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生死をかけて激流のなかを生き抜く!手に汗握るリアル漂流記
ある日突然、ネットも電話も使えない海に、わずかな食料と水だけを持たされて1人放り出されたら・・・。想像するだけでパニックになってしまうのではないでしょうか?そんな状況をリアルに体験した漂流の記録が、まざまざと著されている本を集めました。絶望的な状況を生き抜く彼らの姿に、ハラハラが止まりません。
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漂流の島 江戸時代の鳥島漂流民たちを追う
高橋 大輔(著)
はじめに紹介した『漂流』、4冊目で紹介する「ジョン万次郎漂流記」の主人公が漂着したのは、同じ伊豆諸島の「鳥島」であるとされています。本書は、実際に鳥島へ渡り、先人の書き残した記録を頼りに漂着者の遺物を探るルポルタージュです。たしかなサバイバル生活の名残が次々に発見。そこから想像される壮絶さに唸らされます。
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「ジョン万次郎漂流記」は、実在した江戸期の人物の漂流から先の人生を追ったドキュメンタリー小説です。一介の漁師だった万次郎は、遭難時に異人船から救助されたことをきっかけに幕末の日米交渉に関わる要人にまでなります。生死をさまよう状況から一転して遂げる出世!スリリングでダイナミックな展開は圧巻です。
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エンデュアランス号漂流記
アーネスト・シャクルトン(著) , 木村 義昌(訳) , 谷口 善也(訳)
エンデュアランス号は、イギリスが南極大陸の初横断を目指して実際に派遣した探検隊の船です。渾身のドキュメントは、船が沈没するところからはじまります。生存者への取材はもちろん、隊員一人ひとりの手記を頼りに綴られた遭難の様子は、あまりにリアル。探検隊が味わったマイナス37度の寒さが、本を通じて伝わってきます。
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