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苦手な歴史が身近に迫る!?食べ物やお酒などの嗜好品で学ぶ世界史
砂糖や塩、お茶やチョコレートなど、今では身近にあふれている食材が初めて流通したとき、世界にどのような影響を与えたのか?そんなことについて書かれた本をご紹介します。学生時代に歴史が苦手だった人でも、これを読めば歴史に興味がもてるようになるでしょう。日常的に使っている食材が世界史に与えた影響の大きさに、ビックリするはずです。
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「塩」の世界史 歴史を動かした小さな粒 上
マーク・カーランスキー(著) , 山本 光伸(訳)
砂糖よりはるかに人間に必要な「戦略物資」、それが塩です。塩は保存にも使われるし、「清めの塩」など儀式でも使用されます。そんな塩はどのように世界をめぐってきたのか?塩をめぐって各国はどのような対立を起こしてきたのか?「食」の分野に強い米国のノンフィクション作家が、壮大な塩の世界史に迫ります。
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カカオから作られるココアが、かつて苦い「薬」だったことをご存知ですか?そのココアがヨーロッパにわたり、砂糖と混ざり合って「チョコレート」というお菓子になる。『砂糖の世界史』とあわせて読むと、重なる部分もあり、世界史への理解がより深まるでしょう。ゴディバやキットカットなど、身近なチョコレートの歴史も描かれています。
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フランスでは「お菓子」が、政治や経済、宗教、文化などと、とても深い結びつきがあることを記した一冊。マカロンはイタリアからフランスに嫁入りした女性によって伝わり、チョコレートはスペインの王女がフランスに嫁いできた際に伝わったという。「お菓子」の歴史を振り返りながら、フランスの歴史が学べてしまう楽しい一冊。
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同じ葉から作られる緑茶と紅茶。東洋と西洋では「茶」のあり方や認識がなぜ異なるのか?など、日常生活で浮かんだ疑問から、世界文化史について書かれた本。明治期に国が日本茶を輸出品にしようと画策したものの、どうしてうまくいかなかったのか?そんな事例を追っていくうちに、世界史の勉強ができてしまいます。
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