ブックキュレーターhonto編集員
子ども?それとも仕事?妊娠・出産にまつわる女性の心をリアルに描いた本
結婚した後、女性の頭を悩ませるものの一つが「子どもを産むか」「働き続けるのか」。子どもが欲しい人、仕事を続けたい人、配偶者や両親が子どもを望んでいる人、とさまざまです。そんな女性たちのリアルな心情を描いた小説をご紹介します。物語を通して、彼女たちの気持ちに思いを馳せてみませんか?
- 8
- お気に入り
- 1924
- 閲覧数
-
産まない女
栗原 美和子(著)
中央省庁で働くキャリア志向の女性が主人公。彼女は産みたくないのに、その時々の恋人の子どもを妊娠しては中絶します。一方で、産みたくて仕方ないのに、子どもができない女性も登場し苦悩が描かれています。堕胎については賛否両論ありますが、産んでも、産まなくても、その人の価値は変わらないのだという作者のエールに共感できる作品です。
-
タイトル通り、女性の人生を左右する妊娠についての8つの物語。予想外の妊娠に戸惑う四十路の女性、血のつながらない子どもとの距離感に悩む登場人物、跡取りを待望され不妊治療に励む妻などのリアルな物語集です。どのような選択でも、悩んだ末の結果であれば自信を持ってよいのではないか、というメッセージが感じられます。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です