ブックキュレーターhonto編集員
「観る」より「読む」から始めれば「能」はこんなにもおもしろい!
能を鑑賞したけれど、装束や所作、謡(うたい)の意味がわからず、ストーリーも理解できずに退屈した、という話を聞くことがあります。そんな方のために堅苦しい入門書や解説ではなく、クスっと笑ったりドキドキしながら読み進めるうちに、気がつけば日本が世界に誇る伝統芸能「能」を自然に楽しめるようになっている。そんな本を集めてみました。
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現代に生きる若き能楽師が主人公のコミックです。職業こそ特殊ですが、仕事上の迷いや悩みが頻発したり、ときには恋愛で凹んだりするのは普通の青年と同じ。その日常を通して能の演目、伝統芸能のしきたりやそれに携わる人たちの様子などが詳細な取材をもとに、能に馴染みのない人にもわかりやすく描かれています。
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「敦盛」「高砂」など、謡曲・狂言の代表的な作品を取り上げて、丁寧に解説してあります。要約、現代語訳、原文が掲載されているので、本書を読み込んでから鑑賞に臨めば話の流れがよくわかるだけではなく、「今、こういうことを言っている」と逐次理解することができて、おもしろさがぐんと増すはずです。
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能を観たことがなくても、「世阿弥」の名を知っている人は多いでしょう。その世阿弥が能芸術について論じた書が「花伝書」とも呼ばれる『風姿花伝』です。有名な「秘すれば花」という言葉をはじめ、本書に書かれている能の極意は、時代を超えて人間の生き方やビジネスにも大いに役立ちます。座右の書としている人が多いのも納得の一冊です。
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