小さな不正が大問題を招く!?ほんの出来心・・・を抱かないようになる本

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パッとしない生活に疲れるなかでつかんだ、ささやかな幸せ。それを保ち続ける方法として不正をすることを選んだ、銀行で契約社員として働く梨花。「後でどうとでもなる」彼女はそんな軽やかな気持ちで不正をして、実際に途中まではどうにかしてしまいます。幸せを求めたはずが破滅への道を突き進んでしまう彼女から、学べるものがあるはずです。

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なぜ論文を捏造する科学者が跡を絶たず、長い間見つからなかった捏造論文が後から発見されるのか・・・。そして、間違いを犯した人間だけが悪いといえるのか。科学者を取り巻く病的な環境から、科学者が捏造をしてしまう心理までをも克明に綴ったこの本から、自分や周囲が「不正」に巻き込まれることを未然に防ぐヒントを得ることができるでしょう。

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この本は日本の名立たる企業の不正を取材し続けた著者による「不正の事例集」です。現実にあった不正の一つひとつをまるで目の前で起こったことのように錯覚させる著者の語り口は、不謹慎ですが滅法おもしろく、不正が遠い世界の話ではないことを感じさせてくれます。正しくない方向へ流れそうな心を、引き締めてくれる一冊です。

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意義のあると思った行動を取ることは正しい行いであり、必ず繁栄をもたらす。この本から世界史をのぞけば、必ずしもそうは断言できないことがわかります。高い意識と大きな力をもちながらも、小さな間違いから大きな不幸を巻き起こしてしまった歴史上の問題児たちの生き様、そして死に様は、壮大な反面教師となり得ることでしょう。

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組織ぐるみの不正の後始末のために結成されたチームを描いたノンフィクションです。損な役回りといってしまえばそれまでですが、信頼して預けていたお金を取り上げられ悲嘆にくれる顧客のために奔走する登場人物たちの仕事には美しさがあり、同時に、不正がどれほど多くの人を不幸にするのか、ということを痛感させられます。