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読めばほっこり、温かい気持ちに包まれる。母と娘の物語
「毒母」という言葉まで生まれ、最近では母娘を描いた物語には重いテーマのものが増えています。身近な存在であり、似ている部分があるから母娘はぶつかり合ってしまうことも多いのですが、逆にいえば、味方につければ一番の理解者になりうるということです。そこで読んだあとに温かい気持ちになる、母娘の姿が描かれた小説を紹介します。
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娘の沙良は36歳独身。冒頭から母の勧めを受け実家で起業。理解者のふりをして娘を管理しようとする母と、それを知りつつも母に甘え、うんざりしながらも母の一番の理解者でありたいと思う娘。距離が近いから傷つけあったりするけれど、母と娘の2人暮らしの遠慮のない気楽な会話が楽しく、読後ほっこりとした気持ちになれる一冊です。
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『100万回生きたねこ』などの絵本で有名な著者・佐野洋子が、母親との関係などを綴ったエッセイ。子どものころからの母親との難しい関係と、母を好きになれない自分を責める荒々しい言葉の数々に心が痛くなります。でも、母が亡くなる間際の気持ちが変化していくさまが、しみじみと温かい気持ちがあふれている母娘の物語です。
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