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発達障がいのお子さんの早期療育に役立つ!ABA(応用行動分析)の本
最近では「発達障がい」と幼いお子さんが診断された場合、積極的に療育をしていくことで、効果を上げられることがわかってきたそうです。そこで、そのなかでもきちんとしたエビデンス(科学的な根拠)があり、特に自閉症などのお子さんに有効とされているABA(応用行動分析)の療育について、わかりやすく知ることができる本を紹介します。
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2歳の息子が、「精神遅滞を伴う自閉症」と診断された母親が書いたノンフィクションです。自宅でのABAを用いた療育の開始、療育手帳を卒業するほどに成長していく4歳までの姿など、さまざまな壁を一つずつ乗り越えていく様子が描かれます。オリジナリティあふれる療育のアイデアも掲載されており、ABAを初めて知る方にもオススメです。
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自閉症など発達障がいのお子さんの早期療育に有効とされるABAには、いくつかの流派があり、長時間行う場合もあります。しかし、なかなか改めて療育の時間が取れないご家庭も、少なくないでしょう。本書ではABAの方法を日常のなかで、親にもあまり負担がないように、楽しく取り入れられる療育アイデアが数多く掲載されています。
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教えて、のばす!発達障害をかかえた子ども 幼児期のABAプログラム
宍戸 恵美子(著) , 平岩 幹男(監修)
家庭でもすぐに取り入れられる、ABAを用いた療育アイデアがわかりやすく書かれた一冊です。幼児期に新版K式発達検査で、発達指数が50~70くらいのお子さんを想定して書かれています。こだわりへの対処方法や声がけ、言葉の引き出し方など、自閉症のお子さんを育ててきた著者ならではのアイデアは具体性があって、とても参考になります。
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ABAを家庭に初めて導入する際、どんな環境設定や課題から進めていけばよいのか、わかりやすいように一つ一つイラストつきで書かれています。紹介されているプログラムは言葉がない状態でも取り組むことが可能な課題から、文字を書くなど高度な課題まで、難易度に沿って紹介されています。
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前半では、「ABAとは何か?」ということを説明し、発達障害児の問題行動に対してどのように分析して、対応を変えていけばよいかに丁寧に書かれています。後半では、実際にABAの療育を用いたお子さんたち、親御さんたちの体験談を読むことができます。全体的にわかりやすく書かれているので、療育の入門書としてもオススメです。
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