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あなたの知らない側面がまだあります!東京のディープな魅力を発見できる本
ここ数年、地方が見直されてさまざまな話題を呼んでいますが、まだまだ日本の中心となっているのは東京といえるでしょう。ビジネス・ファッション・グルメなど、多様な情報が次々に飛び交うこの街のことを、みなさんはどれだけ知っているでしょうか?あまり語られることのない、大人向けのディープな東京の魅力を知ることができる本を紹介します。
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新東京いい店やれる店 SEX&THE CITY&THE RESTAURANTS
ホイチョイ・プロダクションズ(著)
都心でいいレストランを探すならテレビや雑誌、WEBサイトなどで頻繁にランキング付けされているので、電車で30分もあれば見つけることができるでしょう。この本ではおいしさ、価格、人気以外の新基軸「やれるかやれないか」でお店を格付けしています。大人の恋の駆け引きが成立しやすいかどうか、前代未聞の基準を設けたガイドブックです。
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東京最後の異界鶯谷
本橋 信宏(著)
鶯谷は、東京の要所をつなぐJR山手線の全29駅のなかで最も乗降客が少ない駅です。しかし、ある特殊な客層には有名な側面があり・・・。鶯谷を歩く人たちにインタビューを敢行し、土地が包括する歴史・宗教・風俗を明らかにしていきます。墓地とラブホテル街が隣り合わせになった生と死が入り組む異界、それが鶯谷なのです。
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江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統
原田 実(著)
2005年に公共広告機構(ACジャパン)のマナー啓発広告として、「江戸しぐさ」が取り上げられたことを覚えている方もいるでしょう。電車でこぶし一つ分腰を浮かせて席を空けるなど、日本人らしい心遣いとして人気になりました。しかし、本書によると江戸しぐさは歴史的根拠のない架空の伝統なのだとか。本来の江戸の姿を知ることができる一冊です。
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イケてないわけではないし、仕事もあるし、友達もいる。彼氏や結婚もその気になれば・・・と思っていたら、いつの間にかアラサーになっていた脚本家を主人公にしたコミックです。東京で暮らすリアルなアラサー独身女性の描写に、思わず頭を抱える読者が続出。キラキラと生活感が同居した、飾られていないジャスト・ナウの東京を知ることができます。
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東京にはホラーの入り口がいたるところにあります。古くは芥川龍之介、現代では宮部みゆきなど、さまざまな作家が書いた東京を舞台とする怪談作品のゆかりスポットをめぐり、実際の伝承などとも絡めて紹介しているのが本書です。読後、東京の街の見え方がガラッと変わるかもしれません。
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