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読んだらきっと行きたくなる!日本人が書いたチェコの魅力が味わえる本
チェコと聞いてすぐに思いつくのは、どんなことでしょう?ヨーロッパの国、元チェコスロバキア、プラハ、世界遺産、モルダウ、カフカなどでしょうか。チェコには有名な作家が何人もいますが、一味違ったチェコの魅力が味わえる日本人が書いた本を紹介します。さまざまな角度でチェコに触れるこれらの本を読めば、きっとチェコに行きたくなります。
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ビールと古本のプラハ
千野 栄一(著)
本書は、チェコ語の専門家である著者が通った、チェコのビアホールと古本屋のお話を中心にしたエッセイ集です。いつまでも変わらない常連であふれるビアホールと民主化後に一気に変わった古本屋の対比がおもしろいです。ビール好きならば、著者オススメのビアホール・黄金の虎(ウ・ティグラ)に、行ってみたくなるでしょう。
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プラハの春 上
春江 一也(著)
1968年の民主化運動・プラハの春の時代を舞台にして、国交のない日本の外交官と東ドイツ女性の禁じられた恋をからめたサスペンス小説です。プラハの春の英雄・ヤン・パラフなど実在の人物も多く登場するので、歴史小説としても読むことができます。読んでいると、激動の時代を追体験できること間違いありません。
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チェコ神学を深く勉強するため外務省に入った著者ですが、なぜかロシア勤務に。語学研修のため訪れたロンドンで、亡命した書店オーナーと知り合い、チェコの書物や宗教、政治など多岐に渡って濃密な会話を繰り広げた回顧録。チェコの名物料理やお酒をたしなむシーンでは、思わずゴクリ。知的好奇心を満たしたい方にオススメです。
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チェコA to Z +プラハ旅日記 Real Czech
鈴木 海花(著) , 中山 珊瑚(著)
AからZに沿って、かわいいものを集めた女子向けのチェコガイドブックです。手描き地図やイラスト、写真が満載で、見ているだけでチェコに行きたい気分になってきます。テレビのヨガ番組や、お天気お姉さんの紹介というマニアックな項目も。旅日記や簡単なチェコ語、基本情報も載っていますので、旅のお供にもぜひどうぞ。
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りんごの木の村で チャルカが旅したチェコのガラスボタン物語
チャルカ(著)
大阪にある東欧雑貨店チャルカのオーナーは、チェコのガラスボタンに魅かれ、ガラスボタンの産地・ヤブロネツ(日本語で「りんご」の意味)をたびたび訪れます。本書はその旅日記。村のガラス工房やガラスボタン博物館、アンティークガラスボタンの紹介、村人のインタビューや料理レシピなどもあり、ぎっしり魅力が詰まった一冊です。
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