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「タックス・ヘイブン」のことが一から理解できるようになる本
過去40年にわたる「タックス・ヘイブン」の取り引きデータが流出し、全世界のメディアを騒がせた「パナマ文書」。租税を回避するためにタックス・ヘイブンを利用している富裕層や大企業の行き過ぎた節税は、世界中で貧富の差をますます大きくしています。今回はそんなタックス・ヘイブンを一から理解することができる本を紹介します。
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脱税によって発生したお金「アングラマネー」と、タックス・ヘイブンの関係について書かれた一冊です。アングラマネーをめぐって起こった国内の事件から、アメリカやヨーロッパにおけるタックス・ヘイブンの仕組み、それにまつわる事件などが取り上げられており、タックス・ヘイブンのダークサイドがよくわかります。
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経済評論家の渡邉哲也による一冊。1970年代からのタックス・ヘイブンに関わる取引内容が記載された「パナマ文書」の詳細、これからの世界秩序の分析、パナマ文書の活用方法などがまとめられています。タックス・ヘイブンに関する基本的な解説もあり、予備知識がなくても読み進められます。
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タイトルの通り、タックス・ヘイブンを題材に書かれた小説です。シンガポールで1人の金融マネージャーが死亡することから始まるストーリーは、日本、アジア、ヨーロッパなどの複雑な利害がからみ合う緊張感のあふれる展開になっています。ストーリーを楽しみながら、国際金融についても理解を深めることができてしまいます。
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パナマ文書公開とタックス・ヘイブンの陰謀! 前代未聞の巨大データ流出による世界情勢への影響
宇田川敬介(著)
実際にタックス・ヘイブンでの会社設立の経験を持つジャーナリストが、タックス・ヘイブンの基本的な説明から「パナマ文書」公開までの経緯、その影響までをまとめた一冊です。パナマ文書に名前のある日本企業のリストも掲載されており、親切で読みやすい解説書になっています。
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