ブックキュレーターhonto編集員
さまざまな角度で味わえる!読み味が異なる傑作「時間ミステリー」
タイムスリップや時間ループといったSFの定番ともいえる「時間モノ」。それにミステリーをかけあわせた「時間ミステリー」。時間ミステリーといっても、ユーモアあり、人情あり、サスペンスありと、小説によって読み味は千差万別です。そこで、読み味の違う時間ミステリーのなかから、それぞれの傑作を紹介します。SF好きの方もミステリー好きの方も必見です。
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削除ボーイズ0326
方波見 大志(著)
過去の出来事をなかったことにする装置「KMD」。主人公の少年は、親友の事故や兄の自殺を食い止めるために、その装置を使います。しかし次第に生じていく不和。それに立ち向かう少年。話はやがて、ほろ苦くもさわやかな結末を迎えます。読後に切ない余韻が残る本書は「時間ミステリー×青春」の傑作です。
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1万回以上、同じ時を繰り返している少女。時間がループしていることに気がつく「僕」。高校生の「僕」と転校生としてクラスにやってきたその少女が時間ループの謎を解いていきます。膝を打つ展開、緻密な設定、構成の妙。本書は「時間ミステリー×ライトノベル」の傑作です。
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