ブックキュレーターhonto編集員
過酷な状況にも負けない!重いテーマでも読みやすい闘病記
病気と懸命に闘う人々の姿を描いた闘病記。気軽に読むには少々敷居が高く、敬遠している方も多いのではないでしょうか?しかし、闘病記を書く著者は「その病気について1人でも多くの人に知ってもらいたい」と願っているもの。そこで、エッセイ風だったり、イラストが多かったりと、はじめてでも読みやすい闘病記を集めました。
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認識障害で人の顔にヒビが入る、幻覚で病室に黒い大きなとかげが見える・・・。その独特な症状の描写で、話題が話題を呼びWEBで大反響を起こしたWEB漫画を書籍化した本書。絵描きの著者は日頃の無理がたたり、自宅で心配停止に陥ります。奇跡的に一命をとりとめた著者が回復までに見た景色を、簡素な絵と会話文で表現しています。
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困ってるひと
大野 更紗(著)
大学院に通う女子が、ある日突然、原因不明の難病を発症・・・。その様子を記した闘病エッセイです。過酷な状況を描写しつつ、ユーモアを失わないその文章が、読み手に自然とページをめくらせてくれます。本書には、温かい笑いと救いが満ちています。
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楽天的闘病論 がんとアルコール依存症、転んでもタダでは起きぬ社会学
前田 益尚(著)
現役の大学教員がガンを発症し、それを乗り越えたのですが、今度はアルコール依存症を発症します。そして、またもやそれを乗り切る。そんな波瀾万丈の闘病生活を「楽天的に」乗り超えた著者。目を覆いたくなるような症状のはずなのに、著者の文章は「楽天的」なエネルギーで満ちていて、気負いせずに読み進められます。
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全然大丈夫じゃない!
田坂 真理(著)
「大丈夫ですか?」って・・・全然、大丈夫じゃなぁい!突然やってきた「視神経脊髄炎」。背中が死ぬほど痛い!足が動かない!そんな難病との闘いを、小学校の非常勤講師である著者が簡素でわかりやすい文章で綴った一冊。クスっと笑えて勇気をもらえる、最強の闘病記です。
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突然「死にたい」と真顔でつぶやく夫。最初は悪い冗談かと思っていたら、それがうつのはじまりだった・・・。うつと闘う夫を支える妻の姿が、ユーモアいっぱいに描かれています。自分だったらどうするだろう?そんなことも考えさせられます。ほとんどマンガなので、とても読みやすい一冊です。
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