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意外と知らないことばかり!?アメリカ合衆国の本質を知るための本
折に触れて、何かと世界を騒がせているアメリカ。はたから見ると、ときに常軌を逸しているようにも見えることもあります。よく知っているようで謎に包まれている部分も多いかの国の、国家としての核心と、その行動原理が理解できるようになる本を紹介します。どの本も目からうろこの事柄が書かれた、良書ばかりです。
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19世紀のフランスの政治思想家によるアメリカ論。アメリカを旅した経験を生かしながら、アメリカの根幹となり、ときには揺るがす民主主義の制度を分析しています。アメリカがどういう国家として始まり、今に至っているかを知るにはもってこいの一冊です。1835年に刊行された本ですが、著者の描くアメリカ像は今でも本質を突いています。
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アメリカ紀行 上
ディケンズ(著) , 伊藤 弘之(訳) , 下笠 徳次(訳) , 隈元 貞広(訳)
19世紀イギリスを代表する小説家によるアメリカ旅行記です。持ち前の観察眼で、まだできて年月も経たない新しい国アメリカの風俗、風土、社会制度を、母国イングランドと比較しながら分析。また、独自の批評眼で早くもアメリカの奇妙さをユーモラスに、皮肉っぽく評してもいます。何より、読み物として無類のおもしろさを誇っています。
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〈株〉貧困大国アメリカ
堤 未果(著)
アメリカの現状を報告した一冊です。国民の生活や生命までをも左右する医療や軍事、保険事業などがことごとく民営化され、株式会社化されてしまったアメリカ。その影響により国家制度そのものが、破綻に向かいつつある現状が詳しく紹介されています。一読では信じがたい内容ばかりですが、どれも事実なのです。
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米在住の映画評論家によるアメリカ批評集です。俗語から見えてくるアメリカ社会を、その辛辣な舌鋒でもってぶった切ります。あまりに激しくて思わず笑ってしまうような内容ですが、いくらかそれを差し引いても、現代アメリカはそうとう病んでいると思わされるでしょう。また、そこに現代の日本社会を彷彿するようにも書かれています。
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