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怖いもの見たさにご用心!狂気・悪意が心をつかんで離さない本
日常でも触れることはある狂気・悪意。それが非日常で、度を超えたものであれば、目を向けられないほどの恐怖を感じ、嫌な感じが心をつかんで離れなくなってしまうでしょう。しかし、一度それらの狂気・悪意を見てしまうと、どこに向かい、どう収束するんだろう?と怖いもの見たさで惹かれていくのも確か。そんな狂気・悪意にとりつかれる本を紹介します。
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主人公が、東京から片田舎の中学校に転校し、そこで眼帯をつけた謎の少女・見崎鳴と出会うところから物語がはじまります。クラスが呪われて、徐々に呪いが学校中に広がってしまいまう事態に・・・。呪いにかけられた人間たちは、通常ではあり得ない壮絶な死に方をします。この悪夢の先に救いはあるのか?と、心を鷲づかみにされます。
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殺人の門
東野 圭吾(著)
主人公・田島が、子どもの頃に倉持と仲よくなったことから展開していく物語。話が進むにつれて、田島は倉持に対して憎しみを募らせていくのですが、なかなか殺人までは至りません。悪意を向けられ湧き上がった感情の積み重ねが、殺人という行為に及ぶのか、それとも許すのか、感情の行方が気になって仕方ない小説です。
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6件の殺人を犯した蒲生稔が、現行犯で逮捕される場面から物語がはじまります。蒲生稔とその母親、蒲生稔を追う元刑事、3人の視点で語られる物語。殺人に至るその前後の描写は、目を背けたくなるレベル。この狂気に行き着く過程を知ったとき、呆然とするような衝撃が心に残るでしょう。
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