乗り過ごしにご注意！舞台となる「鉄道」の世界に引き込まれる小説

キシャツーとは汽車通学のこと。北海道の田舎を走る一両編成の電車に乗って通学する女子高生の青春を描いた小説です。自分も海岸線を走る電車に乗り、一緒に通学している気分が味わえます。さわやかな読後感なので、電車に揺られながの朝の読書にオススメです。

ある鉄道会社に務める若い鉄道員が主人公の、鉄道会社を舞台にしたミステリー小説です。ミステリー小説といっても、お話は重大な忘れ物や幽霊の噂といった日常の謎について。読み終わると、いつも電車を支えてくれている駅員さんが、身近に感じるかもしれません。お仕事小説としても楽しめます。

電車をきっかけにしたタイムトラベル小説です。主人公が地下鉄に乗って、永田町の駅から出ると、そこに広がっているのは30年前の風景。父に反発して自殺した兄が現れ・・・その姿を見て主人公が感じることとは？家族愛の物語に感動するので、ハンカチ必須です。地下鉄に乗っているときに読むと、より臨場感が増すでしょう。

関西を走る阪急電車・今津線を舞台にしたオムニバス。各駅名がタイトルになっています。8駅15分しかないローカル線のなかで、乗り合わせた乗客たちの人生が少しずつ重なり、明るい結末へと向かっていきます。恋愛小説としても楽しめるので、あたたかい気持ちになりたいときにぜひどうぞ。

鉄道をきっかけにしたファンタジー小説です。奥多摩の廃路線を尋ねた主人公が、鉄道マニアの老人と出会い、親交を深めます。しかし「まぼろしの廃路線」の話をした後、老人は行方不明に。老人の行方と、廃路線をめぐって主人公は謎解きに挑みます。思わず、廃路線をめぐる旅に出たくなるでしょう。