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日本からはまだまだ遠い!?アフリカを学び、アフリカから学ぶための入門書
日本からは、心理的にも物理的にも遠いといわれるアフリカ。アフリカはかつて、発展途上国の代表として語られてきました。現在、経済発展が目覚ましいともいわれるアフリカについて、私たちはどれだけ知っているのでしょうか。アフリカについて学ぶことができ、また、アフリカを学ぶことで国際援助のあり方や政治経済を学ぶことができる本を集めました。
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1965年から1971年にかけて、ルワンダ中央銀行の総裁として赴任した服部正也の目を通して、アフリカの一国家の経済や民族対立などが語られます。もはや国家の建て直しともいえる難題に挑戦した、服部正也の苦悩。そして、国際支援のあり方や民族対立の源泉について、冷静な視点で学ぶことができる良書です。
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本書の特徴は、アフリカ研究者へのインタビューを通して、アフリカとの関わり方や文化などを学べるところにあります。インタビュー形式のため、農業や援助、文化などがわかりやすく掘り下げられています。アフリカ研究を決めた動機や経緯も語られるため、アフリカと関わろうと考えている人にぜひ読んでほしい一冊です。
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「貧困」や「民族対立」などといった典型的なアフリカ観に対して、アフリカの現状との違いを伝えてくれるのが本書です。また、こうした典型的なアフリカ観がどのようにマスメディアによって伝えられるのか、こうしたアフリカ観がなぜ拭えないのかまで踏み込んで説明しています。アフリカ関連の報道の見方が変わります。
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ジンバブエで、なぜハイパーインフレが起こったのか、南アフリカの犯罪率はなぜ増加しているのか、そして、中国のアフリカ進出による弊害など・・・。アフリカの負の側面に着目し、その原因となった国家のあり方について解説しています。そうした国々で生きる人々の姿を通して、アフリカに希望を見ようとする一冊です。
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