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映画の見方がこれでわかる!映画をより深く楽しめるようになる本
優れた映画本は、自分がかつて鑑賞したことのある映画を思い出させてくれるだけでなく、その映画にまったく別の新たな光を当ててくれます。また、いまだ見ぬ作品への憧れをかき立ててくれます。数ある映画本のなかから、今見ても古びない古典的名作について触れているものを紹介します。映画をより深く楽しみたい方にオススメです。
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昭和の懐かしい映画に詳しい評論家の川本三郎が、名匠・成瀬巳喜男の映画について論じた一冊です。庶民的な感性を大切にしたその人柄と映画への情熱が、生き生きと描かれています。名人とも呼べる語り口に、読者はたくさんの成瀬作品に思いをつのらせることになるでしょう。彼の映画を見たことがなくても、一冊の読み物としても十分に楽しめます。
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映画の話が多くなって
小林 信彦(著)
雑誌「週刊文春」の連載エッセイをまとめたシリーズの第15弾です。MGMミュージカルや、戦前・戦後の日本のお笑い映画人、淡島千景のことから最近のヒット作まで、映画について自在に語った映画好きにはたまらない内容です。その語り口のうまさから、本書に登場する映画は実際に見ているような気分にさせてくれます。
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小津安二郎と「東京物語」
貴田 庄(著)
日本を代表する映画監督・小津安二郎が1953年に発表した映画『東京物語』は、今もなお多くの人に愛されている名作です。同作はどのようにして作られ、公開当時はどのように評価されたのかなど、さまざまな資料にあたり、なぜいまだに愛され続ける名作になったのかを明らかにしていきます。著者の博識さにも、圧倒されてしまいます。
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友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌 増補
山田 宏一(著)
1960年代のフランスでは、「ヌーヴェル・ヴァーグ」と名付けられた映画の新しい流行が起こっていました。その中心にいたゴダール、トリュフォーなど、時代の寵児となった監督たちと時間をともに過ごした著者が、時代の息吹を伝えながら、ヌーヴェル・ヴァーグについて語った一冊です。オシャレなだけじゃない、フランス映画を知ることができます。
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