退屈で続かない・・・と思ったときに読んでおきたい家計簿の世界が広がる本

正しい家計管理は『自分と家族が現在も未来も幸せに暮らす』ために、家族が何に価値を置いているかを考えることから始まります。会社経理のプロである著書が、現状把握のための財産目録や収支家計簿、「価値ある支出」に基づく予算の立て方など、家計管理の手順を詳細に指南したのが本書です。家計簿の基本が学べる一冊になっています。

加賀藩御算用者であった猪山家の家計簿から、気鋭の歴史学者が当時の武士の暮らしを読み解いた一冊です。武士らしからぬ会計ノウハウをもつ猪山家の家計簿は、饅頭一つから詳細に記載され、給料や家族のお小遣い、そして当時の金融破綻や地価下落、リストラなどの社会問題も知ることができる、まさにタイムカプセルのような家計簿になっています。

シングルマザーである里里のもとに、古い家計簿が大量に届きます。それは不倫の末に心中したと聞かされていた、祖母のものでした。その家計簿からは戦争を生き抜いた祖母の慎ましい姿が見てとれ、ページをめくるたびに里里や周囲の人々の生き方が変化していきます。「家計簿は口ほどにものを言う」、ということを示した小説です。

ついつい買ってしまうお菓子や雑誌。これを10年間続けると、なんと100万円以上になるのだとか。「ムダづかいでは？」と感じている出費を1つ選び、買った金額を1行記入するだけでムダ遣いの金額がわかる、そんな家計簿術が書かれた本です。なんとなくお金が減っていると思った方は、本書を読んで家計簿をつけ始めてみてははいかがでしょう。

フリーカメラマンである著者が、『直感で結婚した』という24歳年上の夫はラッパーのECD。彼の月収は16万5千円で、家賃は11万円。小さな娘2人と猫3匹を抱えて始めた家計簿には、毎日2人の買ったものと日記が綴られています。妊娠や出産、子育ての喜びや苦しさ、夫への愚痴や感謝、日々の笑いと涙が記録された家計簿です。