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一度始めたらやめられない!園芸の深みにハマった人たちの本
「園芸」と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?優雅で穏やかな紳士淑女が好む趣味、といった感じでしょうか。でも実は園芸はとっても怖いものなのです。なぜなら育てれば育てるほど、知れば知るほど、植物の魅力を次々に発見してしまい、その道から抜け出せなくなってしまうから。そんな園芸にハマってしまった人たちの本を紹介します。
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あくまで「ベランダで育てる」という信条をもつ著者のいとうせいこうが、都会での植物との暮らしを綴ったエッセイです。ユーモラスに擬人化されて語られる植物たちは、もはやマンションの同居人のよう。本書を読むと、それまで種としてしか見えていなかった植物が、一つひとつの個性をもっているかのように見えてきます。
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植物の神秘生活 緑の賢者たちの新しい博物誌
ピーター・トムプキンズ(著) , クリストファー・バード(著) , 新井 昭広(訳)
コミュニケーション能力があり、音楽に好き嫌いがある。そんな植物のもつ信じられない能力について、約600ページにわたって書かれた大著です。サブタイトルに「緑の賢者たちの新しい博物誌」とあるとおり、本書を読むと植物が物静かな賢者に見えてきます。これまで以上に植物をいたわりたくなってくる一冊です。
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植物になって人間をながめてみると
緑 ゆうこ(著)
人間は植物を長らく利用して暮らしてきたつもりになっていますが、実は植物が人間を利用してきたのだとしたら・・・。園芸家の方々は本書を読むと、植物に対する見方が180度変わってしまうでしょう。植物を育てているのではなくて育てさせられている、という視点から改めて園芸をとらえた目からウロコの一冊です。
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「昆虫記」で有名なファーブルですが、実は「植物記」も書いているのです。子ども向けに書かれた本であるため平易な言葉で、葉や根などの植物の仕組みから、園芸家にとってはおなじみの接木や挿し木についてまでわかりやすく説明しています。植物について、より深く知るための入門書としてうってつけの一冊です。
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