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お殿様も大変だった!?江戸時代の旅が追体験できる本
江戸時代のお殿様には大切な仕事がありました。それは1年おきに江戸と国元の間を行き来する参勤交代。つまり、ちょっとした「旅」をせっせと繰り返していたわけです。しかし、交通手段が今とはまったく違った江戸時代の旅は楽ではなく・・・。当時の旅の様子をおもしろおかしく描き、その様子を垣間見ることができる本をご紹介します。
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突然亡くなった父の役職を引き継ぎ、参勤道中の手配を急にすることになった小野寺一路。そんな一路が頼ったのは家伝の古い書物。誰もが驚く古式ゆかしい行列が、江戸へ向けて出発!御家騒動や自然との戦いなど、笑いあり涙ありの時代小説です。読んでいるうちに、自分も蒔坂左京大夫一行と旅をしているような気分を味わえます。
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全51巻で完結した、佐伯泰英さんの大人気時代小説「居眠り磐音 江戸双紙シリーズ」の一冊。このシリーズでは、主人公はたびたび旅に出ます。徒歩で動くことが圧倒的に多いのですが、この巻では船で九州を目指します。いやはや船旅も酔ったり嵐に遭遇したり、実に大変です。
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謁見
佐伯 泰英(著)
舞台は幕末。下田に駐留する亜米利加総領事ハリスが、将軍謁見のため江戸出府!大名の参勤交代並みの大行列が江戸を目指します。決められた日までに何が何でも江戸入りしなければいけないのは大名と同じですが、旗持ちは星条旗を持ち、ライフルがあったりワインが出てきたり・・・、一味違う江戸時代の旅が楽しめます。
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他4冊の主人公たちは江戸を目指していたり、江戸で暮らしていたりしますが、その江戸とはどんなところだったのでしょうか。徳川将軍家があって、御家人や旗本がいて、町人がいて・・・。へー!と思う豆知識がつまっていて、江戸時代の小説や時代劇を楽しむ助けになる一冊です。
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