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実はファンタジーも書いていた?東野圭吾のファンタジックな小説
推理小説を対象にした江戸川乱歩賞を受賞してデビューをはたし、これまで数多くのミステリー小説を発表してきた東野圭吾。そんな彼が、いくつかファンタジックな小説を執筆していることはあまり知られていません。ここでは東野圭吾が描く、ファンタジックな小説を紹介します。日常のなかにファンタジー要素を少しの加えたものばかりです。
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秘密
東野 圭吾(著)
妻と娘が事故に遭い、病院に駆けつける平介。妻は亡くなってしまいますが、娘は一命を取り留めます。ただ、目を覚ました娘がおかしなことを言い出すのです。なんでも、自分は娘の藻奈美ではなく妻の直子であるのだ、と・・・。本書は、娘の体に妻の魂が宿るファンタジー小説です。歪な親子関係の先に衝撃的な結末が待っています。
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時生 新装版
東野 圭吾(著)
不治の病で今にも亡くなろうとしている時生。父である拓実は、20年以上前に産まれてもいないはずの時生と会ったことがあることを思い出し・・・。本書は、青年だった頃の父のもとに時空を超えて会いに来る息子の物語です。2人の関係性がおもしろく、笑えて泣ける物語となっています。
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パラドックス13
東野 圭吾(著)
ある日、世界を「P-13現象」という謎の現象が襲います。その現象に巻き込まれた警察官の冬樹は、気がつくと荒廃した東京に立っていました。そこには冬樹の他にも何人かいて・・・。本書は、P-13現象に巻き込まれた13人が荒廃した東京で生き抜く物語です。終始緊迫感が保たれ、手に汗握る人間ドラマになっています。
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パラレルワールド・ラブストーリー
東野 圭吾(著)
ある時、崇史は現実と自分の記憶に齟齬があることに気がつきます。消えた親友、改ざんされた記憶、恋人と自分の関係。こういった謎が徐々に明かされていく本書は、記憶の改ざんというファンタジー的な設定を、うまくミステリーに落とし込んだ小説となっています。現在と過去が交互に語られ、真実が明らかになる構成は圧巻です。
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