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時代小説だけではない!池波正太郎の魅力を味わう本
池波正太郎の本を読んだことがない方は、テレビの時代劇ドラマの原作者という印象が強いかもしれません。しかし、それだけではありません。食・映画などさまざまな物事に精通しているので、「時代小説よりも彼の書いたエッセイが好き」という読者も多いです。そこで、池波正太郎の多面的な魅力を知ることのできる本をセレクトしました。
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あるシネマディクトの旅
池波 正太郎(著)
40数年フランス映画を見続け、フランスの地理関係にも詳しくなった池波正太郎。フランス映画に関する本を書くため、初のフランス旅行に出発。本書には4年間で3回訪れたフランス旅行の記録が収められています。「旅は道連れ世は情け」をそのまま地で行くような旅は魅力たっぷり。著者による挿画も見どころの一つです。
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食通でも知られる池波正太郎。本書には、彼のいきつけの店がたくさん掲載されています。口絵の各店の料理写真を見たら、お腹の虫が鳴き出すかも。東京を中心に京都・大阪・名古屋・パリなど、いろいろな場所の名店が紹介されているので、きっと読み終わったら、本書片手に旅に出てみたくなるはずです。
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おもしろくて、ありがたい
池波 正太郎(著)
本書は『鬼平犯科帳』をはじめとした55冊の著作の文章のなかから、「人間という生きもの」「リーダーの条件」など10個のテーマ別にセレクトされた文章で構成されています。池波本のエッセンスが詰まった本書は、はじめて彼の本を手にする人にもオススメです。折にふれて何度でも読み返したくなる金言にあふれています。
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何度も時代劇ドラマの原作になっている、池波正太郎の代表作です。「鬼の平蔵」と恐れられている火付盗賊改方・長谷川平蔵が主人公のこの小説。長谷川平蔵は武道に通じていてすご腕ですが、若いときには放蕩を尽くし、人間くさい一面も魅力です。第1巻では、8つの話の登場人物が少しずつリンクして描かれているのも見ものです。
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