ブックキュレーターhonto書店員 高山瞳
気持ちをリセット!自信を無くした時に読みたい本
人生に悩んだ時、迷った時、手に取る本はありますか。本当は答えは出ているのに自信が持てなくて悩んだり、物事はいたってシンプルなのに考え過ぎてしまったり。自分の人生で岐路に立った時、何度も読み返したり、思い出すフレーズ、ありませんか。人生までは変えられないけれど、気持ちをリセットしてくれる本をご紹介!
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あさ/朝
谷川 俊太郎(著) , 吉村 和敏(著)
「カムチャッカの若者が・・・」ではじまる、谷川俊太郎の「朝のリレー」という詩が好きだ。小学生の時にこの詩と出逢って、「カムチャッカ」を地図で調べました。世界のあらゆる人に「朝」は平等にやってくるけれど、「朝」を迎えられる日は当然ではなく、とても尊いことなのだ、と感じられるようになったのは大人になってから。
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テレビドラマ化、映画化にもなった「ハゲタカシリーズ」1巻目。瀕死の企業を買収し、再生させながら利益を上げていく鷲津政彦は。強い信念を持って日本が抱える問題を解決しようとするその姿勢に、私はとても勇気をもらいます。ココロが折れそうな時、鷲津氏の姿勢を感じたくて読み返す一冊。
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ライター志望のアンドレアは、ファッション雑誌のアシスタントとして仕事をはじめます。悪名高い編集長ミランダとのバトルは必見!ファッションに興味の無いアンドレアがどんどんキレイになってファッション業界に馴染んでいくのですが、自分の本当の居場所ってここじゃない、と気付いた時、最後の選択はいかに?
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八月の六日間
北村 薫(著)
「人生、山あり谷あり」とよく言いますが、登山の行程は、山あり谷あり、そのものです。40歳目前の雑誌編集長の女性が主人公。忙しい日々に疲れた「わたし」が出会った登山。山は自分の心を解放してくれるんです。日常のざわめきから、自分を取り戻せる場所を持っている人間はきっと強く生きていける。
ブックキュレーター
honto書店員 高山瞳大学卒業後、出版取次、オンライン書店バイヤーを経て、ハイブリッド書店サービス「honto」の電子書籍サイト編成を担当。物心つく前から泳ぎ始め、オリンピックを目指すほど水泳にのめり込んでいたが、高校時代に出会った先輩から薦められた村上龍の『69』を読んで読書に開眼。 大学時代は、国文学を学び江戸時代の文学、特に「黄表紙」という現代のコミックのような読み物や松尾芭蕉の『奥の細道』に感銘を受けた。はまるととことん極めたくなる性質で、物語の舞台や作者の生誕地、影響を受けた場所を訪ね、作者の気分に浸るという趣味を覚える。好きなジャンルは、小説、エッセイ、ノンフィクション、実用書。電車の移動中や旅先では電子書籍で、自宅では紙書籍でといったようにハイブリッドに、そして、同時に3冊~5冊の本を気分に合わせて読み変えるというパラレル・リーディングで読書を楽しむ。
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