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確立された文章表現の世界!独特の節がクセになる小説
文章には決められたルールがあり、正しい書き方というものがあります。しかし、作家のなかにはそのような既成概念を超越した、独特の個性を爆発させる文章の書き手もいます。読むと影響されてしまいそうな特徴的なリズム、テンポ、節回しを駆使して書かれた、独自の文章がつくる世界観をご堪能ください。
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筒井康隆をSF作家としてしか知らない方は、衝撃を受けること必至。評論家だけが在籍する架空のプロダクション「梁山泊」のお話です。珍奇な設定以上に表現が秀逸。遠慮、体裁、世間体、本書には一切ありません。怒涛の皮肉とブラックユーモア、人間の醜い部分を、これでもかというほど汚く描いたパロディ満載の怪作です。
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孤島の密室で行われる殺人事件、すべてを記憶するサヴァン症候群の少女、筋書きは正統派ミステリーです。しかし特筆すべきは、文章表現にあり。装飾過多といっても過言ではない、膨大な量の言葉遊びと皮肉。パロディ表現は多彩、ネーミングは特異、強烈すぎる個性で読み手を選びますが、ハマれば中毒は確実です。
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