ブックキュレーターhonto編集員
やんちゃ過ぎてハラハラ!若者たちのぶっ飛んだ日常を描いた本
若者のやんちゃな姿を見ていると、ハラハラしたり、スカっとしたりします。しかし、それが繊細さの裏返しのように感じて、胸が痛くなることもあります。そんなやんちゃな若者たちの、ぶっ飛んだ日常を描いた本を集めました。あなたが若者なら、共感することもあるでしょう。すでに若者ではない人は、あの頃の気分に浸ってみてはいかがでしょうか。
- 7
- お気に入り
- 1660
- 閲覧数
-
マンハッタン少年日記
J.キャロル(著) , 梅沢 葉子(訳)
1960年代のニューヨーク。作者の、13歳から16歳までの日記です。バスケットボールに夢中な、よくいる不良少年。しかしドラッグに手を出し、すべてに関して制御不能になり、深みにはまっていきますが・・・。最後には彼の繊細さが痛々しいほどに伝わってきます。映画「バスケットボール・ダイアリーズ」の原作です。
-
トレインスポッティング
アーヴィン・ウェルシュ(著) , 池田 真紀子(訳)
不況にあえぐ、スコットランド・エディンバラの街。若者たちには、仕事どころか、夢も希望もありません。ドラッグや暴力、セックスに明け暮れて、生き急ぐような日々を過ごしています。映画版が有名ですが、原作はさらに、それぞれの若者たちの閉塞感や、やり切れなさを詳細に描いています。
-
69 sixty nine
村上 龍(著)
1969年。主人公は佐世保市の男子高校生。同級生のマドンナ的な女子の気を惹こうと、友人たちを巻き込んで高校をバリケード封鎖して、停学になります。停学が開けると、他校の生徒も巻き込んでフェスティバルを実行し、大成功。主人公の徹底したポジティブさ、適当さ、ときおり垣間見える繊細さのバランスが絶妙です。
-
上海ベイビー
衛 慧(著) , 桑島 道夫(訳)
上海に住む主人公の女性は、カフェでウェイトレスをしつつ小説を書いています。美しい容姿の恋人と同棲し、彼と上海のナイトシーンを泳ぎまわります。とあるパーティーでドイツ人の男性と出会い、恋人には内緒で情事を重ねますが・・・。上海の最先端で生きる彼女の姿が、どこか痛々しく感じる小説です。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です