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読めば必ず行きたくなる!沖縄の魅力が余すところなく詰まった本
夏になると日本中から観光客が集まり、訪れたい県ランキングでも常に上位をキープしている沖縄。南の島ならではの自然美はもちろんですが、島の人々が醸し出すフレンドリーな雰囲気や、ゆったりと流れる島時間も大きな魅力です。そんな沖縄の魅力が詰まった本を紹介します。すべて読んだら、すぐに休みを取って沖縄に向かっているかもしれません。
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3か月に1回発行されている雑誌「おきなわいちば」は、言うなれば「オシャレすぎる地元情報誌」。音楽フェスのカレンダーや、隠れた名店の店主が考案した家庭向けのレシピ、小さな工房特集など、沖縄の暮らしに寄り添った記事が満載です。スタイリッシュでありながらも、深呼吸をするようにゆったりとした空気感が誌面からあふれ出しています。
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19歳の綾乃の大親友は、86歳のオバァ・オージャーガンマー。のんきに遊び暮らしていた綾乃は、ある日神様から『ユタ(巫女)になれ』と命じられます。破天荒な綾乃とオージャーガンマーのキャラクターが爽快なこの小説は、石垣島の豊かな自然や温かい方言にあふれ、拝むことであの世とこの世を繋ぐユタの世界も垣間見ることができます。
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沖縄オトナの社会見学R18
仲村 清司(著) , 藤井 誠二(著) , 普久原 朝充(著)
作家、ジャーナリスト、建築家の3人が、対談形式で沖縄を紹介した一冊です。文化遺産はもちろん、B級穴場スポット、歓楽街、隠れた名店など、一般の観光誌では見られないディープな情報が満載されています。巻末には本書で紹介された街歩きスポットのリストやマップも掲載。普通の沖縄観光では満足できない方に、オススメのガイドブックです。
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ぱいかじ南海作戦
椎名 誠(著)
心機一転して沖縄に旅立った主人公は、現地で知り合ったホームレス4人組との宴会後に荷物をすべて盗まれてしまいます。そんな事情を知った青年と2人の美女とともに、海岸での自炊キャンプ生活が始まるのですが、これが何とも楽しげ。西表島の大自然とサバイバル気分が満喫できる、椎名誠による南国小説です。
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なんくるない
よしもと ばなな(著)
沖縄を訪れた4人のそれぞれの心情を描いた短編集です。離婚や不慮の死など、さまざまな喪失を抱えた登場人物たちは、沖縄の力強い日差しや愛のこもった島の食べ物に、少しずつ元気をもらって自分自身をリセットしていきます。淡く美しい文体が心地よく、リアルな情景描写やゆったりとした世界観も、たまらなく魅力的です。
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