ブックキュレーターhonto編集員
フィクションだからこそ書けるこの思い。「3.11」を描いた震災の物語
2011年3月11日の東日本大震災は私たちに大きな影響をもたらしました。地震、津波、原発事故による放射能問題・・・。あまりにも複雑な出来事が重なり合い、人によって経験したこと、感じたことが大きく異なった「3.11」。報道だけでは語りつくせないさまざまな思いを、フィクションという表現形式を通して描いた物語を集めました。
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震災後、汚染の危険から立入禁止とされている海に潜るダイバー・舟作。違法と知りながらも、彼は依頼者のために海底から遺品を拾い集めます。自らも津波で両親と兄を失い、生き残ってしまった後ろめたさを抱えながらも、家族や依頼者とのつながりを通し、希望を見出していきます。心の復興の難しさについて向き合った一冊です。
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震災の爪痕が癒えぬ東北地方の小学校に派遣された教師の徹平。彼自身もまた阪神・淡路大震災の被災者であり、子どもたちや保護者たちと本音で語り合い、心を通わせていきます。被災者は弱い存在なのか、東電だけが悪者なのか、ボランティアとは何なのか、など被災者を取り巻くタブーにあえて切り込んだ渾身の一冊です。
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