ブックキュレーター本が好き!編集部 和氣正幸
本をWEBで進化させるには
活字不足だ読書離れだとよく言われるが、WEB上に書いてある文字も「本」の延長線上だと考えられないだろうか?
そう考えると、本の世界とWEBの世界は遠いようで案外近いものだということに気づくことだろう。今回は変化が著しい本の世界の「これから」を考えさせてくれるような本を選んだ。
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これからの本屋 between reader and bookseller
北田 博充(著)
作家の誕生日ごとに本を選んで売る「BIRTHDAY BUNKO」など多くの企画で本を売った書店員さんが本を出した。著者が「これからの本屋」を担うと考える方々へのインタビューを中心に構成されている。書店をめぐる状況が厳しいいまだからこそ読みたい。
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『これからの本屋』がリアル書店をベースに考えているとしたら、こちらはWEBと本の融合について考えた本。海外の事例を中心に紹介されている。本がすき!にも活かしたい内容がたくさん。本とWEBについて知りたい方は必読である。
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アジャイルサムライ――達人開発者への道
ジョナサン・ラスマセン , 西村直人 , 角谷信太郎 , 近藤修平 , 角掛拓未
WEBサイト運営をするためには開発の考え方について知らなければならないと手に取った本。発行は2011年といささか古いがアジャイル開発を学ぶための入門書として読むには問題ない。楽しませてくれる仕掛けに満ちているのも入門者にはうれしい。
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まちの本屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す
田口幹人(著)
本スキの間では有名な書店・さわや書店フェザン店の店長による著書。個人で営業する小さな本やでも、全国展開の大型書店でもなく、地域に根付いた大きな本屋である同店の店長が考えること。書店が小売業である以上、売り方については考えなくてはいけないわけで、そのための試みや考え方を含め勉強になります。
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「ミスター・ペナンブラの二十四時間書店」の謎をエンジニアである主人公がそ解き明かしていく、といったストーリー。まさかの古書店×エンジニアという組み合わせを無理なく、遺憾なく発揮して物語を盛り上げていく。書店とウェブなどの最新技術との関係について考えるにはうってつけの本。
ブックキュレーター
本が好き!編集部 和氣正幸書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」(http://www.honzuki.jp/)の運営を行う編集者。出版ともウェブとも無関係の業種から「ウェブと本に関わる仕事をしたい!」という思いで転職。好きな本の仕事を通して刺激的な毎日を送る。「本が好き!」の運営の傍ら、本屋を応援する活動「BOOKSHOP LOVER」も主宰している。本屋の本・本の本、写真集・写真論、ウェブ関係の本を通勤や風呂に入りつつ楽しむ。息抜きをしたいときはマンガを衝動的に購入する。趣味は街歩きと好きな装丁の本を集めること。
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