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理解することはまず知ることから!はじめてのイスラム本
今後、ビジネスや観光などでイスラム教徒に知り合う機会は増えていくでしょう。イスラムというと、なんとなく怖いイメージが先行してしまうかもしれません。しかし、偏見を持たずにグローバルな視点でコミュニケーションをとっていくことが必要とされます。紹介する本で、まずはイスラムの文化や宗教に触れてみませんか。
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図説・ゼロからわかる三大宗教の読み方 キリスト教 イスラム教 仏教
茂木 誠(著) , 世界情勢を読む会(著)
駿台予備校の講師が書いた、3大宗教(キリスト教・イスラム教・仏教)の違いがわかりやすくまとまっている本です。イスラム教の項目ではイスラム教の歴史や時事問題、イスラム教徒の生活習慣などについてコンパクトに書かれています。第1章に書かれている基礎知識と第3章の「日本人が知っておきたい5つのこと」は必見です。
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イスラム圏で働いた人々と、日本でイスラム圏観光客メインの旅行会社を経営する人など、13人の体験が書かれた本です。イスラム圏は中東から東南アジアまで範囲が広いですが、この本では地域ごとのイスラム、およびその文化の特徴を知ることができます。13人中、3分の1は女性ですので、女性ならではの目線で見た情報も得られます。
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本書では、日本に住む日本人イスラム教信者が多く取り上げられています。学校や会社のなかで、イスラムの教えを守りながらどのように生活しているか、具体例をもとに書かれています。女性のイスラム教徒はなぜスカーフをかぶるのか、一夫多妻制は未亡人を救うために生み出されたなど、目からうろこの情報もあります。
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イスラームから考える
師岡 カリーマ・エルサムニー(著)
エジプト人と日本人のハーフである著者によるエッセイ集です。アラブの人々は日本人以上にアメリカの文化にはまっていて、アメリカの中東政策批判とは別次元で考えているなど、ステレオタイプなイスラムに対する見方が変わります。巻末に掲載されている対談にある、美容院の男性のエピソードは、国際交流のヒントになりそうです。
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刺繡 イラン女性が語る恋愛と結婚
マルジャン・サトラピ(著) , 山岸 智子(監訳) , 大野 朗子(訳)
本書には、男子禁制の女子会で語られる衝撃の話の数々が紹介されています。特に、タイトルの意味を知ったら驚くこと間違いなし。イスラムの国の女性のイメージが、ガタガタと崩れ落ちることでしょう。男性にはちょっと刺激がきつすぎるかもしれません。いずれの国の女子会の話題も、そう大して変わらないのかもしれません。
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