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マニアが増殖中!読めば思わずダムに行きたくなってくる本
発電や治水など、限られた国土の日本ではダムは必要な社会基盤だと考えられています。しかし社会的役割とは離れたところで、巨大建造物としてマニアたちを魅了しています。さらにダムの工事は過酷で多くの事故が起こり、そこにはさまざまなドラマが起こっています。思わずダムを見に行きたくなるような、いろいろな本を集めてみました。
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ダムマニア
宮島 咲(著)
「ダムマニア」というWEBサイトを運営している著者の宮島咲が、ダムめぐりに必要な最低限の情報をまとめ、ダムの写真とともに紹介しているガイド本です。国交省は「ダムカード」というカードを作成して全国のダムで配布をしていますが、そのきっかけとなったのは宮島からのアドバイスだったとか。著者のダムへの愛が存分に感じられる一冊です。
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ダムの専門家が、ダムについて科学的に解説した本です。ダムの基礎知識をイラストや写真を多く使って解説しているので、素人でも理解しやすい構成になっています。放水をコントロールする様子や世界にある巨大なダムなどがカラー写真で掲載されていて、眺めているだけで楽しい一冊です。
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だむかん
柄澤 昌幸(著)
「だむかん」とはダム管理事務所の略称で、主人公は不本意ながら閑職に異動することになった電力会社の職員です。退屈な日常業務をこなす日々のなか、大雨でダム決壊の危機が発生。だけど決壊を防ぐために放流をすると、キャンプ中に取り残された人々が犠牲になる状況で・・・。ダムという巨大施設を管理する現場の大変さが伝わってくる小説です。
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ホワイトアウト
真保 裕一(著)
テロリストがダムに爆弾を持ち込み、数人の職員と下流の市民20万人を人質にして政府に50億円を要求します。主人公のダム職員・富樫は同僚と市民、そしてダムを守るためにテロリストと戦うことを決意します。はたして、ダムの爆破を阻止できるのか?ダムという構造物の特性を生かした、スリリングなサスペンス小説です。
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