪な先輩がいて、派閥があって、助け合う仲間がいて、個々の成長があって･･･。でも雪哉がかかわってそんな単純な青春ストーリになるわけもなく。身分社会、貧富の格差などの問題もからみつつ、若宮たちの真の狙いが明らかになります。
つくづく思うのですが、「雪哉、おぬしも悪よの~」「いえいえ、若宮様ほどでは」
紙の本
まさかの学園もの
2020/02/13 23:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
3巻までは図書館で借りていたが、とうとう待ちきれず残り全巻まとめ買い。帯のこの少し透ける和紙のような紙、世界観に合っていてとても好き。今回は猿の脅威から一転、学園もので、雪哉と茂さんの「散歩です」「散歩だそうです」の掛け合いがツボにハマる。雪哉は若宮の参謀として常に“最善解”を進言しなければならない。しかし最善解とは別のところで、雪哉少年自身の意志も確かにあるのだ。参謀としての彼を底が知れず怖いと思う一方で、根性がひん曲がっているのを知りながら、仲間だと言ってくれる頼もしい存在を得られて良かったと思う。
紙の本
緻密な筋書構成と荒唐無稽に陥らない論理的展開に拍手でした。
2018/05/04 11:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
緻密な筋書構成と荒唐無稽に陥らない論理的展開に拍手でした。摩訶不思議な世界観にもすっかり馴染んだせいか、すんなりと物語に入り込めた。前作で明らかとなった「外界」との関係で話しは広がっていくものと思っていたら、逆に「勁草院」舞台と八咫烏の世界中心へと戻ってしまったのに一瞬アレツ。しかし中盤後半で、来るべき「猿」との戦いに備えて、若宮派と兄宮派との対立で弱体化した山内衆の立て直しという密命を受けた雪哉の活躍であり、次作以降への重要な布石だったと判り納得。第一章は茂丸、第二章は明留の視点で物語を展開するなど、細やかな細工も効果的に生かされている。「真の金烏」を巡る謎も明かされ、次作はいよいよ「猿」との最終決戦かな。この作家、今のところ「八咫烏シリーズ」全６巻のみだが、要チェックかもしれない。
紙の本
雪哉って
2017/10/17 11:40
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫かぶりは知ってたけど、かぶるにもほどがあるでしょってくらい、本性が描かれます。
それもかなり魅力的に。
ただの生意気小僧じゃないんだ～！今後が楽しみです。
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よかった
2017/09/24 10:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：か～ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
購入前に「この巻はいらない」という内容のレビューを見たのであまり期待せずに読み始めましたが、今後につながるのかはわかりませんが必要なストーリーだと思いました。
雪哉と仲間となる同級生たちとのかかわりがよかったです。
これからの展開も楽しみ。
紙の本
いよいよ
2017/08/06 18:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編突入！
と思ったけれど、
もう１ページ、準備を踏むみたい。
雪哉が１人前になっちゃう。
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学校のはなし
2022/10/10 18:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生のライバル、友情、先輩後輩の縦列関係にしのびよる陰謀論。
さわやかな切り口の中に垣間見えるキナ臭さがまた面白かったです。
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異世界ファンタジー学園物語！！
2021/07/23 10:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：わに♂ - この投稿者のレビュー一覧を見る
雪哉の賢さが炸裂し、後半はスカッとする場面が多く、その後の“事件”からはトントントンと話が進み、次巻が楽しみで仕方がない。
電子書籍
確かに展開はドキドキ…
2017/10/14 22:53
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：usa - この投稿者のレビュー一覧を見る
雪哉の養成所時代のお話です。
すっかりかわいげがなくなり、くせ者感が増した雪哉とその周りの仲間たちのやりとりや駆け引きが面白かったです。
しかし、ここからはネタバレで個人的な主観ですが…
ラストが説教くさくて、青臭くて…年寄りの私には残念に感じました。セリフが爽快感より子どもの持論のむちゃぶりに感じて。
ごめんなさい、おもしろくは読めたのですが、組織を描くには深みが感じなかった作品でした。
